一気に読めてしまいました。マラソンでオリンピックに2大会連続で出場することも大変なこと。有森さんって余程、恵まれた才能の人なんだなあと思ってました。本当に努力の人だったんですね、いや、今でも。
特に励まされたこと。自分にとってもベストでも世界から見れば中学生程度の記録でしかない。それなら走ることをやめようと思っても、自分の中では「まだできる」と思っている。それは自分を信頼していることでもある。それでも周りより強くなければ夢の舞台には上がれない。スタートラインにさえ立てないのだ。それでも続けようと思う・・彼女はこう語る。
「それを運命と名づけるのはたやすい。けれどこれは意志の問題だ」と。
誰に強制されるのでもない、自分のために。しかし、メダルという目標を達成すると「自分だけ」のためには生きられなくなる・・・彼女の情熱と努力。「特例ではなく、先例になりたい」。これも「自分で自分を褒めてあげたい」に次ぐ名言だろう。
トップアスリートでこれだけ共感できた人は初めてだ。私も最近トコトコ走り始めてフルマラソンを夢見ている。情熱と努力が私に何をもたらすのか、私も自分の範囲で経験したみたい。頑張ろう。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
わたし革命 単行本 – 2003/11/7
有森 裕子
(著)
思いつづければ,夢は叶う.エリートランナーではなかった彼女は,さまざまな人との出会いで成長し,気持ちでは人に負けないよう,自らを高めていく努力を怠らなかった.そして2度のオリンピックでメダルを獲得し,日本陸上選手初のプロ契約をする.特例ではなく先例になりたい.マラソンにかける思いと自らのあゆみを初めて纏める.
- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2003/11/7
- ISBN-104000026461
- ISBN-13978-4000026468
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
エリートランナーではなかった有森裕子は、強い意志と様々な人との出会いで成長する。二度のオリンピックでメダルを獲得し、日本陸上選手初のプロ契約。マラソンにかける思いと選手生活や結婚など自らの歩みを初めて綴る。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2003/11/7)
- 発売日 : 2003/11/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 219ページ
- ISBN-10 : 4000026461
- ISBN-13 : 978-4000026468
- Amazon 売れ筋ランキング: - 601,400位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 16,771位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2008年7月30日に日本でレビュー済み
面白い話だが 有森裕子を巡る言説の中で 彼女がそもそも持っていた「ランナーとしての肉体的素質」に関して 語られているものが驚くほど少ないと思っている。
オリンピックで二回もメダルを取るという快挙は 当たり前ながら 生まれつき持っていたアスリートとしての肉体的素質が飛びぬけていない限り不可能であろう。しかし 有森の場合肉体以上に「精神論」で語られることが圧倒的に多い。そんな疑問を以前から持っていただけに 本書を読んでいて頷く場面も多かった。
本書から見てとれる有森の「資質」は 「目的」を持ち その「目的」に執着する「頑迷さ」であることが良くわかった。執着ぶりも凄いが 「目的」の持ち方に天の才能があると思う。たとえば 彼女にとって「マラソン」とは目的ではなく手段でしかない。「走るの大好きです」というコメントから 全く離れた地点に彼女が立っているのだ。彼女は決してマラソンが好きで選んだのではない。たまたま マラソンが 一番「目的」に近道だから選んだだけなのだ。
更に言うなら「オリンピック」や「メダル」ですら 目的ではなく手段である。彼女は早い段階で 「オリンピックのメダル」の「先」に目的を設定した事が本書を通じて見えてくる。その恐るべき「目的設定力」こそが 彼女の真骨頂だ。
有森が まだ「走り終わっていない」ことは本書を通じて良くわかった。世界のトップランナーとしてのキャリアは終わっているが 真の意味でのアスリートとしては十分現役である。いや 彼女自身まだ 自分はスタート地点に立っている気がしているに違いない。彼女が次に選ぶ「レース」は本書の後半部分に見えてきている。彼女の今後の活躍が楽しみだ。
オリンピックで二回もメダルを取るという快挙は 当たり前ながら 生まれつき持っていたアスリートとしての肉体的素質が飛びぬけていない限り不可能であろう。しかし 有森の場合肉体以上に「精神論」で語られることが圧倒的に多い。そんな疑問を以前から持っていただけに 本書を読んでいて頷く場面も多かった。
