薔薇の絵で有名なルドゥーテですが、薔薇以外にもたくさんの植物や、
花と昆虫がいる静物画を描いていたことを、この本で初めて知りました。
更に以前から大好きだった絵が、彼の作品だったことがわかり、
運命の出会いとでも言いたい感激に襲われました。
ルドゥーテの描く植物は、生き生きしているのにしなやかで、
香しく艶かしいその姿はまるで裸婦を描いているように思われます。
『バラ図譜』全３巻初版本を、最近日本人がオークションで手に入れた、
と雑誌で読んだのですが、それは国や県の美術館が買い取って、
国の宝として管理し、多くの人に見せるべきではないでしょうか。
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