めちゃめちゃ面白かった!
読む前は「落合が映画?」とか思っていたのだが、読めば読むほど、彼が半端じゃない映画好きだということが分かる。本人も繰り返す通り、彼は映画は楽しめればいいというタイプの映画ファンなのだが、野球のエピソードなども織り交ぜながら緻密で時に理屈っぽいとさえ感じる独特の語り口で映画を語るので非常に説得力がある。
ところでこの本、もしかしたら落合氏が自分で書いたんじゃないだろうか?だとすれば相当な才能だと思うし、聞き書きだとすればライターがこれを文字にするのはさぞ大変だったろうと思う。それぐらいきっちりとした文章だ。
本書で彼が絶賛していたチャップリンの「モダン・タイムス」を見てみたが確かにあの映画は凄い。彼の言葉の通り、絶対に見るべき映画である。
巻末の山田洋次との対談も楽しい。私は山田洋次の才能は認めるけどその人物にあまり好感が持てなかったのだが、この対談を読んでだいぶ印象が変わった。なぜか?それはぜひ、読んでいただきたい。
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戦士の休息 単行本 – 2013/8/29
落合 博満
(著)
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購入オプションとあわせ買い
超一流野球人は、筋金入りの映画ファンだった! 三船敏郎から『アベンジャーズ』まで「最高の娯楽」である映画を語り尽くした痛快エッセイ。スターとは? プロフェッショナルとは? 温かくも深い「休息」の言葉に人間・落合博満の真の魅力が浮かび上がる。ジブリ『熱風』誌の人気連載に新たな一章を加え、山田洋次氏との「監督対談」を収録!
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2013/8/29
- 寸法13.5 x 2.3 x 19.5 cm
- ISBN-104000259121
- ISBN-13978-4000259125
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2013/8/29)
- 発売日 : 2013/8/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4000259121
- ISBN-13 : 978-4000259125
- 寸法 : 13.5 x 2.3 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 37,675位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 10,456位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
じっくりと読むとまた落合氏が
何を考えていたのか少し読み取れて
良かったです。
何を考えていたのか少し読み取れて
良かったです。
2017年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、書籍自体が新品同様で、帯もついていて、折れやしわはありませんでした。価格も非常にお安く感謝です。
2013年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
語られる映画のほとんどは広く世間に知られたものが多く、小生も観たものが多いので、各々の映画に対する落合氏と小生の考えを比較しながら読むことができました。映画評論家や映画パラノイアの方の書いた映画の本は特定の監督や作品に対して思いれが強すぎることがあり、時として閉口することがありますが、この本では、映画に対する総論、各論を、氏がベンチで采配していた時のように淡々と語っています。小生は映画については関心がありますが、暇だから観に行く、事前情報を知って面白そうだから観に行くというスタンスですので、氏の少し映画自体あるいはその関係者から「距離」を置いた語りは大いに共感できるものでした。
氏のこれまで出版した本は、どうしても野球関連、あるいは監督の経験から求められる企業セミナー的なものに話題が束縛されがちでしたが、この本はそんな束縛から少々解放されて氏の歴史観、価値観、人生観と言ったものについてより触れることができます。先人の営みを調べること、対象物を観察すること、調べたこと観察したことを記憶することが事を成就するにあたって如何に大切か、改めて教えられました。川上哲治氏は野球界を離れていた時期にも、飛行機整備、農業の方面で非凡さを発揮されましたが、氏も野球界以外の道にもし進まれていたとしても、かなりの実績を残されたのではないかと思います。帯にある鈴木敏夫氏の言葉は決して大げさなものではないと思います。
