以前からの愛読書です。知り合いにプレゼントしました。
挿絵が面白く、江戸時代の雪国の暮らしを思い描くことができます。
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北越雪譜 (ワイド版岩波文庫 82) 単行本 – 1991/12/5
著者は雪で名高い北越塩沢の人.諸国の人々に越後の雪を主題とし,それに付帯した風俗習慣を伝えんとした.出版には馬琴,京伝等が関係し,当時天下の奇書として圧倒的な人気を博したという.しかも今日これを見れば単に風土記的な興趣のみならず,科学的随筆とも称すべく,また方言研究の重要資料でもある. (解説 益田勝実)
- 本の長さ348ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1991/12/5
- ISBN-104000070827
- ISBN-13978-4000070829
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
雪の為に力を尽し財を費し千辛万苦する事、下に説く所を視ておもひはかるべし。…豪雪地帯で暮らす人々の哀歓を綴り、習俗を記録し、奇談を集めた。出版には馬琴、京伝らが関係し、天下の奇書として圧倒的な人気を博したという随筆集。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1991/12/5)
- 発売日 : 1991/12/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 348ページ
- ISBN-10 : 4000070827
- ISBN-13 : 978-4000070829
- Amazon 売れ筋ランキング: - 776,768位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 177位ワイド版岩波文庫
- - 398位地方歴史散策
- - 12,078位近現代日本のエッセー・随筆
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルからわかるように心地の良い読み応えで、素晴らしい作品です。
懐かしい気持ちになれました。
懐かしい気持ちになれました。
2021年5月24日に日本でレビュー済み
本書の内容また作者についても予備知識なし、
ただただタイトルに惹かれ、
ジャケ買いならぬ背表紙買いしました。
「そうそうそれね」
と読中、何度頷いたか。
雪の怖さを切々と、少々の恨み節と
様々な逸話を交え語っています。
それが、北国暮らしの者の鬱屈を
代弁されているようで、なんとも痛快。
熊や狼に関する奇なる話や悲惨な話。
食糧としての鮏(さけ)と、
その漁に纏わる話。
とりわけ、夜間漁に勤しむ夫のためにと
断崖にて施した気遣いが仇となり、
永遠の別れに繋げてしまう妻の話は
やるせなさ一杯で、
心痛如何ばかりか察してしまいます。
妻の絶望、葛藤を思うと胸が詰まります。
また、懐中の食糧を旅人に売ったがために
自身こそが寒さに耐えかね衰弱し
命を落とす村人の話。
身につまされるというか、
何とも皮肉な教訓をも秘めているかと…
村々での生業としての女性達による
縮生産についても語っており、
重要な産業であり加えて、
技術の継承の起源を感じさせられました。
女性の幽霊、大猫、猿人(?)といった
山中の妖しい存在の逸話も、
首を傾げながらも
ある種の味わいを持って読みました。
かの地の豪雪ほどではないですが、
冬季、雪に視界を阻まれ
閉塞感の強い暮らしの中、
春の訪れとともに、
解放感と多幸感が沸き上がるのは
古の人も現代人も同じだと思います。
あまつさえ一度でも
雪の驚異に端をなす命の危機を経験したならば、
ロマンチックな感覚からは
程遠くなりがちです。
傍目から見ているからこそ、
雪景色に幻想的な絵画的概念を
持つのかもしれませんが、
「そんな甘いもんじゃないのだよ」
と作者は訴え続けています。
自身の毎年の雪との戦いを踏まえ
至極同感です。
(そうは言っても、美しく描かれた雪を観ると
心が動かされますが…笑)
情報網も防寒対策も発達した現代でさえ、
降雪地帯の住人は雪の威力へ畏れをなし、
処理せんと格闘に明け暮れ或いは、
閉ざされし視界、光不足による
気詰まりとの闘争に悩まされていますが、
当時の厳しさは
現代とは比較にならないでしょう。
そんな営みの一端を想起せずにいられない、
趣深き一冊でした。
巻末には鈴木牧之翁の、
本を出版するに当たっての
