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負ける建築 単行本 – 2004/3/25

4.0 5つ星のうち4.0 32個の評価

都心に屹立する摩天楼,郊外に建ち並ぶ一戸建て住宅群….社会や生活の変化にも不動の位置を占め,周囲の環境を支配し続ける20世紀型の「勝つ建築」は,その強さゆえに人びとに疎まれている.建築は,もっと弱く,環境等の諸条件を受け入れる「負ける建築」でなければならない….気鋭の建築家が放つ,未来の建築論.
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

都心の摩天楼や郊外の住宅群…。流動する生活を凍結し周囲の環境を圧倒する「勝つ建築」は疎まれ始めた。建築はもっと弱く柔らかくなれないのか。「負ける建築」の道を探る受動性の建築論。『建築雑誌』などの掲載をまとめる。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2004/3/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/3/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000021591
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000021593
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 32個の評価

著者について

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隈 研吾
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1954年、神奈川県横浜生まれ。1979年東京大学大学院建築学科修了。コロンビア大学客員研究員、慶應義塾大学教授を経て、2009年より東京大学教授(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『建築家、走る (ISBN-10: 4103335610)』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
32グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても良かったです。ありがとうございました。
2015年1月27日に日本でレビュー済み
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生き方の問題として建築が働きかける時代になってきます。
こちらでは、無理をしないで、このような自分で作った小屋を楽しんでいます
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月25日に日本でレビュー済み
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商品価格が、妥当ではない感じ。もう少し、安い価格が妥当だと思わせる商品だった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年12月24日に日本でレビュー済み
前々から読んでみたかったのですが、文庫化を機に手に取りました。
ひと言で言えば「もっと早く読んでおけばよかった」。
建築の話でありながら、歴史学であり経済学であり、心理学であり、マーケティング論でもある。
20世紀というものを「建築」という側面から見事に描き出す。
紛れもない傑作です。

コルビュジェやミースといった「巨人」たちも、著者に言わせれば「19世紀への逆行」となる。
丹下に至ってはさらに手厳しい。

というよりも、そもそも著者は「建築」というものが持つ力や幻想に対して、極めてシニカルに見てます。
20世紀に入り、どんな形にもなり得るコンクリートという「自由な素材」を手に入れた建築家たちだったが、結局は商品経済の中に組み込まれ、「自由」を放棄するに至る。
一見、斬新で圧倒的な建築「作品」も、結局はその文脈から逃れ得ない。
このような考えから、著者独自の「負ける建築」という発想に至るわけだが、この論が2011年の東日本大震災よりはるか前に書かれていることに驚かされます。

一方で、村野藤吾の「日本生命日比谷ビル」や、戦間期欧州で一瞬花開いた「デ・スタイル」の再評価なども興味深く、これら作品を著者の視点から改めて見直してみたくなります。
つまり、決して批判一辺倒の内容というわけでもありません。
(銀座の三愛ビルのように、批判なんだか愛なんだかよくわからないものもありますが)

2004年刊行の本ですが、古びていない、というより、まさに21世紀の予言書とも言えるほどに、今起きている問題を先取りしている内容でもあります。

読むほどに考えさせられ、なかなかページが進まない。
こういう本を読んだのは久々です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月10日に日本でレビュー済み
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建築を勉強している大学3年生です。
この本で、隈さんの近代建築史観が少し理解できた気がしました。
近代建築史の知識は少しは持っているつもりでしたが、この本を読むと、独自の観点からモダニズムやポストモダニズム等の流れを観察していて、とても面白かったです。
近代建築史の本を読んでいてもどうも腑に落ちなかったことが理解できることもあり、とてもためになったと感じています。
読みやすくまとまっているので、あまり気負わずに読めたのもよかったです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年6月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全編に隈研吾の世界が色濃く出ていて、
私、個人としては読み始めて1時間程度で飽きました。
内容は・・安藤忠雄が建築の精神を語るならば、
隈研吾は建築の歴史と進化や建築の意味を書いています。
イメージを育てたい方には不適だと思います。
イメージどころか、がんじがらめにさせられる勢いです。
サイズは19×13×2㎝
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年11月18日に日本でレビュー済み
建築家の著者は「負ける」建築を論じるが、上を目指すのは、旧約聖書のバベルの塔を志向する人間に対して、神は人間を離散させ、言語の区別を設けた。そこから意志疎通が困難になった人間は争い合うようになった。高さを求めるのは、人間が神を探し求める虚しい試みを意味し、神はその度に「負ける」定めを背負うことになった。超高層ビルはテロリストの標的になり、耐震構造が弱い。しかし、東京タワーは倒壊したことは一度もない。災害に「負ける」のは、山腹や崖の上、沿岸部の一軒家である。超高層ビルは意外にも倒壊しないのだ。津波によって流されることもない。浜辺にタワーマンションは立地しない。完璧な耐震構造を持つ建築物などこの世に存在しないのだ。上に伸びるのは、効率的な土地利用を図るためだ。「負ける」定めを「勝利」へと変えるのは諦めるべきである。自然災害に人間は無力である。それより被害を最小限に食い止める対策を考えるべきである。災害に「負ける」定めの山腹や浜辺の立地を変えるべきである。街中を走る高速自動車道も危険である。その老朽化対策も必要だ。
「IR」(統合型リゾート複合施設)の建設が進行している。カジノを備え、ほてる、ショッピングセンター、ゴルフ場、スキー場などを統合的に備えた複合型リゾート建築はどうであろうか?建物自体がギターの形をしたホテルや会議場。こういうリゾート建築は経営に「負ける(失敗する)」可能性があるのではないだろうか?
建築家である著者は色々な建築家の作品を写真で見せてくれる。これを見るのも本書の楽しみだ。建築はアートであることを著者が教えてくれる。本当に面白く、ためになる本だ。
お勧めの一冊だ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年9月22日に日本でレビュー済み
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 コンクリートがやわらかい思想性の現れだなんて、まったく冗談のような現実である。さまざまな考え方を、型を通して流し込まれたコンクリートが柔軟に対応して表現してくれる。コンクリートはその丈夫さとは裏腹に、人々の考えを柔軟に受け入れることを可能にしたのである。そして昨今のリホームブームが象徴する、共に成長する感覚。一度建てたものは、変わらない暮らしを僕らに強いていると思われていた。しかし、人間が成長していくことと同じように、建築物も変わり続けてもいいのである。そういう暮らしとともに修正が可能であることに、人々は目覚めたのかもしれない。建築は、人の為に存在する道を選んでいるのである。
 今後の建築の未来を考えてそういう結論を導き出したわけだが、だからこそ同時に僕らが向かうべき未来の提示にもなっている。僕らはどこにいこうとしているのか。その思索の手助けとして、時には建築のことも考える。それは極めて的を得た思考方法になりそうである。負けることは、他の世界でも十分に取り入れて活用できる戦略である気がする。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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