飲食業に従事するものとして、「無駄になる食材」の行く末を案じ、「何か良い方法がないものか」と自問していた。
更には「社会貢献の一部になれば」と「チャリティが出来る寄付先の団体」を探していたところ、「セカンドハーベストジャパン」の存在を知った。
そして「フードバンクについて、もう少し勉強してみたい」という気持ちから本書を読んだ。
「捨てられるはずだった食べ物を、必要とする人達に無償で届ける。みんなが得をする」
何て合理的で明解なシステムなんだろう!
〜「もったいない」から「ありがとう」へ〜
このフレーズもとても気に入っている。
誰だって、皆、誰かの役に立ちたいという気持ちは少なからず持っていると思う。
本書はそんな人間の背中をそっと押してくれる、勇気を与えてくれるものだ。
フードバンクを教えてくれた友人、この本を出版してくれた岩波書店、そしてこの本を執筆してくれた大原さんに、心から感謝をしたい。
本家・アメリカに負けないような、日本のフードバンク確立のために、私も些細な事からでもいいから、一歩踏み出してみようと思う。
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フードバンクという挑戦 貧困と飽食のあいだで 単行本 – 2008/7/18
大原 悦子
(著)
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購入オプションとあわせ買い
缶づめが少しへこんだ、運送用ダンボールが破損した、ラベルが少し曲がってる……。賞味期限内なのに「完全でない」からと捨てられる大量の食べ物。そのかげで増える、困窮する人びと。これ、なんとかならない? 両者をつなぐフードバンクは新しい「もったいない」の形。いま、各地でフードバンクの挑戦がはじまっている。
- 本の長さ187ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/7/18
- ISBN-104000246445
- ISBN-13978-4000246446
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2008/7/18)
- 発売日 : 2008/7/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 187ページ
- ISBN-10 : 4000246445
- ISBN-13 : 978-4000246446
- Amazon 売れ筋ランキング: - 875,300位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,644位社会福祉関連書籍
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2016年6月19日に日本でレビュー済み
多様化の時代の中で柔軟に多様化を受け入れていくということのひとつ。
最近親しい人たちが一生を終えることに続けて直面している中で、人生を何のために過ごしていくかということを考えることが増えました。
世の中がみんなニコニコと過ごしていけたらよいのになあ。。
最近親しい人たちが一生を終えることに続けて直面している中で、人生を何のために過ごしていくかということを考えることが増えました。
世の中がみんなニコニコと過ごしていけたらよいのになあ。。
2008年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不勉強にて フードバンクというものを知らず、新聞の書評で本書を見て 読んだしだいである。僕自身 現在の日本での賞味期限を巡る言説に大きな違和感を感じていたので本書を読んでいて ある意味で スカッとする部分が有った。
まず 日本の貧困というものが フードバンクを通じて 炙り出されてきた来た点がある。本書でも書かれているが「食べ物を乞う」ということの 乞う方と乞われる方と 両方にとっての困難さがあり 今までそれが見えにくかった。それが 「無償で寄付された食糧を無料で寄付する」という 極めて明快な活動が発生したことで 初めて見えてくる「日本の貧困」が出てきた。
次に日本のいう社会でのボランティアという広い問題が提起されている。アメリカに比べて日本はボランティアという活動が少ないというのが著者の意見だ。確かに ボランティアという言葉が日本語にない。「社会奉仕」とでも言うのかもしれないが そもそも無理して作った単語だと思う。
僕は 必ずしも 日本においてボランティアが「薄い」とは思わないが アメリカのような「組織」としてやるような状況になっていないことも確かだ。その意味で 2HJが どのように根付くのかは注目されるだろうし ぜひ成功して貰いたい。