紆余曲折が述べられており、
各人士との関係性も垣間見え
これまた一興な感慨を受けます。
ただただタイトルに惹かれ、
ジャケ買いならぬ背表紙買いしました。
「そうそうそれね」
と読中、何度頷いたか。
雪の怖さを切々と、少々の恨み節と
様々な逸話を交え語っています。
それが、北国暮らしの者の鬱屈を
代弁されているようで、なんとも痛快。
熊や狼に関する奇なる話や悲惨な話。
食糧としての鮏(さけ)と、
その漁に纏わる話。
とりわけ、夜間漁に勤しむ夫のためにと
断崖にて施した気遣いが仇となり、
永遠の別れに繋げてしまう妻の話は
やるせなさ一杯で、
心痛如何ばかりか察してしまいます。
妻の絶望、葛藤を思うと胸が詰まります。
また、懐中の食糧を旅人に売ったがために
自身こそが寒さに耐えかね衰弱し
命を落とす村人の話。
身につまされるというか、
何とも皮肉な教訓をも秘めているかと…
村々での生業としての女性達による
縮生産についても語っており、
重要な産業であり加えて、
技術の継承の起源を感じさせられました。
女性の幽霊、大猫、猿人(?)といった
山中の妖しい存在の逸話も、
首を傾げながらも
ある種の味わいを持って読みました。
かの地の豪雪ほどではないですが、
冬季、雪に視界を阻まれ
閉塞感の強い暮らしの中、
春の訪れとともに、
解放感と多幸感が沸き上がるのは
古の人も現代人も同じだと思います。
あまつさえ一度でも
雪の驚異に端をなす命の危機を経験したならば、
ロマンチックな感覚からは
程遠くなりがちです。
傍目から見ているからこそ、
雪景色に幻想的な絵画的概念を
持つのかもしれませんが、
「そんな甘いもんじゃないのだよ」
と作者は訴え続けています。
自身の毎年の雪との戦いを踏まえ
至極同感です。
(そうは言っても、美しく描かれた雪を観ると
心が動かされますが…笑)
情報網も防寒対策も発達した現代でさえ、
降雪地帯の住人は雪の威力へ畏れをなし、
処理せんと格闘に明け暮れ或いは、
閉ざされし視界、光不足による
気詰まりとの闘争に悩まされていますが、
当時の厳しさは
現代とは比較にならないでしょう。
そんな営みの一端を想起せずにいられない、
趣深き一冊でした。
巻末には鈴木牧之翁の、
本を出版するに当たっての
紆余曲折が述べられており、
各人士との関係性も垣間見え
これまた一興な感慨を受けます。
2023年12月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ読んでいませんが、ちょっと読むのに苦労しそうです。
2016年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たとえば伊能忠敬が人生の最後をどう意味あるものしたか、答えは日本地図。当時の世界最高水準の完成度を
もって、それを残した。新潟の一寒村において鈴木牧之はひたすら人々の生活を記録した。
それは図らずも都会(江戸)で空想にふける文人たちへの挑戦状となり、民俗学史においてゆるぎない一点を占めるものとなった。
紆余曲折をへてそうなるのではあるが、それについては知らずとも、誠実な読者にとっては文章の力を味わえる一冊である。
蛇足ながら、石川淳『諸國畸人傳』の中の鈴木牧之の章を一読することをおすすめする。
もって、それを残した。新潟の一寒村において鈴木牧之はひたすら人々の生活を記録した。
それは図らずも都会(江戸)で空想にふける文人たちへの挑戦状となり、民俗学史においてゆるぎない一点を占めるものとなった。
紆余曲折をへてそうなるのではあるが、それについては知らずとも、誠実な読者にとっては文章の力を味わえる一冊である。
蛇足ながら、石川淳『諸國畸人傳』の中の鈴木牧之の章を一読することをおすすめする。
2015年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
両親が新潟出身のこともあり、以前から興味がありました。
天保6年出版との事で、私の高祖父の生まれた年と近く、文語体ですがほとんどの漢字に振り仮名が
ふってあり、ゆっくり読めば充分に理解可能です。挿絵も当初のものを復刻してあるので
お得です。
天保6年出版との事で、私の高祖父の生まれた年と近く、文語体ですがほとんどの漢字に振り仮名が
ふってあり、ゆっくり読めば充分に理解可能です。挿絵も当初のものを復刻してあるので
お得です。
2021年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
旅行で「鈴木牧之館」へ行く為幹事だったので説明の知識として求めたが読みにくかった。