尾池先生の本は過去に1冊読んでいて、これが2冊目。1冊目は「
日本地震列島 (朝日文庫)
」と言う本で、文庫ながらとても詳しく専門的だったので、今回の単行本はかなり期待していた。表紙の宣伝文も巨大地震が西南日本を襲うと言ったようなものだったので、それについて1冊を費やした本だと思って購入した。しかし、残念ながら期待はずれだった。題名とのずれを感じた。
内容は、地震のしくみから始まり、後半は地震観測網や地震予知の話が主。兵庫県南部地震のメカニズムや研究結果には学ぶべき点があったが、一番知りたかった活動期に入った地震列島や南海トラフの地震については、十数頁で終わってしまうという残念な内容。初めて地震について学びたい方にはお勧めできるが、十分に地震について知識のある方には違う本をお薦めしたい。
勉強になったところは、六甲山は山麓の活断層帯が活動して隆起するということ。それが兵庫県南部地震では活動しなかったので、この先数百年後には、六甲山を隆起させるような活断層の動きによる大地震が起きる可能性もあるということがわかった。
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活動期に入った地震列島 (岩波科学ライブラリー 138) 単行本 – 2007/12/6
尾池 和夫
(著)
次の巨大地震はいつ,どこで起こるのか?
- 本の長さ129ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2007/12/6
- ISBN-104000074784
- ISBN-13978-4000074780
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店; 新版 (2007/12/6)
- 発売日 : 2007/12/6
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 129ページ
- ISBN-10 : 4000074784
- ISBN-13 : 978-4000074780
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,083,266位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,300位地球科学 (本)
- カスタマーレビュー:
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