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Sandro Botticelli: Life and Work ハードカバー – 1989/11/1
- 本の長さ336ページ
- 言語英語
- 出版社Abbeville Pr
- 発売日1989/11/1
- 寸法29.21 x 3.81 x 34.29 cm
- ISBN-100896599310
- ISBN-13978-0896599314
商品の説明
商品説明
サンドロ・ボッティチェリは、世紀を越えて最も愛されている画家の1人といえるだろう。だが、「春(プリマヴェーラ)」「ビーナスの誕生」「パラスとケンタウロス」に見られる直接的でわかりやすい美しさ、さらにその詩情あふれる構成と華やかな色づかいのせいで、かえって作品のもつ本来の魅力はわかりにくい。複雑なテクニックを駆使しながらも、このうえない上品さをたたえたボッティチェリの肖像画は、あの時代の彼ならではのきわめて洗練された感受性の産物なのだ。
1978年、ロナルド・ライトボーンが発表したボッティチェリに関する研究論文は、最も信頼のおける文献としてすぐさま衆目の一致するところとなった。ルネサンス期を代表する巨匠の生涯と作品を豊富な文献をもとに詳細に解説し、その比類なき名画にまつわる多くの謎を解き明かしたのだ。だが、同1978年に始まったボッティチェリ代表作の修復作業が進むにつれ、この画家の驚くべき技巧とまばゆいばかりの色づかいに対する再評価の声が高まり、ライトボーンは自らの研究を再度見直すという輝かしいチャンスを手にしたのである。
この改訂版の画集は、新たに判明したボッティチェリの種々の技法を学術的に分析した重要な1冊である。と同時に、細部に至るまで完全に彩色された、彼のサイン入り図版のほぼ全作品(217点以上)を、初めて色鮮やかなカラーで、しかもほとんどフルページにわたり再現した、実に意義ある作品集でもある。特に、システィナ礼拝堂のフレスコ壁画や新たに復元された数々の傑作からは、かつてないほどの力強いタッチがうかがえる。また本書の最後には、彼の素描やフラ・フィリッポ・リッピら当時の画家たちと共に工房で作成した貴重な作品集も収められている。
美があふれんばかりの本書は、フィレンツェの華、ボッティチェリの技術を余すところなく吟味し、例証した学術書である。システィナ礼拝堂の壁画や祭壇背後の飾り部分にほどこされたフレスコ画、あまりにも有名な肖像画、ダンテの『神曲』をモチーフにした絵画、非宗教画や神話画…。そのすべてにおいて、彼の献身的な仕事ぶりがうかがえる。
本書は、まずボッティチェリの家族やその少年時代、続くフラ・フィリッポ・リッピの工房における徒弟修行時代を取り上げている。次に、キャリアを積み重ねた彼がめきめきと頭角をあらわし、ついに1人の名画家として名を成した時代、さらに、システィナ礼拝堂のフレスコ画の完成に心血を注いだローマ時代を丹念に描きだす。
ライトボーンは慎重かつ鮮やかに、ボッティチェリの絵画と15世紀フィレンツェの複雑で矛盾した文化との関連性を明らかにしていく。当時のフィレンツェでは、人々は虚飾に満ちた生活を繰りひろげる一方で、独特の激しい情熱でキリスト教に敬けんな信仰を寄せ、古典的学問の追求にもいそしむ、という不思議な社会が存在していたのだ。ライトボーンは特に、当時強大な勢力を誇っていたメディチ家に代表されるフィレンツェの名門一族とボッティチェリとの関係に焦点を絞っている。そして最後に、丹念に描かれ情熱がほとばしるような作品が生まれた後期時代の考察で本書を締めくくっている。
登録情報
- 出版社 : Abbeville Pr; New版 (1989/11/1)
- 発売日 : 1989/11/1
- 言語 : 英語
- ハードカバー : 336ページ
- ISBN-10 : 0896599310
- ISBN-13 : 978-0896599314
- 寸法 : 29.21 x 3.81 x 34.29 cm
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