無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
岩波講座 物理の世界 物理と情報〈3〉ベイズ統計と統計物理 単行本 – 2003/8/27
伊庭 幸人
(著)
- 本の長さ100ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2003/8/27
- 寸法12.8 x 1 x 18.2 cm
- ISBN-104000111582
- ISBN-13978-4000111584
この商品を見た後に買っているのは?
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2003/8/27)
- 発売日 : 2003/8/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 100ページ
- ISBN-10 : 4000111582
- ISBN-13 : 978-4000111584
- 寸法 : 12.8 x 1 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 165,148位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 158位物理学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中々示唆に富んだ書です。何度も読み返す価値があると思います。最初はとっつきにくいのですが、読み進んでいくうちに著者の熱意が感じられます。ベイズ統計を信じ切っているに人にぜひ読んでほしいです。
2017年11月22日に日本でレビュー済み
自分レベルの初学者(凡人)の導入としては難しいが(当たり前ですが)導線上の入門本とは違うと思います。先に別の書籍を洗った上で本書に当たれば、凡庸な自分レベルでも割と良さげなトレースではないでしょうか。
余計な知識を前提とせず、最小限の数式、とまぁ、気鋭の著者は天才の蓋然性を備えていると思います(ペレリマン的な何か)。
いま著者は年齢を重ね、後学の育成や教育方面に目を向け始めていると思われますが、自分などは二次的三次的に、まだ幼い次の世代に知見(先鞭)を仕込んでいきたいな、なぞ企む今日この頃です。
余計な知識を前提とせず、最小限の数式、とまぁ、気鋭の著者は天才の蓋然性を備えていると思います(ペレリマン的な何か)。
いま著者は年齢を重ね、後学の育成や教育方面に目を向け始めていると思われますが、自分などは二次的三次的に、まだ幼い次の世代に知見(先鞭)を仕込んでいきたいな、なぞ企む今日この頃です。
2020年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
統計物理と題された本ですが意表をついて遺伝統計学のハーディ・ワインベルク平衡の話から始まるところがイカしてます。
まえがきに「はじめて学ばれる方にとっては、初夏の午後の街路のように平穏に歩け、専門家にとっては、足下の影に目を落とせば忽ち迷宮に迷うような本」とあります。
(自分も含め)初学者にとっては、ベイズ法、特にはその利用の肝になるMCMCの解説が分かりやすいかどうかが問題だと思いますがMCMCのアルゴリズムのひとつのギブス・サンプラーについては概ね分かった気になったのでお薦めできるかと思います。この本にはギブス・サンプラー以外に拡張アンサンブル法のひとつとしてパラレル・テンパリング法というものが載っていますが、この本以外には見かけないので良く分からなかったのですが、著者の先生の他の本によるとレプリカ交換法の別称のようです。
一方の迷宮ですがP.16の家系図のヴィジュアル的なインパクトが大きいので一見の価値があると思います。家系図はDAGつまりはベイジアンネットワークなので計算する気があればこれだけ複雑な家系図(の遺伝子型)でもやる気があれば計算可能かも知れませんが、とてもその気にはなりません。
因みに本文中に家系図がベイジアンネットワークだという直接の説明はありませんが、p.14の下の補足にベイジアンネットでのビリーフプロパゲーションという文字は出て来ます。
この本の本題のはずのイジング模型については構造というほどの構造もない単純なものだということは分かりましたが、そんな単純な構造の(強磁性)イジング模型がどうして相転移するのかが逆に謎だったりします(もちろん統計物理の教科書を読めば説明があるはずですが不勉強なので良く分かりません)。
細かいところですが(イジング模型をベイズ法のグラフィカルモデルとして扱ったもののはずの)「ボルツマンマシン」はp.95に文字だけ出てきます。また参考図書に「パターン認識と機械学習」が挙げられていますが、この本より刊行が後のはずなので増刷の際に追記されたのかも知れません。
結論としては、初夏の午後の街路の足下にも迷宮が潜んでいることを教えてくれる素敵な本であることは間違いないと思いますが、周辺の理論への言及が不足気味のようなので星4つにします。
但し「人工ニューラルネットワークとは多変量統計モデルである」(P.60)とはっきり書いてあるのは星5つに値します。
