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古代哲学 (〈1冊でわかる〉シリーズ) 単行本 – 2004/9/29

3.4 5つ星のうち3.4 5個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2004/9/29)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/9/29
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 206ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000268759
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000268752
  • カスタマーレビュー:
    3.4 5つ星のうち3.4 5個の評価

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ジュリア・アナス
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月11日に日本でレビュー済み
他レビューにもある通り、訳が分かりづらいため理解に時間がかかります。
日本人が書いた哲学の入門書(たとえば岩崎武雄『西洋哲学史』など)を読んで哲学の全体像を入れたうえで、原典への橋渡しに読んでいくと理解が深まると思われます。

15頁
『国家』の終わり近くの箇所で、プラトンは、われわれがみな二頭の動物を支配しようと試みる小さな人間を内に含んでいると述べている。二頭のなかの一方は、気概であり、獰猛ではあるが変貌することのない、御すことができるライオンである。他方は、欲望であり、絶え間なく形を変える予測のつかない怪物である。明らかにプラトンは、感情や欲望はわれわれの内なる力であり、それらはもともと人間以下の人間であるが、しかし、理性によって訓練され陶治されることによって、人間の生の一部を形成することができると考えている――実に、それが人間の生の最も幸福なかたちであると私は考えている。
103頁
『国家』の中心的な巻では、知識をもつためには、ユークリッドの公理や定理のように、厳密にその内容が構造化され、照明の連鎖によって結合された一つの体系的領域に精通していることが必要とされている。さらにそのうえプラトンは、哲学はまぎれもなくそれ自体の最初の原理を証明するものであり――それこそ数学者がやりそこなっていることである――、仮定からはじめることなく、仮定ではない証明された第一原理からどのようにしてすべてのことが生じるかを示すのであると主張して、数学者に差をつけている。
2013年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 非常にわかりやすい本で驚きました。と言っても、通常の入門書とは異なり、時系列順に哲学者を解説している本ではありません。むしろ、この本を読んでも、古代哲学についての多くに知識を得ることは適わないかもしれません。では何が優れているのかというと、本書は古代哲学を学ぶ上での前提条件や我々の意識について深く教えてくれていることです。
 そもそも、紀元前に書かれた書物を21世紀に生きる我々が読むということは、いったいどういうことなのでしょうか。そこに何の問題もないのでしょうか。現代的な解釈で読んでもいいものなのか、現代人の問題意識を古代に投影してよいものなのか。意外にもこれらの基本的な事柄に対して、一般的な入門書は教えてくれないし無関心です。ですから、我々が古代哲学の入門書を読む時に感じる違和感、現代と古代の距離感を本書は縮めるために、私は本書を読むことが必須なのではないかと思います。私が何を問題とするのかではなく、古代の哲学者たちが何を問題としてきたのか。そのことを理解せずに読む古代哲学は、空虚なものでしかないのではないのでしょうか。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年7月4日に日本でレビュー済み
 哲学者たちの思想を編年的に並べるという形を取らず、テーマに沿った叙述を試みたという点で極めてユニークな入門書である。
 扱われる題材は、理性と感情の関係であったり、徳と幸福の問題であったり、あるいは、論理と実在の問題であったり。それらが、現代的な関心の元に論じられ、古代哲学が身近なものとして感じられるよう、工夫がなされており、筆者のこの努力は多としなければならないだろう。
 しかし翻訳が非常に読みにくい!原文の責任もあるだろうが、入門書として出版する以上、訳者はもうすこし苦労をしてもよかったのではないか。この薄い本を通読することができるのはおそらく、専門家と専門家志願者だけだろう。おもしろい本なだけに、かえすがえすも残念。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年9月11日に日本でレビュー済み
まだ読んでいる最中ですが(メデイアの怒りのあたり)、哲学初心者にも関わらず面白いと感じさせてくれる本です。しかし、他の方もレビューされているように、訳がひどいです。全てではないですが、かなり多くの部分で、素人が翻訳したか、Google翻訳を使ったかのような主語がやたら長い、一文が長い、冗長なわかりにくい訳になっています。意味を捉えるのに何度も読み返す必要があります。訳者は専門家のようですが翻訳は慣れていないのだろうか?しかし原著にあたれば哲学用語の単語の洗礼を浴びまくるのだろうと思い、どうしたものかと思っています。
2005年4月24日に日本でレビュー済み
哲学と聞いただけで頭が痛くなる人もいるだろう! 個人的に私も「哲学」と言う言葉に興味は有るが自ら好んで読もうとは思わなかったが、「一冊で解る」と書かれていて読んでみようかな!と思い手にした本でした。
教育課程で耳したことの有る人物が多数出てきますが、結構面白く読むことが出来ました。なかでも興味を持ったのはプラトンの「国家」に関してでした。
その中に理想社会についての説明が有り、国家では富を持つ者と政治的権力を持つ者との間に徹底した分業が定められていて、国を支配する者は国家の守護者と呼ばれる存在であり、自分の人生を捧げ公共の善と国家の運営に専心する。そして、経済的活動と呼べる行為に従事する者は、政治的支配から排除される、何故なら彼らの生き方そのものが私的利益優先に成る可能性が有り、公益がかかる公共の舞台にはふさわしくないと言う。対称的に守護者と呼ばれる階層は、公益を優先し、その為には自分自身の利益をも犠牲にする様に教育され訓練されていると述べられています。
今の不況に喘ぐ日本の現状と比較してみて下さい。連日の様に守護者の階層の不祥事が紙面を飾っています。紀元前の社会において識られていた理想社会とはほど遠い現実が有ります。彼らにも是非プラトンの「国家」を読んで頂きたいと思いながら読ませて頂きました。興味の有る方は是非読んでみて下さい。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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