最後に。やはり日本の食に対する考え方は どこかで道を間違えてきたと再認識した。形の悪い野菜などを否定しているのは 消費者なのか小売業なのかも含めて もう一度考えるべき時代になったと思う。形の悪い野菜を捨てる時に 同時に 日本人は「何か」を捨ててしまっているような気がしてならない。その「何か」は 言葉では説明しにくい。本書は そんな「何か」を言葉で説明している一冊である。
まず 日本の貧困というものが フードバンクを通じて 炙り出されてきた来た点がある。本書でも書かれているが「食べ物を乞う」ということの 乞う方と乞われる方と 両方にとっての困難さがあり 今までそれが見えにくかった。それが 「無償で寄付された食糧を無料で寄付する」という 極めて明快な活動が発生したことで 初めて見えてくる「日本の貧困」が出てきた。
次に日本のいう社会でのボランティアという広い問題が提起されている。アメリカに比べて日本はボランティアという活動が少ないというのが著者の意見だ。確かに ボランティアという言葉が日本語にない。「社会奉仕」とでも言うのかもしれないが そもそも無理して作った単語だと思う。
僕は 必ずしも 日本においてボランティアが「薄い」とは思わないが アメリカのような「組織」としてやるような状況になっていないことも確かだ。その意味で 2HJが どのように根付くのかは注目されるだろうし ぜひ成功して貰いたい。
最後に。やはり日本の食に対する考え方は どこかで道を間違えてきたと再認識した。形の悪い野菜などを否定しているのは 消費者なのか小売業なのかも含めて もう一度考えるべき時代になったと思う。形の悪い野菜を捨てる時に 同時に 日本人は「何か」を捨ててしまっているような気がしてならない。その「何か」は 言葉では説明しにくい。本書は そんな「何か」を言葉で説明している一冊である。
2008年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フードバンクという、行動型のシステムに感心した。ボランティアに対する日本人の照れや、恵んでやるっていう差別感覚への言及も納得できた。これは面白い。自分も何かできそうな感じ。巻末に関西フードバンクや2HJの連絡先が書いてあるのもいい。アメリカ経済が大きな困難に見舞われている現在の状態からして、おそらくフードバンク活動には大きな支障が出てくるだろう。日本のフードバンク活動は、いよいよ独り立ちしなければならないのだ。
日本でも、このシステムは有効なはずだ。読んで確かな手応えを感じた。絆創膏型の救急だという批判にも、終盤でしっかり答えている。納得の、行動意欲に駆り立てられる一冊。
日本でも、このシステムは有効なはずだ。読んで確かな手応えを感じた。絆創膏型の救急だという批判にも、終盤でしっかり答えている。納得の、行動意欲に駆り立てられる一冊。
2008年10月14日に日本でレビュー済み
捨てられているものを拾って食べるわけではありません。
本来問題なく食べられるのに、その食品の賞味期限や安全性とは別の問題で
捨てられてしまう運命にあるものを、企業や農家から引き取って、食品を必要としている団体に配る「フードバンク」という仕組みについて紹介した本です。
アメリカでの活動は合理的かつ理想的であり、日本での活動ももっと広がればと思いつつも、本文中にも記述されているが「おぼれている赤ちゃん」を必死に救っているだけで、上流で赤ちゃんを川に放り投げている悪人(つまり貧困)をなんとかしなければ問題は解決しない訳である。
2500万人の人に食べ物を供給していることを「すばらしい!」と感じるか、「なぜそんなに多くの人が食べ物に困っているのか?」と感じるのか…
日本では食べ物に困っている人がいないことにされている訳で、何もしないよりはできることからどんどんやっていこう!という精神は頭が下がります。
日本で活動を行うチャールズ氏の
困っている人がいたときにresponsible(責任)を感じるのではなくresponse(反応)することが必要
とは目からうろこだった。
ないない尽くしの日本では、制度面からの後押しに加えて国民的な意識高揚も必要。
本来問題なく食べられるのに、その食品の賞味期限や安全性とは別の問題で
捨てられてしまう運命にあるものを、企業や農家から引き取って、食品を必要としている団体に配る「フードバンク」という仕組みについて紹介した本です。
アメリカでの活動は合理的かつ理想的であり、日本での活動ももっと広がればと思いつつも、本文中にも記述されているが「おぼれている赤ちゃん」を必死に救っているだけで、上流で赤ちゃんを川に放り投げている悪人(つまり貧困)をなんとかしなければ問題は解決しない訳である。
2500万人の人に食べ物を供給していることを「すばらしい!」と感じるか、「なぜそんなに多くの人が食べ物に困っているのか?」と感じるのか…
日本では食べ物に困っている人がいないことにされている訳で、何もしないよりはできることからどんどんやっていこう!という精神は頭が下がります。
