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小栗上野介忠順と幕末維新――『小栗日記』を読む 単行本 – 2013/3/27
高橋 敏
(著)
外国奉行や勘定奉行などの要職を歴任し、幕政の中枢を担った小栗上野介忠順。開国の信念のもとに断行された改革はいかにして頓挫したのか。幕閣を罷免された後、官軍によって処刑されるに至ったのはなぜか。その生涯の最期に綴られた474日間の日記を精緻に読み解くことで、激動の時代における新たな小栗像を描き出す。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2013/3/27
- 寸法13.5 x 2.2 x 19.5 cm
- ISBN-104000258885
- ISBN-13978-4000258883
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商品の説明
著者について
高橋 敏(たかはし さとし)
1940年生まれ.1965年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了.文学博士.現在,国立歴史民俗博物館名誉教授.
著書:『近世村落生活文化史序説』(未来社,1990年),『江戸の訴訟』(岩波新書,1996年),『家族と子供の江戸時代』(朝日新聞社,1997年),『国定忠治』(岩波新書,2000年)
『清水次郎長と幕末維新』(岩波書店,2003年),『博徒の幕末維新』(ちくま新書,2004年),『大原幽学と幕末村落社会』(岩波書店,2005年),『幕末狂乱』(朝日選書,2005年)
『清水次郎長』(岩波新書,2010年)ほか.
1940年生まれ.1965年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了.文学博士.現在,国立歴史民俗博物館名誉教授.
著書:『近世村落生活文化史序説』(未来社,1990年),『江戸の訴訟』(岩波新書,1996年),『家族と子供の江戸時代』(朝日新聞社,1997年),『国定忠治』(岩波新書,2000年)
『清水次郎長と幕末維新』(岩波書店,2003年),『博徒の幕末維新』(ちくま新書,2004年),『大原幽学と幕末村落社会』(岩波書店,2005年),『幕末狂乱』(朝日選書,2005年)
『清水次郎長』(岩波新書,2010年)ほか.
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2013/3/27)
- 発売日 : 2013/3/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4000258885
- ISBN-13 : 978-4000258883
- 寸法 : 13.5 x 2.2 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 467,834位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 12,743位日本史 (本)
- - 81,271位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クウレより金あらすの一文が最高でした。当時の日欧の通信時間が知りたかったので、決め手になった。
2018年3月25日に日本でレビュー済み
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佐藤氏が書いた小栗忠順の本と読み比べしながら読み進めていきました。
率直に感想を書くと、こちらの方がより史実に忠実、佐藤氏の方が
史実から膨らませた話が多い、もしくは話の進め方が鋭い
物語として読むなら佐藤氏の方が興味深いものがありましたが
史実を自分の力で読み解くことがメインならこちらの方が骨太だと思います。
私に古文を読み解く力があれば、こちらももっと面白くなったのだろうな、と。
率直に感想を書くと、こちらの方がより史実に忠実、佐藤氏の方が
史実から膨らませた話が多い、もしくは話の進め方が鋭い
物語として読むなら佐藤氏の方が興味深いものがありましたが
史実を自分の力で読み解くことがメインならこちらの方が骨太だと思います。
私に古文を読み解く力があれば、こちらももっと面白くなったのだろうな、と。
2013年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近幕末維新の新しい見方、事実の再発見の研究成果が多く見られます。
幕末の歴史に詳しい高橋敏氏の「小栗日記」を読むは、薩長中心の幕末維新史
とは別の世界を知らしめてくれました。
幕末の歴史に詳しい高橋敏氏の「小栗日記」を読むは、薩長中心の幕末維新史
とは別の世界を知らしめてくれました。
2016年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日記と言う事で書かれてある内容が難しかったり、又難しい漢字も多く理解をするのに少し頭を使いますが、小栗が亡くなるまでの小栗の功績や人間関係を、事細かく書かれていたので、読んでみて凄く面白かったです。
2013年5月3日に日本でレビュー済み
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本書の構成は{初編:『小栗日記』を読むために}{正編:『小栗日記』を読む}{続編:没後の小栗上野介}の三編から成っている。圧巻は正編であり小栗の思考と行動を『小栗日記』から読み取り、小栗がなぜそのように考え行動したかを詳細に掘り下げて解説している。続編では小栗没後の家族や小栗家再興の状況をも詳細に解説し、読者をホッとさせる。さらに小栗の思考と行動を、勝海舟や榎本武揚のそれらと対比し、福澤諭吉を登場させて、客観的に高く評価している。又、日露海戦の勝利は横須賀海軍工廠に負うところが大であったとして、当時の連合艦隊司令長官であった東郷平八郎が小栗上野介の先見の明に敬服感謝の意を表し「仁義礼智信」の書を遺族に贈った事も紹介している。概して、戊辰戦争での薩長を中心とする官軍と幕府軍との戦いに於いて読者は、これまでの徳川幕府の悪政を批判し、薩長を応援するのは理解出来るが、幕府側の人間であった勝海舟、大久保一翁、松平春嶽、等々の恭順派を支持し、徹底抗戦を主張した小栗上野介等については冷たい目で見るのは致し方ない事なのか。最後に著者も同様な事を語っている(本書の139頁〜141頁を参照)が、筆者も小栗上野介が取った行動(なぜ上州権田村土着の途を選んだのか)には大いに疑問を感じる。家族が逃避したように、知人縁者がいて彼らからも誘いがあった会津への逃避ではダメだったのか?又は小栗の決断とは反対に江戸に残留していたらどうなっていたか?いずれにしても小栗と嗣子(又一)は斬殺されたが、その他の家族は全員生き延び、小栗家も(紆余曲折はあったが)小栗貞雄が再興し、小栗没後145年、小栗上野介の評価も徐々に変化してきているので良しと考えたい。最後に本書はこれまで書かれた小栗上野介に関する書物の中では分析力が抜群であり著者に感謝致します。多くの人が本書を読まれることを期待します。
2013年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知的好奇心をくすぐる書籍にであったのは久しぶりでした。読み応えがあり小栗のことを十分に堪能することができました。小栗日記だけでなく小栗家の成り立ちから辿って述べられており小栗の思考・観念はこういうところから発したのかと感慨深いものがありました。筆者の探究心にただただ感謝するばかりです。良い本を執筆して頂きありがとうございました。
2019年6月26日に日本でレビュー済み
本書の内容についてはkei-toshie氏のレビューがすこぶる充実しているので、あえて重複を避ける。小栗の生涯、日記に記された最後の時期の交際関係と、そこで交わされたであろう対話の推理、悲劇的な最期、没後の遺族の苦難と小栗家再興の努力、小栗本人への再評価の動きなどが、資料に基づいて実証的に叙述されている。それによって、正史とされた維新美化史観の虚妄が鋭く暴かれている。信頼できる、そして共感を誘う充実した本である。