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自殺が減ったまち: 秋田県の挑戦 単行本 – 2006/12/5

4.5 5つ星のうち4.5 5個の評価

「社会問題としての自殺」の処方箋がここに
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商品の説明

出版社からのコメント

1998年から年間自殺者が3万人を超える事態が続いていま
す.この状況をどう変えていけばいいのか,そのヒントを提示するのが本書で
す.
 日本で自殺率が最も高い都道府県である秋田県では,自治体と市民が一体と
なって自殺対策を進めてきました.その成果は少しづつ表れてきており,取り組
みの1つであるモデル事業が行われた6つのモデル町では,4年間で自殺を47
パーセントも減らすことに成功しました.なぜ自殺は減ったのでしょうか.そこ
で何が行われたのでしょうか.
 自殺を「個人の生き方」「個人の問題」に限定してしまうのではなく,医療・
福祉・教育といった幅広い分野が連携を取りながら粘り強くサポートを行うこと
が必要とされていると,著者は強調しています.そして,「だれもが安心して悩
める社会」をつくる----これが,この本に込められたメッセージです.

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2006/12/5)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/12/5
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 172ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000234315
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000234313
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 5個の評価

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本橋 豊
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自殺が不況以後2万人から1万人増えたような報道があったかと思う。自殺率は秋田県など東北3県が高いのだが、人数的に言うと大都市が圧倒的に多い。

いずれの場合も個人的要因よりも地域社会の支援が行き届いているかという要因が大きいらしい。うつ病的な原因で自殺したり、自殺未遂、自殺願望に結びつくことが多いのだが、個人的な病気と片付けられない。同じ悩みを持つ人、家族などがフランクに話し合う雰囲気が歯止めになる。また自殺者を身内に持つ人にもケアーが必要とされる。

自殺者が1万人も増えることは大変なことだ。人が孤立することなく、地域社会とのつながりを取り戻すこと、要するに現代的な共同体を地道に形作っていくことが大事であろう。国、地方自治体が予算を付けて、ボランティアと協力して積極的に動いて欲しいと思う。
2008年2月4日に日本でレビュー済み
この本の内容
自殺を防ぐのは、社会の取り組みが大切である。そのような思想の下に、秋田県で行なわれた、うつ病などの啓発や、地域づくりの実践例などをまとめたもの。現に、取り組みによって、自殺も減少している。
評価
自殺というのは、個人の責任と考えがちだが、正常な判断ができなくなると自殺に至ってしまうケースが多いようだ。となると、自殺を防ぐ取り組みは一定の評価ができる。実践例が書かれているのも評価できる。分析も慎重で好感が持てる。以上の理由により、読んで損はないので、星5つとする。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年4月27日に日本でレビュー済み
公衆衛生学の専門家だけあって、良くも悪くも「広い」見方をしている印象。
具体的にこの町や村でこんなことをやってこういう成果が出ました、この成果を活用して他の町でも、というような内容がメイン。
高齢者地域であるから仕方がないとは思うが、秋田県を対象とした試みだけあって、若年層の自殺については刺身のツマ程度にしか取り上げられていない。
アンケート等の調査結果のグラフも年齢の最小値が30代~となっている。

自殺をゼロにすることは不可能だが、減らすことはできる。現実的なハナシで、確かにそうだろうと思う。
希望的にも思えるし、同時に「わたしの手の届かない範囲で自殺が起きてしまうのは仕方ない」という切り捨ての姿勢でもある。生存競争の中で命を落とす存在がいること、人間も所詮は殺し合いをして生きている動物に過ぎないという絶望も感じる。
地域で自殺対策を進める、ということ、町の人たちが自殺というものとどう向き合っていこうか?と考える動きそのものが、自殺をしない生き方、人と関わることで自分が生きていてもいいという言語や理屈を超えた実感の獲得を助け、結果として「自殺予防」に繋がることが机上の空論ではなく、いちおうは実践されたデータ・事例として紹介されているのは喜ばしいことかもしれない。
家庭の問題を解決せずして、社会の問題は解決されようもないと思っていたが、焼け石に水をかけて温石にする発想が無意味でないことが示されているのも、希望が持てる内容ではあった。
2007年1月29日に日本でレビュー済み
 読ませる“ルポ”と思って読んだのだが、著者の職業たる学者らしく、論文のようで引き込まれる面白さはない。  自殺の予防策についてのみ知りたいのであれば、第3章から読み進めばいいだろう。

 自殺予防モデル事業に取り組んだ6つの町では、ウツを心の病と広く住民に広報啓発活動で認識してもらい、相談に来やすいよう医療機関と連携して窓口を広げ、家族やリスクの高い人に対する保健士のフォローアップで,病が軽いうちに治療が始められる体制を作り、地域で気軽に相談できる「ふれあい相談室」というボランティアの育成や、遺族の心のケア等に行政と住民が励んだ結果、相乗効果もあって自殺率が明らかに減った。

 同様の取り組みを全国的に行なえば、これも充分効果が出るであろうし、政府も自治体も北欧ような自殺予防成功例は周知しているはずなのに、何故このような小規模でしか行なわないのか?

 社会的弱者を無策に切り捨てる、政府の本質を知り声をあげて抗わねば、テストケースはいつまでも本格的に取り組まれず、放置されるのでは?と危惧する。

 森巣博が書くように、国会議事堂での抗議の焼身自殺が頻発しなければ、捨て置かれるような国では困るのだ!
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レポート