まえがきに「はじめて学ばれる方にとっては、初夏の午後の街路のように平穏に歩け、専門家にとっては、足下の影に目を落とせば忽ち迷宮に迷うような本」とあります。
(自分も含め)初学者にとっては、ベイズ法、特にはその利用の肝になるMCMCの解説が分かりやすいかどうかが問題だと思いますがMCMCのアルゴリズムのひとつのギブス・サンプラーについては概ね分かった気になったのでお薦めできるかと思います。この本にはギブス・サンプラー以外に拡張アンサンブル法のひとつとしてパラレル・テンパリング法というものが載っていますが、この本以外には見かけないので良く分からなかったのですが、著者の先生の他の本によるとレプリカ交換法の別称のようです。
一方の迷宮ですがP.16の家系図のヴィジュアル的なインパクトが大きいので一見の価値があると思います。家系図はDAGつまりはベイジアンネットワークなので計算する気があればこれだけ複雑な家系図(の遺伝子型)でもやる気があれば計算可能かも知れませんが、とてもその気にはなりません。
因みに本文中に家系図がベイジアンネットワークだという直接の説明はありませんが、p.14の下の補足にベイジアンネットでのビリーフプロパゲーションという文字は出て来ます。
この本の本題のはずのイジング模型については構造というほどの構造もない単純なものだということは分かりましたが、そんな単純な構造の(強磁性)イジング模型がどうして相転移するのかが逆に謎だったりします(もちろん統計物理の教科書を読めば説明があるはずですが不勉強なので良く分かりません)。
細かいところですが(イジング模型をベイズ法のグラフィカルモデルとして扱ったもののはずの)「ボルツマンマシン」はp.95に文字だけ出てきます。また参考図書に「パターン認識と機械学習」が挙げられていますが、この本より刊行が後のはずなので増刷の際に追記されたのかも知れません。
結論としては、初夏の午後の街路の足下にも迷宮が潜んでいることを教えてくれる素敵な本であることは間違いないと思いますが、周辺の理論への言及が不足気味のようなので星4つにします。
但し「人工ニューラルネットワークとは多変量統計モデルである」(P.60)とはっきり書いてあるのは星5つに値します。
2003年10月30日に日本でレビュー済み
統計学や統計物理の楽しい副読本です。
私は普段、モンテカルロ法をよく使うので、特に3章がおもしろかったです。
ベイズ統計はよく知らなかったのですが、
この本は楽しく読めました。
私は普段、モンテカルロ法をよく使うので、特に3章がおもしろかったです。
ベイズ統計はよく知らなかったのですが、
この本は楽しく読めました。
2015年5月5日に日本でレビュー済み
冒頭、ベイズの公式を子供の遺伝子から親の遺伝子を推測するという例で説明しているのは、見事だと思いました。
氷や磁石の例を挙げて統計物理の世界を紹介していますが、コンパクトな本なのでエッセンスのみの紹介であり
私には十分ついていくことができませんでした。もう少し分厚い統計物理の本を読まないとわからないと思いました。
かつてベイズ流統計が下火になったことがあったようですが、「事前分布追放計画」のところで、エッセンスの一部が紹介されています。
氷や磁石の例を挙げて統計物理の世界を紹介していますが、コンパクトな本なのでエッセンスのみの紹介であり
私には十分ついていくことができませんでした。もう少し分厚い統計物理の本を読まないとわからないと思いました。
かつてベイズ流統計が下火になったことがあったようですが、「事前分布追放計画」のところで、エッセンスの一部が紹介されています。
2012年9月3日に日本でレビュー済み
ベイズ統計の手法と統計物理の手法,さらには人間の考え方などに共通があるのではと言うことを説明したいという思いがあったようですが,100ページにも満たない本で,そこまでは難しいようでした.
ただ,この小さい本で疑義の生じにくい遺伝の問題から初めて氷の話,イジングモデルやモンテカルロ法などを一部ではありますが,きちんと説明していました.最後はイジングモデルによる画像修復まででかなり進んだところまで進んでいたように思います.
ベイズ統計については,詳しい説明はなかったように思いましたので,
"道具としてのベイズ統計"などで予備知識が必要かもしれません.
(わたしも上記本を読んでかなり時間がたっているので,あまり思い出せませんでした.....)
個人的にはぴんとこない部分も少しありましたが,読みやすかったように思います.
なれなれしい口調で書かれているので,若い先生かと思いましたが.....
(思っていたほどではありませんでした.)
ただ,この小さい本で疑義の生じにくい遺伝の問題から初めて氷の話,イジングモデルやモンテカルロ法などを一部ではありますが,きちんと説明していました.最後はイジングモデルによる画像修復まででかなり進んだところまで進んでいたように思います.
ベイズ統計については,詳しい説明はなかったように思いましたので,
"道具としてのベイズ統計"などで予備知識が必要かもしれません.
(わたしも上記本を読んでかなり時間がたっているので,あまり思い出せませんでした.....)
個人的にはぴんとこない部分も少しありましたが,読みやすかったように思います.
なれなれしい口調で書かれているので,若い先生かと思いましたが.....
(思っていたほどではありませんでした.)