本書から見てとれる有森の「資質」は 「目的」を持ち その「目的」に執着する「頑迷さ」であることが良くわかった。執着ぶりも凄いが 「目的」の持ち方に天の才能があると思う。たとえば 彼女にとって「マラソン」とは目的ではなく手段でしかない。「走るの大好きです」というコメントから 全く離れた地点に彼女が立っているのだ。彼女は決してマラソンが好きで選んだのではない。たまたま マラソンが 一番「目的」に近道だから選んだだけなのだ。
更に言うなら「オリンピック」や「メダル」ですら 目的ではなく手段である。彼女は早い段階で 「オリンピックのメダル」の「先」に目的を設定した事が本書を通じて見えてくる。その恐るべき「目的設定力」こそが 彼女の真骨頂だ。
有森が まだ「走り終わっていない」ことは本書を通じて良くわかった。世界のトップランナーとしてのキャリアは終わっているが 真の意味でのアスリートとしては十分現役である。いや 彼女自身まだ 自分はスタート地点に立っている気がしているに違いない。彼女が次に選ぶ「レース」は本書の後半部分に見えてきている。彼女の今後の活躍が楽しみだ。
2013年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「やめたくなったら、こう考える」がそこそこ面白かったので買ってみましたが、全く期待はずれでした。
何より文章が稚拙で読みづらい。ポエムのような表現が多く、自伝に期待した具体的な経験や心の葛藤がどうも伝わってきません。
マラソンが好きでもなく、素質もないと言われながらも、ただ頑迷に貫いてきた、というのはシツコイ位に伝わります。でも、どのくらい頑迷だったのか、となるとトレーニングの数字等が殆ど無いのでよくわかりません。
また二兎追えない、といって恋人は作らなかったはずなのに、読み進めていたら、何の説明もないまま恋人ができている。この辺りの心の変遷を曖昧にせずに、なぜ意見が変わったのか踏み込んで表現してくれたら、もっと共感をもって読めたと思う。
冒頭で取り上げていた中学生の悩み「がんばれば本当に有森さんみたいになれますか?」という悲痛な問いにも、答えを出してません。
肝心な本音や経験を隠しながらの自伝のようでして、どうもすっきりしませんでした。。。
何より文章が稚拙で読みづらい。ポエムのような表現が多く、自伝に期待した具体的な経験や心の葛藤がどうも伝わってきません。
マラソンが好きでもなく、素質もないと言われながらも、ただ頑迷に貫いてきた、というのはシツコイ位に伝わります。でも、どのくらい頑迷だったのか、となるとトレーニングの数字等が殆ど無いのでよくわかりません。
また二兎追えない、といって恋人は作らなかったはずなのに、読み進めていたら、何の説明もないまま恋人ができている。この辺りの心の変遷を曖昧にせずに、なぜ意見が変わったのか踏み込んで表現してくれたら、もっと共感をもって読めたと思う。
冒頭で取り上げていた中学生の悩み「がんばれば本当に有森さんみたいになれますか?」という悲痛な問いにも、答えを出してません。
肝心な本音や経験を隠しながらの自伝のようでして、どうもすっきりしませんでした。。。
2005年10月6日に日本でレビュー済み
私もマラソンが好きで、個人的にフルマラソン大会に何回も挑戦しています。そういう背景もあり、本書を読む機会に恵まれました。
ハッキリ言って、予想以上の名著でした。
有森さんの半端でない、とことん凄い!情熱には驚かされました。
マラソンに関して、有森さんは世間で思われている以上に平凡な身体的資質しかなかったのに、オリンピックでメダルを取るまでの選手に成長した情熱の過程…。
ここまでやれるのか!と…。
人生全般において、熱い勇気を貰えました。
ハッキリ言って、予想以上の名著でした。
有森さんの半端でない、とことん凄い!情熱には驚かされました。
マラソンに関して、有森さんは世間で思われている以上に平凡な身体的資質しかなかったのに、オリンピックでメダルを取るまでの選手に成長した情熱の過程…。
ここまでやれるのか!と…。
人生全般において、熱い勇気を貰えました。
2004年6月24日に日本でレビュー済み
この本を読む前までは、有森裕子という人をマラソンのエリートで、才能の豊かな人だと思っていた。住む世界がちがう人だと。
しかし実際はまったく違った。彼女は努力と情熱でマラソンランナーの頂点に立った人であることが分かった。人生は楽しいことばかりじゃなく、苦しいこともる。むしろ苦しいことの方が多い。その苦しさも、活きる力に変えてしまう。自分自身の目標に向かったひたすら前向きに突き進む有森さんに沢山の元気を頂きました。心が軽くなりました。
参考になるかどうかわかりませんが、良書だと思います。最近では、こんな大人になりたいとあこがれる人物は少ないですが、この本を読めば有森さんのような大人になりたいと子供なら夢に思うことでしょう。
しかし実際はまったく違った。彼女は努力と情熱でマラソンランナーの頂点に立った人であることが分かった。人生は楽しいことばかりじゃなく、苦しいこともる。むしろ苦しいことの方が多い。その苦しさも、活きる力に変えてしまう。自分自身の目標に向かったひたすら前向きに突き進む有森さんに沢山の元気を頂きました。心が軽くなりました。
参考になるかどうかわかりませんが、良書だと思います。最近では、こんな大人になりたいとあこがれる人物は少ないですが、この本を読めば有森さんのような大人になりたいと子供なら夢に思うことでしょう。