学生時代の アルバイト先の近場の工場主が後にプロ野球球団のオーナーになり、監督を任されることになったという中西太氏の話を最初に知った時は唸ってしまいましたが、「一刀斎は背番号6」という1959年製作の映画の存在にはそれ以上に唸ってしまいました。オリオンズに入団し、背番号6を付けて大活躍する、この映画の主人公と同じ人生を氏は後に歩むことになります。ひょっとしてこの映画の存在を意識して、氏は背番号6をつけたのでしょうか。
氏のこれまで出版した本は、どうしても野球関連、あるいは監督の経験から求められる企業セミナー的なものに話題が束縛されがちでしたが、この本はそんな束縛から少々解放されて氏の歴史観、価値観、人生観と言ったものについてより触れることができます。先人の営みを調べること、対象物を観察すること、調べたこと観察したことを記憶することが事を成就するにあたって如何に大切か、改めて教えられました。川上哲治氏は野球界を離れていた時期にも、飛行機整備、農業の方面で非凡さを発揮されましたが、氏も野球界以外の道にもし進まれていたとしても、かなりの実績を残されたのではないかと思います。帯にある鈴木敏夫氏の言葉は決して大げさなものではないと思います。
学生時代の アルバイト先の近場の工場主が後にプロ野球球団のオーナーになり、監督を任されることになったという中西太氏の話を最初に知った時は唸ってしまいましたが、「一刀斎は背番号6」という1959年製作の映画の存在にはそれ以上に唸ってしまいました。オリオンズに入団し、背番号6を付けて大活躍する、この映画の主人公と同じ人生を氏は後に歩むことになります。ひょっとしてこの映画の存在を意識して、氏は背番号6をつけたのでしょうか。
2013年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
野球とは少し離れて、映画の話に終始している部分が面白かったです。
映画、人生、アメリカ、日本、韓国、戦争と話は多岐にわたり、古い作品から最近の作品までよく見られているようです。
野球に絡めるところが少しありましたが、それ以上に、哲学、さらに、歴史観。
韓国ドラマを通しての知らない事象への興味の広がりや、また、”ミリオネア”等でも語られていた、小説、推理小説のこだわりもかなりある様子でした。
その他印象に残ったことは。
・「歴史に学べ、先人の知恵をつかめ」
・その時代その時代により、掴む感性が違う。チャップリンや美空ひばりのすごさは、ある年齢になったときに感じた。
・三船敏郎のかっこよさはすごい。
・野球映画は好きではない。プレーのどこかに嘘がある。医者や刑事の映画もおそらく同じ。
・アベンジャーズとプロ野球のオールスターとの比較。
・007と寅さんのマンネリズムへの賛辞。映画は楽しくなければならない。(デビットニーブンの007カジノロワイヤルが出てきたのには、思わずニャついてしまった。)
・未来への希望、映画
私は、ロッテ時代の落合選手が好きでした。川崎球場にも何回か行きました。
映画も好きでした。ベンハー、十戒、ウエストサイト物語。
ご本人は、英語が苦手と言いながらも、よく調べられた丁寧な映画の解説。どの映画もいいところも悪いところもある、というスタンスで映画を見ている。
いずれにしても、理屈抜きで、映画と少し野球と落合氏の歴史観を知れた、楽しい時間を過ごせた本でした。
映画、人生、アメリカ、日本、韓国、戦争と話は多岐にわたり、古い作品から最近の作品までよく見られているようです。
野球に絡めるところが少しありましたが、それ以上に、哲学、さらに、歴史観。
韓国ドラマを通しての知らない事象への興味の広がりや、また、”ミリオネア”等でも語られていた、小説、推理小説のこだわりもかなりある様子でした。
その他印象に残ったことは。
・「歴史に学べ、先人の知恵をつかめ」
・その時代その時代により、掴む感性が違う。チャップリンや美空ひばりのすごさは、ある年齢になったときに感じた。
・三船敏郎のかっこよさはすごい。
・野球映画は好きではない。プレーのどこかに嘘がある。医者や刑事の映画もおそらく同じ。
・アベンジャーズとプロ野球のオールスターとの比較。
・007と寅さんのマンネリズムへの賛辞。映画は楽しくなければならない。(デビットニーブンの007カジノロワイヤルが出てきたのには、思わずニャついてしまった。)
・未来への希望、映画
私は、ロッテ時代の落合選手が好きでした。川崎球場にも何回か行きました。
映画も好きでした。ベンハー、十戒、ウエストサイト物語。
ご本人は、英語が苦手と言いながらも、よく調べられた丁寧な映画の解説。どの映画もいいところも悪いところもある、というスタンスで映画を見ている。
いずれにしても、理屈抜きで、映画と少し野球と落合氏の歴史観を知れた、楽しい時間を過ごせた本でした。
2014年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
関東在住のドラゴンズファンですが、たいへん楽しく読ませていただきました。
2013年9月14日に日本でレビュー済み
