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同時代を生きて 単行本 – 2004/2/28
老いてますます元気に活躍し各界の尊敬を集める3人は,いずれも1922年の生まれの81歳.歩んできた道は違っても,激動の時代を生きてきた点では共通する.戦争,伝統と文化,老い等の話題をめぐって文学作品を媒介にしつつ,20世紀を振り返り,人の生き方について語る.興味深いエピソード満載の熱のこもった同時代へのメッセージ.
- 本の長さ250ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2004/2/28
- ISBN-104000241265
- ISBN-13978-4000241267
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
歩んできた道はまったく異なりながらも、生まれ時期を同じくし多くの問題関心を共有してきた、瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン、鶴見俊輔の三人の知識人が、共通の知人・友人を媒介にしつつ様々なテーマで語り合う鼎談集。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2004/2/28)
- 発売日 : 2004/2/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 250ページ
- ISBN-10 : 4000241265
- ISBN-13 : 978-4000241267
- Amazon 売れ筋ランキング: - 750,531位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 777位論文集・講演集・対談集
- - 11,710位近現代日本のエッセー・随筆
- - 17,577位思想・社会
- カスタマーレビュー:
著者について
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1922年、徳島生まれ。本名・瀬戸内晴美。東京女子大学入学。同大学在学中に婚約、卒業後、北京で新婚生活を送り、同地で長女を出産。敗戦後の48年、 26歳のときに家族を捨てて出奔、小説家を志す。63年『夏の終わり』で第2回女流文学賞受賞。73年に得度し、法名・寂聴となる。92年『花に問え』で 第28回谷崎潤一郎賞、96年『白道』で第46回芸術選奨文部大臣賞。98年、『源氏物語』の現代語訳を完成させる。2001年、『場所』で第54回野間 文芸賞。06年、文化勲章受章。現在は執筆活動のかたわら、名誉住職を務める天台寺(岩手県二戸市)のほか、四国「ナルトサンガ」(徳島県鳴門市)、京 都・寂庵(嵯峨野)などで定期的に法話を行なっている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 寂聴辻説法 (ISBN-13: 978-4797672046 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
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トップレビュー
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2020年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
予定通り迅速に届き、本の状態もほぼ新品のようで、感激です!
2014年9月30日に日本でレビュー済み
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2004年に80才の3人が生きた時代の人々を語り合う。既に鶴見が亡くなった。瀬戸内とキーンさんはいまだに90才を超えても活躍している。昔を偲ぶには面白い。ただ鶴見が喋り過ぎる。annoy感が残る。
2014年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
風流夢譚事件で中央公論グループのボス・嶋中邸に右翼が乗り込み、お手伝いが殺され、嶋中夫人 雅子さんが傷を負ったことを振り返り、一通り総括したあと、
瀬戸内「鶴見さんは、小さいときに雅子さんをいじめたんですか」
鶴見「そうそう笑」
瀬戸内「そう言ってらっしゃいましたよ」
鶴見「不良少年のころの私を知ってる人は、いまは少ないんですよ」
、、、、数年ぶりに読んだが、以前よりオモロイ。瀬戸内さんの関節ワザが決まりまくりである。
嶋中など、キーンさんの友人がつぎつぎに死に、キーンさんが寂しがると、
瀬戸内「さみしいですねえ。愛別離苦ですよ。」
のところでプッと笑ってしまった。
あと、3人とも、だれにでも分かる表現で仕事をしてきたことも素晴らしいなと、あらためて思う。
そういやビートルズの生き残りの二人も、対象に突っ込みすぎない余裕派。
カタヒジ張らないことが長生きのコツなんだろうか。
瀬戸内「鶴見さんは、小さいときに雅子さんをいじめたんですか」
鶴見「そうそう笑」
瀬戸内「そう言ってらっしゃいましたよ」
鶴見「不良少年のころの私を知ってる人は、いまは少ないんですよ」
、、、、数年ぶりに読んだが、以前よりオモロイ。瀬戸内さんの関節ワザが決まりまくりである。
嶋中など、キーンさんの友人がつぎつぎに死に、キーンさんが寂しがると、
瀬戸内「さみしいですねえ。愛別離苦ですよ。」
のところでプッと笑ってしまった。
あと、3人とも、だれにでも分かる表現で仕事をしてきたことも素晴らしいなと、あらためて思う。
そういやビートルズの生き残りの二人も、対象に突っ込みすぎない余裕派。
カタヒジ張らないことが長生きのコツなんだろうか。
2004年3月9日に日本でレビュー済み
両親と同世代の知識人3人が81歳の人生をどう振り返り、老いをどう生きていくのか興味を持って読み始めた。「死ぬまで自分の可能性を開発するほうが面白い」という瀬戸内さん。「情熱を乗せたモティーフがなければ,いい仕事なんてできない」と言い切る鶴見さん。「日本の伝統文学を読むと、いつも「人の声」を聴くようにしてきました」というキーンさん。多くの忘れえぬ人びとが語られた中で、3人の共通の友人,永井道雄と嶋中鵬二のエピソードが最も強い光を放っている。彼らは10年ほど前に亡くなっているのだが鶴見さんは、鼎談の「同じ席にすわっていて,黙って聞いていることを感じた」とあとがきに書いている。今度両親に会うときに語り合える話題をたくさん頂いた。