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魔女の法廷: ルネサンス・デモノロジーへの誘い 単行本 – 2004/1/20
平野 隆文
(著)
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魔女を火刑台に送った法と物語とは何か.悪魔学・魔女学の16世紀を代表する三つの書物を読む.魔女裁判マニュアル,近代的国家観に基づく魔女の存在証明の書,そして啓蒙よりは文学趣味をにじませた医学的魔女論―魔女を造形し,世俗の法廷へと召喚したテクストに,ルネサンス精神のもう一つの系譜を捉える.「書物としての魔女」論.
- 本の長さ356ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2004/1/20
- ISBN-104000021575
- ISBN-13978-4000021579
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
いわゆる悪魔の歴史や魔女狩りの実態などは直接の対象とはせず、ルネサンス期前後に時代を絞って、「魔女への鉄槌」「魔女の悪魔狂」など魔女学(悪魔学、デモノロジー)の書物の一端を紹介し、魔女現象を内側から照らし出す。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2004/1/20)
- 発売日 : 2004/1/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 356ページ
- ISBN-10 : 4000021575
- ISBN-13 : 978-4000021579
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,034,312位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,820位ヨーロッパ史一般の本
- - 26,752位宗教 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『知のミクロコスモス』にも寄稿していただいた平野先生は、先年病のために他界されました。本当に惜しい方を失くしました。本書は、平野先生の博論をもとにしたものだと思います。
2012年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
魔女の鉄槌、等の魔女狩り関連書籍の概要を知りたいと思い購入しましたが
内容は魔女狩りの時代に用いられた「論理」に関する解説が中心で
引用や解説も「魔女の鉄槌」「魔女の悪魔狂」などの内容や雰囲気を掴むには少ないため
魔女狩りそのものについて学ぶという意味では役に立ちませんでした。
魔女の鉄槌等が読解できるひと、読解した人ならばまた別の感想もあるかも知れません。
内容は魔女狩りの時代に用いられた「論理」に関する解説が中心で
引用や解説も「魔女の鉄槌」「魔女の悪魔狂」などの内容や雰囲気を掴むには少ないため
魔女狩りそのものについて学ぶという意味では役に立ちませんでした。
魔女の鉄槌等が読解できるひと、読解した人ならばまた別の感想もあるかも知れません。
2007年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「魔女裁判」の主題に関しては、有名なミシュレのものの翻訳を始め、既に様々な著作が日本語でも読めるが、本書は魔女裁判の第一級の資料、悪名高いインスティトーリス、シュプレンガー:『魔女の鉄槌』、ボダン:『魔女の悪魔狂』、ヴァイヤー:『悪魔による幻惑』の三冊を実際に取り上げ、その思想的背景を解明する試み。論述の言語戦略としてのレトリックに注目し、世界観の解明にも目を配りながらの叙述は、見事なもの! 魔女裁判の様子についてのドラマチックで、それこそ「物凄い」様々なエピソードを手がかりとした解明とは別に、裁判において『マニュアル』として扱われたテクストそのものをきっちりと読んでいくという点で、まさしく本格的な研究の第一歩と言うにふさわしいもの。本書においては『魔女の鉄槌』ではなく、むしろボダン−ヴァイヤー論争(実際はボダンによる一方的な攻撃)の解明が中心となっているが、この部分は圧倒的で、一気に読ませる。恐ろしく浩瀚な内容を切りつめ、圧縮して明快に論じる著者の腕前はかなりのもの。但し、本書は、読みやすくはしてあるが本格的学術書であり、この手の分野に関しては一通りの知識がないと、読み通すのにかなりの忍耐を伴うであろう。
2008年1月3日に日本でレビュー済み
著者がスコラ学に無知なまま議論を進めようとしているのが非常に大きな問題点である。スコラ学の議論における「異論」を「答え」とした(43ページ)、すなわち議論の前提が完璧に間違っているが故に、当然ながら後の議論のつかみどころがなくなっている。著者は『魔女の槌』のラテン語原文ではなくフランス語訳を利用しているが、著者が依拠しているアルマン・ダネのフランス語訳自体、意味のつかみにくいところを濁して訳していて信頼のおけないものである。もっとも解説(20ページ)を読めば、スコラの議論の進め方についても触れてあるので、やはり批判は本書の著者に向けられるべきである。これだけであれば、無知なままに無謀にも執筆をした著者と、このようなできの悪い本を出版した出版社を批判すればよいのだろう。しかし『魔女の槌』を扱った第1章は一般向けの語学雑誌に連載したものに加筆訂正した(286ページ)ものであり、「学問的方法論は敢えて採用せずに・・・多少エッセー風に綴」った本書であるから、当然のことながら対象は一般読者であろう。悪魔学を専門としている著者の「スコラ」批判の本書の議論が、実はまったく破綻しているのであるが、そのことに気づかない一般読者は「スコラ」に対して一層の偏見を持つことになるだろう。本書最大の欠点はこの点である。
追記
「あとがき」によれば、本書は白水社の語学雑誌「ふらんす」に連載された文章が元となっているようだ。確かにテーマは学術的ではあるが、書き方には随所に軽さが目立ち、専門の学術書というよりはマニアックな読み物と言った方がよい。
ところが、著者の博士論文を見て吃驚仰天!! 何と大元は東京大学より博士の学位を授与された学位請求論文であった。つまり、論文を審査した東京大学の教授陣は、誰一人として著者のスコラ哲学についての無知・誤りを指摘できなかったのである。東京大学の教授というのはこの程度の知識も持ち合わせていなかったのだろうか?
追記
「あとがき」によれば、本書は白水社の語学雑誌「ふらんす」に連載された文章が元となっているようだ。確かにテーマは学術的ではあるが、書き方には随所に軽さが目立ち、専門の学術書というよりはマニアックな読み物と言った方がよい。
ところが、著者の博士論文を見て吃驚仰天!! 何と大元は東京大学より博士の学位を授与された学位請求論文であった。つまり、論文を審査した東京大学の教授陣は、誰一人として著者のスコラ哲学についての無知・誤りを指摘できなかったのである。東京大学の教授というのはこの程度の知識も持ち合わせていなかったのだろうか?