書き込み有りは説明通り。背表紙下部の翻訳者、出版社部位が
剥がれて欠損。コンディション説明に不誠実さあり。
減額対象と思慮。誠実な事後対応を乞う。
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経済学の思考法: 貨幣と成長についての再論 (岩波モダンクラシックス) 単行本 – 1999/9/7
本書は,新古典派経済学の成長によってノーベル賞を受賞した著者が,自らの従来の理論的立場を克服するものとして著した論文を集成したものである.経済理論は現実の経験から生まれ,またそれに基礎づけられなければならないとの洞察にもとづいて,貨幣理論と成長理論が再論される.
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1999/9/7
- ISBN-104000264133
- ISBN-13978-4000264136
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
経済理論は現実の経験から生まれ、またそれによる基礎づけが必要との洞察に基づいて貨幣理論と成長理論を論じた、ノーベル賞受賞者である著者の新古典派経済学の集大成。85年刊の再刊。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1999/9/7)
- 発売日 : 1999/9/7
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 272ページ
- ISBN-10 : 4000264133
- ISBN-13 : 978-4000264136
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,119,921位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 54,050位投資・金融・会社経営 (本)
- - 97,293位ビジネス・経済 (本)
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経済学の思考法―貨幣と成長についての再論 (日本語) 単行本 – 1985/5/28
J.R.ヒックス (著), 貝塚 啓明 (翻訳)
原著
Economic Perspectives: Further Essays on Money and Growth (English Edition)
John Hicks (著) Kindle版あり
以下が所収。
Monetary Experience and the Theory of Money 1977
貨幣的な経験と貨幣理論
75頁に「貨幣の代替物のピラミッド」という記述がある。これは信用貨幣の内生的必然性を示しており、MMT関連の指摘に先行する。
(『内生的貨幣供給理論の再構築』内藤 敦之 (著)によると、今でも内生的貨幣理論はヒックスの分類に当てはまるという。)
「輸出国は輸入国に対して結果において貸し付けていることになる」という指摘(128頁)はMMTとズレるが正しい。
MMTでは純輸出はリソースを手放すから費用とする。そこまではいい。
しかし輸入を便益とするフリードマン的発想は間違いだ。ガンジーは自給することで初めてイギリスの資本主義に打ち勝った。要はケースバイケース。
ヒックスのように[輸入は借り入れ]、輸出は貸し付けと考えるのがしっくりくる。
借り入れて何が悪い?という疑問ならわかる。この場合は相手による。
ヒックスの欠点は金本位制[状況論的に]から免れていない点だが、これは先のピラミッドとして信用貨幣内に体系づけられていると考えればいいだけだ。
ヒックスは完全雇用とインフレについても考察している。
デマンド・プル、コスト・プッシュインフレ、後者は労働組合の攻撃性が原因とされがち(141頁)という指摘も重要。
内生的貨幣供給理論への寄与はカルドア(『貨幣・経済発展そして国際問題』)、ムーアを経由してのものだが、『価値と資本』が代表作として揺るがないとしても後期ヒックスの重要性ももう少し認識されていい。
追記:
読み返すと、ヒックスは金本位制を歴史的に相対化できていることに気づいた。
《貨幣が金属貨幣であるときに、その供給が外生変数として扱えることには疑問がない。…しかし、銀行貨幣の供給はこれほど明確に外生的ではない。…》78頁
J.R.ヒックス (著), 貝塚 啓明 (翻訳)
原著
Economic Perspectives: Further Essays on Money and Growth (English Edition)
John Hicks (著) Kindle版あり
以下が所収。
Monetary Experience and the Theory of Money 1977
貨幣的な経験と貨幣理論
75頁に「貨幣の代替物のピラミッド」という記述がある。これは信用貨幣の内生的必然性を示しており、MMT関連の指摘に先行する。
(『内生的貨幣供給理論の再構築』内藤 敦之 (著)によると、今でも内生的貨幣理論はヒックスの分類に当てはまるという。)
「輸出国は輸入国に対して結果において貸し付けていることになる」という指摘(128頁)はMMTとズレるが正しい。
MMTでは純輸出はリソースを手放すから費用とする。そこまではいい。
しかし輸入を便益とするフリードマン的発想は間違いだ。ガンジーは自給することで初めてイギリスの資本主義に打ち勝った。要はケースバイケース。
ヒックスのように[輸入は借り入れ]、輸出は貸し付けと考えるのがしっくりくる。
借り入れて何が悪い?という疑問ならわかる。この場合は相手による。
ヒックスの欠点は金本位制[状況論的に]から免れていない点だが、これは先のピラミッドとして信用貨幣内に体系づけられていると考えればいいだけだ。
ヒックスは完全雇用とインフレについても考察している。
デマンド・プル、コスト・プッシュインフレ、後者は労働組合の攻撃性が原因とされがち(141頁)という指摘も重要。
内生的貨幣供給理論への寄与はカルドア(『貨幣・経済発展そして国際問題』)、ムーアを経由してのものだが、『価値と資本』が代表作として揺るがないとしても後期ヒックスの重要性ももう少し認識されていい。
追記:
読み返すと、ヒックスは金本位制を歴史的に相対化できていることに気づいた。
《貨幣が金属貨幣であるときに、その供給が外生変数として扱えることには疑問がない。…しかし、銀行貨幣の供給はこれほど明確に外生的ではない。…》78頁