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ローマの哲人 セネカの言葉 単行本 – 2003/9/27

4.1 5つ星のうち4.1 91個の評価

2千年前に,こんなにも生き生きとした思想家がいた! 人生,貧困,死など,誰もが一度は突き当たるテーマをとりあげ,真に自由に生きることを説くセネカ.その文章は無類の魅力をもち,悩める人を力強く励ます.今まで日本ではあまり知られていなかったセネカの世界を,中野孝次が一挙に書き下ろす,現代人のためのセネカ入門.
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

人生、貧困、死など、誰もが一度は突き当たるテーマを取り上げ、真に自由に生きることを説くセネカ。その文章は無類の魅力を持ち、悩める人を力強く励ます。独自の訳と解釈による、現代人のためのセネカ案内。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2003/9/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/9/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000025856
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000025850
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 91個の評価

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中野 孝次
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普遍的な教養書が、最速で届けられるのは素敵。
内容も、実用的で、二倍素敵。
一般的な書店で売っていない書籍が。
簡単に手に入って三倍素敵。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、
中野さんによる「セネカの言葉」からの考察を交えた、
セネカの死生観の概説書である。

セネカは、
「死、自然、自由、生老病死、快楽、恐怖、不安、友情」といったテーマを扱い、
「人間いかに生くべきか」といった問いを投げ、自分自身と向き合っていく。

特定の一人に語りかける書欄体で、
特定の悩みに対して、ひとつの回答を出していく。
セネカは、手紙のやりとりで中で、
精神の糧が何であるかを明らかにしていく。
-------------------------------------------------------------------------------------
【1 世俗と距離を置く、捨てる(欲望と満足との関係性を知る)】
 (世俗、欲望から距離を置く)
  ・徐々に債務少なくしていき、距離を置く
  ・巻懐の人(時の政治にあずからず、さっさと隠れてしまう)
  ・国家より自分を、国家のために尽くすより(引退のすすめ)

 (欲望と欠如不足感、不自由をもたらすもの、快楽の実態を知る)
  ・外物に欲望-満足を求めれば、際限なく不足が生じる(空虚感、自己嫌悪、飽食、大量消費生産)
  ・多読は精神になんの追跡も残さなかった(多読の害)
  ・多忙に代わって新しい多忙、多忙は新しい不安を生み出す
  ・所有への執着、依存、清算消費サイクル(利益至上主義社会)
  ・国の外に出ても自分からは抜け出られない(外物への欲求)
  ・自分と自分の心にのしかかっている重荷をおろす(自己否定と不足感)
  ・問題は自分自身の裡にある

【2 無常を知る、足るを知る(知足、受容、内省、肯定)】
 (生老病死、災厄の無常を知る)
  ・死との折り合い、死のレッスン、死(自由)に対するけいこをせよ
  ・仕上げという意味の人生の終わり肯定
  ・よく死ぬことがよく生きることにつながっている(よき死、平然と死ぬ)
  ・死期はついでを待たず、死は近きにあり

 (快適さを手放す)
  ・貧の体験(精神の自由)
  ・ゼロに戻す、一個の裸の生存に戻すのが一番の療法
  ・空腹なら粗末なパンでも美味
  ・無事な安楽なを避ける
  ・「これがあの恐れていたことか」と振り返ることとなる
  ・快楽の断念、真の快楽へ

 (ゼロの状態に身を置くことで、精神の自由と足るを知る)(知足、脱執着)
  ・生のありがたみを常に知ることができる(断食、粗衣、粗住、身をゼロに置くことで)
  ・良寛の極度の簡素な生き方(草庵、托鉢、無一物)
  ・ゼロに身を置くから与えられた一鉢の米で感謝する
  ・寒さに無防備な草庵の冬を耐えるから春の訪れが誰よりも楽しく感じる
  ・ゼロに置く、ほんの僅かなプラスでもありがたくなる

 (受容と内省、肯定)
  ・人間いかに生くべきか、自分自身と向き合う
  ・死をためらわない、しっかりとした足どりで死の中に入っていく
  ・一日一日を人生最後の日と思って生きる
  ・己自身と向き合う
  ・自分が自分を全肯定

【3 無為、空、閑暇、知足、自由を知る(1と2から生まれたトレードオフ)】
 (無為の中、自足して生きる、充足して生きる)
  ・閑暇と無為、哲学と怠惰を知り、身を置く
  ・読書、古今東西、叡智を交えての対話
  (空、縦横無尽に歩き回ることができる途方もなく大きな開かれている時間帯)

 (無為、閑暇、即心是仏、知足、自由、1とのから生まれたトレードオフ)
  ・生きた長さではなく、いかによく生きたかどうかの質の問題(人生の短さについて)
  ・満足して、充実していきたかは当人の心がけ次第、心が素質を育てる
  ・幸福は自分の心の中にある(穏やかさ、凪ぐ)
  ・行為によって、充実、幸福、人為的時間から切り離された状態を体験(今ココに) 
  ・あらゆる欲望の外にいる人間に、それ以上何が不足だというのです?(知足)
  ・自分のものを全て手中にしているものに、それ以外何が要るというのです?(自由)
  ・一日一日が日々の連なりの終わり、今日一日が生涯の完了、一日にが全生涯(知足)
  ・「わたしは十分いきた」と自分に言い聞かせることができる人ほど(知足)
  ・世界の果て追放されようが、私の故郷は全世界(無我)
  ・誰のためにも生きていない無為からの自由(無我)
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 【自分の人生の構造を知る、自分の人生で生き死ぬ】
  ・自分の生を全体を握る(論理、感情、引退)
  ・自分の権内にあるもの、感情、考えること
  ・外物に奪われない安らかな心
  ・楽しき貧しさはうるわしきかな
  「足ることを知らば貧といへども富と名づくべし、財ありとも欲多ければこれを貧と名づく」
  (往生要集、源信)
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1章 マルキアへの慰め
2章 人生の短さについて
3章 道徳についてのルキリウスへの手紙
4章 へルヴィアへの慰め
5章 幸福な人生について
6章 心の落書きについて
7章 閑暇について
8章 神意について
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本の著者の中野孝次氏を知ったのは、すでに亡くなってからでした。その著作の虜
になり、残された本をたくさん読みました。その中でもこの"ローマの哲人セネカの言
葉"は、私の心に響くものがありました。

