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日本列島の巨大地震 (岩波科学ライブラリー) 単行本(ソフトカバー) – 2011/10/27

4.7 5つ星のうち4.7 3個の評価

日本の観測史上最大のM9・0を記録した東北地方太平洋沖地震は、どのような仕組みで発生したのか。なぜ予測できなかったのか。かならず来る次の大地震に向けて、地震学にできること、私たちが学んでおくべきことは何か。最新の研究成果と地球科学の知見をもとに、地震と日本列島の関係を解き明かし、その未来を描く。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2011/10/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/10/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 128ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000295853
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000295857
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 3個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年9月23日に日本でレビュー済み
2011年初版。3.11.を地震学者の立場から、そして一体験者として、東北地方太平洋沖地震で一体何が起きて行ったのかを、また、緊急地震速報、大津波警報等がどうやって測定されるのか、を分り安い言葉で、時を追って説明しています。最近、地震の本を読んで来ましたが、プロの地震学者の方が書いたとは思えない位、理解出来ます。皮肉な書き方ですが、一所懸命に理解しようとしても専門用語だらけで理解不能でかなり教養レベルの高い方を対象にした、としか思えない本が多いです。最後まで読んでも、何を言いたかったのか、良く分らない事もありますし、途中で読む気を失うこともあります。

地震が起き、津波が襲って来るまでに生死を分けたものは一体何であったかを、誇張なく、しかし、要点を抑えて書いてあります。きっとTVでも繰り返し同じ様な事は言われているとは思いますが、TVのキャスター達のアノ煩さ、ケタタマシサではありませんので頭に、心にスッと入ります。

予測は出来なかったのか、と言う点ではもっと突っ込んで書いて欲しかった、と思います。

3.11.があって直ぐに、私は気象庁の地震の頁をチェックしました。其処には一頁100件の地震が時系列で並んでいます。データは2004年以降の有感地震を掲載していますが、全208頁中約半分の106頁まで遡るとようやく3月11日の地震の様子を見る事が出来ます。106頁以降今日までの地震回数が如何に多いかが良く分ります。それまでも地震列島であった訳ですが、シロウト目にも弧状列島が活動期に入ったのが分ります。

更に三陸沖を震源とする地震だけに絞り込んでみると3月9日20件、10日13件、11日は4件目が本震なわけです。私はTVを持っていませんので、気象予報士さんがこの点に関し、注意を喚起していたのかは分りませんが、初めてこの数を見た時にはビックリしました。唖然としました!でも、こう言うことは予報しないのですね。ラジオでも、ネットのニュースにもありませんでした。マスコミは地震ネタが大好きな筈ですが...。衆愚に動揺を与えてはいけない、と言う政治的判断なのでしょうか?

確かに数十回の地震だけで終わる事もあるとは思います。ですが、同じ震源の地震が続いた時は、『あ、一寸活性化しているな』、と気を引き締める事には役立ちます。勿論、地元民はその地震を体感していた訳です。きっと、気象庁には問い合わせがあった筈です。

3,11.以降、私は毎日地震の頁を日に三回位チェックしています。それが日課となりました。古文書に書かれていた事も本を通じて知りました。そう言うものがあることは断片的な知識として頭に有りましたが、随分色々な形で残されているのですね。災害史の本にも目を通しました。しかし、頭に入らないのでノートに年表を書き出しました。8世紀以降は記録に残されている事が多いので、西暦と日本の元号の両方で見て行きますと、人間の活動も含めて、『日本史=災害史』である事が分りました。

人の人生は長くても100年位ですので、50−60年間何もないと言い伝えも風化し、何時の世でも自然の脅威を忘れ、驕り高ぶるのが人間の様です。2.11.後に著者が福島第一原発の事を改めて調べた折に、建築時の記録映像を見て、態々高台を削って低くして建てていたのを見て吃驚された旨をと書いておられましたが、そうしてアノ原発が建てられた事は、世間では余り知られてはいないのではないでしょうか?

地震予知はあった方が良い、と国民は思っています。嘗ては地震予知は希望だったかも知れませんが、1965年以降、実に半世紀が経過しようとしている今、希望だとはっきり言える人間は減りました。もっと、間口を広くして、風通しを良くして、異分野の参入・参画も認めて、何の目的で行っているか、と言う意識をもう一度明確にしてから予算を振り分けた方が良いのではないでしょうか。

この本では、若き地震学者の研究についても触れられていますが、本で読む限りは後進への温かい目線を感じました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年4月27日に日本でレビュー済み
 薄い本なので、そんなに手間をかけずに読める。
 熊本地震の被害を見て、何か参考になるかもと思って再度読み直してみた。

 基本、巨大地震の話をカバーしているので、直ちに熊本地震を通じての新たな学びといえる部分はあまりない気がする。
 ただ、5年たって改めて読み直してみると、気になる記述が幾つかあった。
 ・巨大地震の後に噴火する例はたくさん知られています。
  →御嶽山、桜島、西ノ島とかの噴火はあったけど、幸運にも、大きな噴火は付随しなかったと現時点ではいえるだろう。
 ・2011年2月に、過去の地震研究から巨大津波の危険性を指摘する文書が、政府の地震調査研究推進本部でまとめられ、宮城県には2月に事前説明されていました。
  →1000年に1回でも必ず起こるというのが教訓だとすれば、危険が明らかになったら、緊張感を持って急いで措置しなければならないということを意味するように思うが、あまり変わっていない気がしないでもない。
 ・大地震に季節性がある。北海道から三陸にかけては、2月から5月まで(特に3月に集中)。宮城県沖から関東・東南海道にかけては9月から1月まで(12月に集中)だそうだ。
 ・北海道東部では約500年に一度、沿岸から数kmのところまで津波が来襲。最後の地震から400年が経過。
  →釧路とかが対策しているという話は聞いたことがないけど、北海道東部の港町は大丈夫なのだろうか?
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