タイトルから「何かな?」と思いつつ読ませて頂きましたが、元々毎日新聞に連載されていたコラムだったと知りました。
食レポみたいな番組が流行る中で、「食」を文化として高い視点で捉え、供される各国地域の事情や歴史と共に紹介される文章は秀逸で虜になり、あっという間に読ませて頂きました。
知る人ぞ知る、私の友人と同様下放政策でソビエト国境のアムール川流域に6歳の時に強制移住させられ、先入観の無かったことが幸いして中国各地の食文化を五体で感じ取られ、その後のお茶の水大学での専攻であった比較文化の観点から、見事に縦糸・横糸として編まれた作品です。
好みで好き嫌いも出来てしまう食べ物ですが、この著作を読まれてから各国料理を味われれば、味以外にもっと素晴らしいものが感じ取れること請け合いです。素晴らしいプレゼントをありがとうございました。日本人向けの中華料理だけでなく、池袋西口の地元の味にチャレンジしに行きたくなりました。
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蚕食鯨呑――世界はおいしい「さしすせそ」 単行本(ソフトカバー) – 2016/6/4
楊 逸
(著)
ときに蚕のようにゆっくり繊細に食べ、ときに鯨のようにすべてを呑みこむ。その心は? 日本、中国、世界各地の食をテーマに、食と私たち、あるいは世界と自分との距離感を描き出す。知性のスパイスを加えて世界まるごと味わい尽す、極上のエッセイを召し上がれ。読めば、お腹が空くこと間違いなし!
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2016/6/4
- 寸法12.9 x 1.6 x 18.8 cm
- ISBN-104000230646
- ISBN-13978-4000230643
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2016/6/4)
- 発売日 : 2016/6/4
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 4000230646
- ISBN-13 : 978-4000230643
- 寸法 : 12.9 x 1.6 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 729,559位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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