以下の論文を収めた論文集です。
1.ノストラダムス 16世紀ヨーロッパの証人 (樺山紘一)
2.フランス文学史の中のノストラダムス (高田勇)
3.フランス・ルネサンスとノストラダムス (村上陽一郎)
4.16世紀フランスの学芸の世界 (月村辰雄)
5.四行詩について (細川哲士)
6.16世紀出版文化の中のノストラダムス (宮下志朗)
7.ラブレーとノストラダムス (荻野アンナ)
8.ルネサンスの宇宙論と占星術 (桂芳樹)
9.天のしるしと神のことば―パラケルススにおける予言と預言について (岡部雄三)
10.ノストラダムスと医学のルネサンス (伊藤和行)
11.カバラとノストラダムス (竹下節子)
12.ノストラダムス物語の生成 (高田勇)
13.終末論の構造と預言 (村上陽一郎)
どの程度ノストラダムスと関わっているかは千差万別で、
ノストラダムスを真正面から扱っている論文もあれば、
本当に申し訳程度に最初または最後にちょっとだけ言及されているといった論文もあります。
ノストラダムスを一定以上扱っている論文は、1、2、6、7、10、11、12くらいです。
ただし、ノストラダムスを時代状況から孤立した特異な人物であるかのように捉えている人こそ、
とっつきにくいかもしれませんが、むしろ他の論文も読んでみる方が良いのかもしれません。
論文の水準には結構差があり、細かい誤りが目に付くものなどもありますが、
それでもそうそうたる専門家たちを「ノストラダムス」というフィールドに引っ張り込んだというそれだけでも
日本のノストラダムス現象において特筆すべき本だと思います。
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ノストラダムスとルネサンス 単行本 – 2000/2/18
樺山 紘一
(編集)
16世紀,予言とは科学であった.詩人,ペストと戦った占星術医学者,草創期ジャーナリズムの寵児となった予言者-巨人の精神を鍵としてルネサンスを開く.その複数の顔は,諸思潮のるつぼであった壮大な転換期を体現していた.魔術的世界観と科学精神,魔女狩りとユマニスムが共存した時代に,20世紀の遠い淵源を読む.
- 本の長さ330ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2000/2/18
- ISBN-104000018094
- ISBN-13978-4000018098
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
十六世紀人としてのノストラダムスの実像を明らかにし、その思考と著作を支える諸原理をヨーロッパ思想史の中に定置して、歴史上の意味を確定する。そして現代、ノストラダムスがなぜ特有の訴求力をもちうるのかを考察する。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2000/2/18)
- 発売日 : 2000/2/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 330ページ
- ISBN-10 : 4000018094
- ISBN-13 : 978-4000018098
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,011,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 472位フランス史
- - 2,759位ヨーロッパ史一般の本
- - 8,060位超心理学・心霊
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