日本で活動を行うチャールズ氏の
困っている人がいたときにresponsible(責任)を感じるのではなくresponse(反応)することが必要
とは目からうろこだった。
ないない尽くしの日本では、制度面からの後押しに加えて国民的な意識高揚も必要。
2008年11月14日に日本でレビュー済み
フードセキュリティーとは、キチンとした食事を何人も三食食べる事が出来る
事とされています。
しかし、貧困、失業などで三食を食べることが出来ない方もいることも事実
です。
本人が働かない性と決めつけても何も解決はしません。
一方、「賞味期限が迫っていて販売できない商品」「段ボールが破けてしま
った缶詰」など、食品として安全な商品が食べられることなくどんどん捨てられ
て行きます。
フードバンクは、廃棄される運命の問題の無い商品を、利用していこうという
運動です。
フードバンクは「問題の本質を解決していない絆創膏の処置」と言う方もいま
すが、世の中には絆創膏が必要な方もいる事を忘れてはいけないのです。
フードバンクとは何かを学べる一冊です。
事とされています。
しかし、貧困、失業などで三食を食べることが出来ない方もいることも事実
です。
本人が働かない性と決めつけても何も解決はしません。
一方、「賞味期限が迫っていて販売できない商品」「段ボールが破けてしま
った缶詰」など、食品として安全な商品が食べられることなくどんどん捨てられ
て行きます。
フードバンクは、廃棄される運命の問題の無い商品を、利用していこうという
運動です。
フードバンクは「問題の本質を解決していない絆創膏の処置」と言う方もいま
すが、世の中には絆創膏が必要な方もいる事を忘れてはいけないのです。
フードバンクとは何かを学べる一冊です。
2008年10月12日に日本でレビュー済み
「フードバンクって何?」という人が読むのに最適な本。私もその一人だったが、この本によって新たな、大切なことを知ることができ大きな充実感を得た。
フードバンクやボランティアが根付いているアメリカと日本の違い・温度差が浮き彫りにされており、歯がゆい思いを抱いてしまう。
食べ物を無駄にしないために・お腹を空かせている人たちのために、私たちにできることは確かにある。
まずは「知ること」が第一歩。
食べ物について、どう考えどう扱うのが最善なのか、日本社会が新たな価値観をもって思案すべき時が来ていると思った。
フードバンクやボランティアが根付いているアメリカと日本の違い・温度差が浮き彫りにされており、歯がゆい思いを抱いてしまう。
食べ物を無駄にしないために・お腹を空かせている人たちのために、私たちにできることは確かにある。
まずは「知ること」が第一歩。
食べ物について、どう考えどう扱うのが最善なのか、日本社会が新たな価値観をもって思案すべき時が来ていると思った。
2008年7月19日に日本でレビュー済み
フードバンクの仕組みは、まだ十分食べられるのに捨てられていた食品を食品会社から寄付してもらい、食べ物に困っている人に無料で届ける運動です。日本でも餓死者が発生していますし、格差社会のもとで生活困窮者が増えてきています。余剰食品は流通の様々な場所で発生します。それをフードバンクが集め、原則として個人でなく、福祉施設や団体に届けます。こうした施設は食の専門家がいて「不適切な扱い」が起こりにくいのです。フードバンクの趣旨を理解し、信頼関係を築いている団体に配ることで、寄付された食品がよそに転売される心配もなくなります。フードバンクで扱うのは全て賞味期限内の食品です。
この運動はアメリカから始まりました。以前読んだボランティア関係の本に学校で生徒に給食を与えるボランティア活動のことが書かれていました。アメリカ人はキリスト教の関係で寄付やボランティア活動を行います。
食物を与えることはボランティア活動の原点となっているようです。池に小石を投げて波紋が大きく広がるようにこの本を契機に各地でこのような活動が広まって欲しいものです。
食料自給率39%(カロリーベース)、食料廃棄率25%の日本です。企業は廃棄コストを減らすことができ、困っている人たちは食費を節約できる。「もったいない」を「ありがとう」に変えるユニークなシステムです。
食品衛生コンサルタント
この運動はアメリカから始まりました。以前読んだボランティア関係の本に学校で生徒に給食を与えるボランティア活動のことが書かれていました。アメリカ人はキリスト教の関係で寄付やボランティア活動を行います。
食物を与えることはボランティア活動の原点となっているようです。池に小石を投げて波紋が大きく広がるようにこの本を契機に各地でこのような活動が広まって欲しいものです。
食料自給率39%(カロリーベース)、食料廃棄率25%の日本です。企業は廃棄コストを減らすことができ、困っている人たちは食費を節約できる。「もったいない」を「ありがとう」に変えるユニークなシステムです。
食品衛生コンサルタント