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マッド・マネー: 世紀末のカジノ資本主義 単行本 – 1999/9/20

4.5 5つ星のうち4.5 5個の評価

多額の資金が瞬時に世界の金融市場を駆けめぐり,国家も国際機関も完全にはこれを制御できない現在,人々の所得,貯蓄,職までが,この市場の動向に大きく左右されている.前著『カジノ資本主義』でカジノ化した金融市場に警鐘を鳴らした著者が,市場が“マッド”になってしまった原因を診断し,今後のシナリオを提示する.
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商品の説明

メディア掲載レビューほか

"マッド・マネー"が行き交う金融マーケット。そこで繰り広げられる熱いドラマ
1997年の末,ウォール街の株式ブローカーが,大納会の商いでもらったボーナスを前に満面の笑顔をつくっていた。が,彼らだけが株式市場から手厚い報酬を得たのではない。投資銀行家やファンド・マネジャーにいたっては,その額は想像を絶し,えげつないほどの桁数であった。多額の資金が瞬時に世界のマーケットに流れいる様は,国家も国際機構も完全にこれを制御できない事態を招いている。グローバリズムを提唱する自由主義経済に生きる人間の宿命なのか。このような所得,貯蓄,仕事までが市場に左右され,予想を超えた不合理で常軌を逸した振る舞いを「マッド」とよぶならば,現在の金融マーケットは,まさしく"マッド・マネー"の行き交う戦場といえよう。

前著『カジノ資本主義』で金融市場に一石を投じた著者が,第2弾としてマッド化した経済システムの原因を追求,マネー・ロンダリングが引き起こす犯罪性にまで触れ,今後の行く末を確かな目で読み取っていく渾身の一冊である。 (ブックレビュー社)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
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ブックレビュー社

内容(「MARC」データベースより)

多額の資金が瞬時に世界の金融市場を駆けめぐり、国家も国際機構も完全にこれを制御できない現在、人々の所得、貯蓄、職までもがこの市場の動向に大きく左右されている。マッドと化した金融市場の診断と処方箋を示す。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (1999/9/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/9/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 379ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000021540
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000021548
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 5個の評価

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スーザン・ストレンジ
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上位レビュー、対象国: 日本

2009年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は前書『カジノ資本主義』の続編で,カジノ化する資本市場に蠢くお金を「マッド・マネー」と蔑称し,その危険性が多角的に論証されています.「歴史とメディアによって、ウォール街――あるいは、おそらく株式市場全般――が、国際金融システムにおける最大の弱点だという考えは広範な広がりを見せている。もし世界市場経済がつまずくことがあるとすれば、それはウォール街から始まるだろう」という文章からも,昨今のリーマンショックを鑑み,その先見の明を窺い知ることができると思います.

しかしながら,現実にリーマンショックは起こってしまいました.

死人に鞭打つようで恐縮ですが(著者は1998年に永眠),本書では,「第10章 だから,どうなの?」で「いくつかのシナリオ」が提示されていますが,具体的なアクションプランまでは提示されていません.どれほど早期に正確に金融危機を予測できたとしても,金融危機を防ぐことができなければ意味がありません.市場主義を肯定したマネタリストだけではなく,否定したけれど防ぐことができなかったケインジアンも同罪だと思うのです.しかし,ケインジアンは「だから言ったじゃあないか」と自身が如何に金融危機の以前に市場主義を否定してきたかを自賛し,金融危機の犯人探しに夢中です.

「ペンは剣よりも強し」と言いますが,いまこそ自ら剣を手に取り行動する経済学者が求められているような気がします.
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年10月12日に日本でレビュー済み
ストレンジ女史はまだ「グローバリゼーション」と言う言葉がなじみとなっていない1980年末に
前作「カジノ資本主義」を発表し、縦横無尽に世界中を駆け巡る資本移動がもたらす将来に警告を発した。
そこからさらに議論を発展させたのがこの「マッドマネー」である。
彼女の卓越した分析能力は今もなおその輝きを放っている。
現在ではこのテーマに関する本は大量に出回リ、
それこそあること無いことかいてやたら不安を書きたててるものも多い。
しかし、時代の流れをいち早く読んだ彼女の本書は、そのようないい加減な似非本とは明らかな一線を画している。
自由な資本移動によってはるかに不安定化した国際金融の世界が
私達にどのゆうな状況をもたらしているのかを克明に記述されている。
!もちろん、気軽に読める本ではない。
しかし挑戦のしがいはあるし、
今の大学生はこれくらい読まなきゃダメだろう。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年8月4日に日本でレビュー済み
 金融のグローバリゼーションは、世界経済にますます大きなリスクをもたらすようになっている。政治はこれをコントロールできなくなっており、いずれ破局が来る。著者のこの予言通り、本書出版の10年後にサブプライムローンに端を発する世界金融危機が発生、世界は大混乱に陥っている。しかも貪欲な金融機関の救済のための財政出動などにより、先進国はいずれも国家財政を悪化させ、そのしわ寄せは、これも著者の予測通り納税者、なかんずく弱者に最も大きくかぶさってきている。「なぜ俺たちが、あぶく銭を儲けたファンドマネジャーのしりぬぐいをしないといけないのか」と世界中の納税者が思っているに違いない。それでもマッド・マネーは止まることを知らずに、今でも世界をかき回し、実需に基づかない取引が、為替を乱高下させ、原油をはじめとする商品市場をカジノの場と化している。世界中の一般市民がこのカジノの影響に無防備にさらされている。全く理不尽だ。
 しかも、誰もが不正だと分かるタックスヘーブンも放置されたままだ。
 著者は、解決策を示さないが、如何に金融のグローバリゼーションが世界を揺るがす存在と化したか、しかもコントロール不能になっているかを歴史的に淡々と示す。
 主要国の意思統一の下、強力な国際的リダーシップの発揮なくして、これからも世界経済は安定しないことを痛感する。
 金融危機の起きる前に読んでおきたかった本だ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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