この本では、リサーチ、計画、実行の大切さを具体的に詳しく表現してあり感心しました。またプリーズの使用については、読んでいてはっとしました。お礼のことばの大切さを改めて感じました。
イギリスの教育制度の紹介については、説明が具体的で良いと思いましたが、特に「議論」と「話し合い」が授業の他、生活面のことごとに行われているのに感じ入りました。そのほかたくさんのことも知りました。
いじめについては最近テレビなどで話題をよんでいますが、昨年末に、イギリスにも問題があり、取り組みの様子が放映されていました。この本を読んでいましたので、もしかしてこの本からアイデアが出たのかなとも思いました。よい本に出会うとよい刺激をうけ、私自身の生き方もいくらかかわってくるかしらと思います。
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ことばを使いこなすイギリスの社会 単行本 – 2006/10/19
山本 麻子
(著)
英国流コミュニケーション力の鍛え方を紹介
- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2006/10/19
- ISBN-104000228684
- ISBN-13978-4000228688
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商品の説明
著者からのコメント
ことばやコミュニケーションの能力は,学校教育だけで育つの
ではなく,より広く,家庭,近隣関係,地域などを通して培われるものだ.した
がって私達みなが,ことばの使用に敏感でなくてはいけない.ことば使いは対等
であり,互いの尊厳を守ることも上手なコミュニケーションの大前提だ.イギリ
スでは,こうした目的のために,何百年も絶え間なく努力し,今も創意工夫を重
ねている.その実態を私の長年の経験や観察をもとに披露したい.
私の目には,イギリス人はみなことばの達人にも思えるが,通信手段や技術
の急速な発展のために,皮肉にも国全体としてはことばの力が衰えているとい
う.その影響を直接受けるのが若者や子どもだ.ことばの使用は国の文化の
発展や衰退と関わるから,将来の深刻な状況を予測させる.そこでメディアでも
頻繁に取り上げ国民の注意を喚起し,専門家が責任をもって議論する.こうした
様子も紹介する.是非読者の参考にしてほしい.
ではなく,より広く,家庭,近隣関係,地域などを通して培われるものだ.した
がって私達みなが,ことばの使用に敏感でなくてはいけない.ことば使いは対等
であり,互いの尊厳を守ることも上手なコミュニケーションの大前提だ.イギリ
スでは,こうした目的のために,何百年も絶え間なく努力し,今も創意工夫を重
ねている.その実態を私の長年の経験や観察をもとに披露したい.
私の目には,イギリス人はみなことばの達人にも思えるが,通信手段や技術
の急速な発展のために,皮肉にも国全体としてはことばの力が衰えているとい
う.その影響を直接受けるのが若者や子どもだ.ことばの使用は国の文化の
発展や衰退と関わるから,将来の深刻な状況を予測させる.そこでメディアでも
頻繁に取り上げ国民の注意を喚起し,専門家が責任をもって議論する.こうした
様子も紹介する.是非読者の参考にしてほしい.
著者について
前橋市出身.津田塾大学英文科卒業,お茶の水女子大学修士課
程修了.1979年に渡米し,1981年ボストン大学教育学部大学院TESOLコー
ス修了.その後1986年より在英国.1992年レディング大学言語学科でPh.D.を
取得し,現在レディング大学研究調査官.
著書に『ことばを鍛えるイギリスの学校』(岩波書店),『子どもの英語学習--
習得過程のプロトタイプ』(風間書店),『アメリカ・アラカルト』(教育出
版),『英国の国語教育--理念と実際』(リーベル出版),『滞英中の子どもの
言語発達--両親のためのガイド』(リーベル出版),「現代英国学校事情(正・
続)」(『英語教育』所収,大修館書店),Japanese Children Abroad:
Cultural, Education and Language Issues(B.Richardsと共編, Multilingual
Matters )ほか
程修了.1979年に渡米し,1981年ボストン大学教育学部大学院TESOLコー
ス修了.その後1986年より在英国.1992年レディング大学言語学科でPh.D.を
取得し,現在レディング大学研究調査官.
著書に『ことばを鍛えるイギリスの学校』(岩波書店),『子どもの英語学習--
習得過程のプロトタイプ』(風間書店),『アメリカ・アラカルト』(教育出
版),『英国の国語教育--理念と実際』(リーベル出版),『滞英中の子どもの
言語発達--両親のためのガイド』(リーベル出版),「現代英国学校事情(正・
続)」(『英語教育』所収,大修館書店),Japanese Children Abroad:
Cultural, Education and Language Issues(B.Richardsと共編, Multilingual
Matters )ほか
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2006/10/19)
- 発売日 : 2006/10/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 219ページ
- ISBN-10 : 4000228684
- ISBN-13 : 978-4000228688
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,000,581位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 512位ヨーロッパの地理・地域研究
- - 2,758位学習指導
- - 19,013位社会学概論
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月19日に日本でレビュー済み
「ことばを使いこなすイギリスの社会」の様子に大変感じ入りました。筆者の20年の貴重な経験が明晰な筆力でまとめてあります。イギリス人は、ことばによってコミュニケーションをとることがとても上手なのが分かりました。
さすが紳士の国イギリス、小さい時からのことば、コミュニケーションの躾が見事です。それでも最近はいじめなども増えた由、世界的な傾向なのでしょうが...今の子たちのことばのひどさはEメール、インターネットのせいなのか...当たっているようにも思います。
この本の中で感心したことの一つにリーディングマラソンのことがあります。こういうしきたりが通用する国柄はすごい!日本では近隣関係は、そこまで信頼で結ばれるとは限らずレベルの差が如実です。この本を読んでから、その内容が私の心のなかをいつも占めています。
さすが紳士の国イギリス、小さい時からのことば、コミュニケーションの躾が見事です。それでも最近はいじめなども増えた由、世界的な傾向なのでしょうが...今の子たちのことばのひどさはEメール、インターネットのせいなのか...当たっているようにも思います。
この本の中で感心したことの一つにリーディングマラソンのことがあります。こういうしきたりが通用する国柄はすごい!日本では近隣関係は、そこまで信頼で結ばれるとは限らずレベルの差が如実です。この本を読んでから、その内容が私の心のなかをいつも占めています。
2007年1月29日に日本でレビュー済み
この著者は、周到な調査に基づく具体的な事例を豊富に盛り込んでいる書をいくつも著しているが、この本についても例外ではない。この本は、同じ著者の「ことばを鍛えるイギリスの学校」の続編であるが、まさに今の日本にとって最もたいせつなコミュニケーションとは何かという問題についての回答が随所に示されている。是非、一人でも多くの人に読むことを薦めたい。
2007年1月18日に日本でレビュー済み
この本では、イギリスの人々の豊かなことばの使用について、筆者の情熱をこめた報告がなされている。おわりに「ことばが人間を培う」ということばがあった。読み終えて、我々が普段使っていることばが、我々自身を形作っていることをしみじみ感じされられた。ことばの使用について、我々は普段どうあらねばならないか、この本から多くのことを学ぶことができた。ここまで精魂かけて我々への熱いメッセージをクールにまとめあげられた著者と編集者に心から感謝したい。