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アキハバラ発: 〈00年代〉への問い 単行本 – 2008/9/26

4.0 5つ星のうち4.0 2個の評価

秋葉原でおきた殺傷事件.「犯行は許せないが犯人の心情に共感する」という同世代の声にどう向き合うか.非正規雇用の拡大やコミュニケーションの変容など〈00年代〉の社会状況に位置づけたとき,この事件は何を問うているか.大澤真幸,森達也,東浩紀,平野啓一郎,本田由紀,斎藤環,内田隆三ほか,第一線の論者の発言.

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2008/9/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/9/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 238ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000220470
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000220477
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 2個の評価

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濱野 智史
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1980年千葉県生。評論家、リサーチャー、フィールドワーカー。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。専攻は社会学(情報社会論・メディア論)および経営学(経営情報学・プラットフォーム論)。

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
2グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年11月8日に日本でレビュー済み
 犯人が派遣労働者、昔の期間工であったこと(グローバル化・非正規雇用)、携帯依存症のようにネットに書き込みをしていたこと(ネット社会)から、この秋葉原無差別殺人事件は、今の時代を象徴する犯罪事件としてクローズアップされた。

 本書は、気鋭の社会学者やジャーナリストによる事件評を編集した、力の入った本である。

 ただ、「週刊現代」に掲載された犯人の弟の手記によれば、犯人の人格形成には、異常に抑圧的な母親の存在が大きい。いわく、「ドラえもん」「まんが日本昔話」以外のテレビは見せない、まったく会話のない食事風景、作文は全て母が添削、母の卒業校である名門進学校に進んだ時は喜んだが、成績が下がると無視。など、これではひねくれても不思議ではない家庭環境がつづられている。犯人いわく「母に捨てられた」。

 もちろん、派遣労働の過酷な実態や、ネット依存の問題は別に語られなければならないが、それを持って犯行にひもづけるのは無理があるというものだろう。

 一部の評では、幼女連続殺害の宮崎勤被告と「オタク」の関係に匹敵する、時代を象徴する事件だとの表現もあるが、宮崎事件の時も、異常な犯人の趣味がたまたまオタク的なだけであっただけで、オタクがみな殺人願望があるほど異常なわけではない。

 本書が緊急的に出版された中での力作であることは認めるが、寄稿している執筆者の意見もバラバラだし、どちらかというと書斎から評論している感はぬぐえない。願わくば同じような職場環境やネット依存の若者の声も取材してほしかった。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年11月15日に日本でレビュー済み
森達也の文章が読みたくて手に取った本である。期待通り、森達也は説得力があるが、いわゆる社会学的な解釈はちょっと隔靴掻痒の感がある。こちらの感応力の問題もあるかもしれないが(つまり良く理解できないってこと)。そんななかで濱野智史の書いたものは新鮮でつじつま合わせ(悪い意味ではありません、解釈といってもいいかも)もうまくできていると思った。佐藤俊樹の文章も、私には完全に理解できたと言えないのだが、どこか気になるものがある。それに対して大澤真幸のゲームと関連させた話は牽強付会というか、話をおもしろくしているような無理矢理な感じを持った。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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