書店で偶然見かけた。衝動買いし、直ぐに読了した。感想は以下三点である。
一点目。落合という方が映画に深くコミットしていた点を初めて知って新鮮だった。
「コミット」という言い方が正しいかどうか解らない。但し 少なくとも落合が映画というものに
出会わなかったら、落合という方の人生の有り様もかなり変わっていたのかもしれないと思わされた。
落合の映画との出会いは高校時代だという。野球の練習や学校をさぼって秋田の映画館で一人で一日を過ごしたという。
天才的な野球選手のある種の孤独な姿が目に浮かぶような場面だ。その場面自体が映画的と言ってよい。
一人で同じ映画を繰り返し見ていく。そのうちに、ある種の「物の見方」が養成されていく。その「物の見方」が落合の
一生の「物の見方」に結晶していく。そんな歴史が新鮮だった。
二点目。落合という方の淡淡とした語り口の絶妙さにうならされた。
「采配」という野球論の際にも感じたことだ。肩肘を張らずにゆっくりと物事を語る、その語り口が妙に心地よい。
元スター野球選手の本だ。ゴーストライターの方がお手伝いして書いていてもおかしくない。但し、、
この「語り口」は確かに選手時代の落合のそれに似ている。従い、本書もご自身で書かれているのだろうなと
考える次第だ。
三点目。
落合は野球におけるスーパースターは長島と王だけだと本書で断言している。自分ご自身もスーパースターではないと
言っている。従い、例えば本日現在プロ野球で大活躍している選手もスーパースターとは呼べないと確信
しているご様子だ。その理由としては「選手としての能力」ではなく、「時代性」を挙げる。例えば三船敏郎
を王と長島に並べて書く。それにははっとさせられた。その時代が要求するものがスーパースターだったという
ことか。現代がスーパースターを産み得ない時代ということか。
落合は表紙に紅の豚のポルコロッソを起用している。スーパースターとはいえないポルコに自身をなぞらえている
様が本書における落合の基本姿勢だ。以上、大変楽しい読書であった。最後の山田洋次との対談も興味深い。
一点目。落合という方が映画に深くコミットしていた点を初めて知って新鮮だった。
「コミット」という言い方が正しいかどうか解らない。但し 少なくとも落合が映画というものに
出会わなかったら、落合という方の人生の有り様もかなり変わっていたのかもしれないと思わされた。
落合の映画との出会いは高校時代だという。野球の練習や学校をさぼって秋田の映画館で一人で一日を過ごしたという。
天才的な野球選手のある種の孤独な姿が目に浮かぶような場面だ。その場面自体が映画的と言ってよい。
一人で同じ映画を繰り返し見ていく。そのうちに、ある種の「物の見方」が養成されていく。その「物の見方」が落合の
一生の「物の見方」に結晶していく。そんな歴史が新鮮だった。
二点目。落合という方の淡淡とした語り口の絶妙さにうならされた。
「采配」という野球論の際にも感じたことだ。肩肘を張らずにゆっくりと物事を語る、その語り口が妙に心地よい。
元スター野球選手の本だ。ゴーストライターの方がお手伝いして書いていてもおかしくない。但し、、
この「語り口」は確かに選手時代の落合のそれに似ている。従い、本書もご自身で書かれているのだろうなと
考える次第だ。
三点目。
落合は野球におけるスーパースターは長島と王だけだと本書で断言している。自分ご自身もスーパースターではないと
言っている。従い、例えば本日現在プロ野球で大活躍している選手もスーパースターとは呼べないと確信
しているご様子だ。その理由としては「選手としての能力」ではなく、「時代性」を挙げる。例えば三船敏郎
を王と長島に並べて書く。それにははっとさせられた。その時代が要求するものがスーパースターだったという
ことか。現代がスーパースターを産み得ない時代ということか。
落合は表紙に紅の豚のポルコロッソを起用している。スーパースターとはいえないポルコに自身をなぞらえている
様が本書における落合の基本姿勢だ。以上、大変楽しい読書であった。最後の山田洋次との対談も興味深い。
2013年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画愛好家としての落合博満さん。
野球を語るとき以上に、日本語の使い方にとても気を配っているようにうかがえて、専門外のことに対する謙虚さが伝わってきました。
まあ、年代的に近いので、私にとっては見ている映画や感じ方も比較的近くて違和感のない映画解説本でした。
何よりも映画について語りながらも、物事の本質に言及するあたり、凝り性なんでしょうね。
野球を語るとき以上に、日本語の使い方にとても気を配っているようにうかがえて、専門外のことに対する謙虚さが伝わってきました。
まあ、年代的に近いので、私にとっては見ている映画や感じ方も比較的近くて違和感のない映画解説本でした。
何よりも映画について語りながらも、物事の本質に言及するあたり、凝り性なんでしょうね。