◯人間は死すべきものとして生まれてくる
◯人生の価値はその長さにはない。1日1日を全力で生きたものが良く生きたと言える。
◯死はあらゆる苦痛の解消であり、終焉である
◯所有の少ない人ではなく、渇望の多い人が、貧しいのです
◯自分は幸福ではない、と思う者は、幸福ではない
◯何をするにせよ、速やかにまた肉体から精神に帰りたまえ
◯君が精神の自由を保ちたいなら、貧乏であるか、貧乏の真似をするのがいい
◯外国旅行が役に立たなくても驚かない。君は同じ自分を引きずっているのだから
◯進歩の大きな部分は、進歩しよとする欲することにあります
◯人は生きているかぎり、いかに生くべきかを学び続けなければなりません
◯君を道徳的に善になしうるものは、すべて君の内にある
◯正しい行為の報酬は、それを行なったことの中にある
◯我々がそれが出来ないのか、「それが出来ると自分を信じないからだ」
◯最も害があるのは、ただ先行者に従って行くことです。他人に従って身を律すれば
 破滅あるのみです
◯大勢が集まるということ自体、それが最悪のものだという証拠なのです

今、日本は先が見えない状態です。経済の停滞、少子高齢化、人口減少。とても生きに
くい時代だと思います。そんな時代を生きるにはやはりなんらかの人生哲学が必要にな
ります。その中でも、この本で出会ったセネカの言葉は、とても2000年前とは思えない
ほどみずみずしく、現代にも通じるものだと思いました。さらに著者の目を通してみる
とセネカがより近しいものに感じます。
30人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年11月25日に日本でレビュー済み
著者は末期の癌で余命いくばくもないと知ったとき、座右の書としてセネカのエッセイを読んでいたとある雑誌で読んだ。中野孝次については「清貧の思想」に共感を覚えていた。人間が生きてゆくのには、最低限のものがあればいいのではないかと自分も考えている。
 さて、そのセネカだ。本書では古代ローマの政治家でもあり思想家であったセネカの原書(ドイツ語訳)からの抄訳に解説を施すというかたちで展開する。中野はかなりセネカに入れ込んでいる。それがこの日本においては殆ど注目されていないのを残念がる。セネカの思想は言ってみれば中国の孔子に重なる部分が多い。人倫を説く思想に難解なところはない。
 しかし本書を一読して、なにかカチッとしたものが来なかった。どうしたことだろう。中野が心酔したセネカ、それを理解するためには、やはりネロが暴政をふるったローマ時代を想像しなくてはいけないのだろう。死についての考察も、ネロの顧問から運命が一転する状況の理解がないと我が身のこととして受け取れないかもしれない。だが、セネカのことは好きになれそうだ。「一台の馬車に乗りきれるくらいのごく僅かの奴隷を連れ、自分たちが持ってゆける物のほか荷物も持たず…非常に幸福な旅をした」。この本は飽食の時代に生きるわれわれにとって、プレーンな味のパンを美味しいと思うのに必要なワン・ステップなのかも知れない。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安心とスピーディに、
届けられました。
セネカの言葉で過去の2000年から学び、
これからの2000年への成長する糧に。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
公立図書館でセネカの再販が目についたので読んでみました。
「人生・幸福・死」などについて、ローマの皇帝ネロが善政を行っていた時の顧問を務めたセネカの思想の概説書です。現代日本の社会問題と上手に結びつけつつ、セネカの置かれていたローマの状況を織り込みながらの著述でとても読みやすいと思います。
子供を失った母への「マルキアへの慰め」など、「泣いて不幸に打ち勝てるものならば、みんなで一緒に泣きましょう」と心を引きつつ、「悲しみは役に立つか」と問いかけ、最期に「無益な悲しみは止めてください」と結ぶ言葉などはみごとです。セネカは自然を重んじ、禁欲を説くストア学派の後期の哲学者なのですが、その思想の概観としても読むことができるでしょう。
物があふれながらも、不況下の不安におののく日本で、人々の心を静かにするために書いた文学者の中野孝次の配慮も心優しさを感じました。
唯一問題を感じたのは、セネカも中野孝次もいわゆる「ヒマ人」、思索によって生きていくことができることです。一日疲労至極に達しなければ衣食住を失い、考える余裕もない人のことはわからないように思いました。そこは人間が置かれた状況でしか思索できないということで、仕方ないことと思います。
その意味で、この著から自分に合う部分を見つけ、我がものにすることはとても意味があり、味わい深いものでした。
42人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説で読む行政事件訴訟法―基本からわかる行政訴訟の手引き の小説内で登場する書籍で、興味があり購入しました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月2日に日本でレビュー済み
ストア哲学の『誰かに起こった不幸は、自分にも起こりうる。だから備えろ』
って、ネガティブ過ぎる発想には共感できない。というか、生産性が低そう。
一日一生とか変えられるものと変えられないものを区別して…は意味があると思う。
自分が幸福に生きられるように、不安につながる事項について、
考えるべき事は考えておいて、健全な考え方を保持する努力をすること。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート