類語辞典です。約1万語収録されています。
例えば、「すなわち」は、
「言い換えれば」の意で、やや改まった会話や文章に用いられる、硬い感じの和語。・・・「つまり」より格式ばった感じが強い。「これが-武士道である」のように「ほかならぬ」と強調する用法はやや古風で、「戦えば-勝つ」のように「そうすれば当然こうなる」という意味合いの用法はさらに古めかしい。
と記載されていて、類義語として「つまり」「要するに」を挙げています。
「
使い方の分かる 類語例解辞典
」では、
「・・・すればすなわち」の形をとり、「・・・すれば必ず-する」という意で用いられる。文章語的。・・・前に述べた事柄に対し、あとで述べる事柄で説明や言い換えをすることを示す場合もある。・・・。
と記されていて、「だから」の関連語とされています。
コンセプトが大きく異なるようです。
収録語数は少ないですが語釈が優れていると感じています。
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日本語 語感の辞典 単行本 – 2010/11/26
中村 明
(著)
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「発想・着想・思いつき」「心得・素養・たしなみ」「感激・感動・感銘」……意味は似通っていても言葉には微妙な「語感(=語のもつ感じ)」の違いがある。著者の日本語研究の集大成として「語感の違い(=ニュアンス)」を中心に解説した初の辞典が誕生。多彩な言葉を探りながら、日本語の知識が身に付く、薀蓄満載の読める辞典。
- 本の長さ1200ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2010/11/26
- 寸法13.5 x 4.3 x 19.5 cm
- ISBN-104000803131
- ISBN-13978-4000803137
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商品の説明
著者について
中村 明(なかむら・あきら)
1935年山形県鶴岡市生れ.国立国語研究所室長・成蹊大学教授を経て早稲田大学名誉教授・山梨英和大学教授.主著『日本語レトリックの体系』『日本語の文体』『笑いのセンス』『文の彩り』(岩波書店),『作家の文体』『名文』『笑いの日本語事典』(筑摩書房).『三省堂類語新辞典』編集主幹.高校国語教科書(明治書院)統括委員.
1935年山形県鶴岡市生れ.国立国語研究所室長・成蹊大学教授を経て早稲田大学名誉教授・山梨英和大学教授.主著『日本語レトリックの体系』『日本語の文体』『笑いのセンス』『文の彩り』(岩波書店),『作家の文体』『名文』『笑いの日本語事典』(筑摩書房).『三省堂類語新辞典』編集主幹.高校国語教科書(明治書院)統括委員.
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2010/11/26)
- 発売日 : 2010/11/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 1200ページ
- ISBN-10 : 4000803131
- ISBN-13 : 978-4000803137
- 寸法 : 13.5 x 4.3 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 70,046位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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3 星
正直云って微妙な辞典
普通の辞典のように単独で語が解説されるのだが、まずは、その語の意味が簡単に記され、どのような場面で使われるものか、例えば、〔やや改まった会話や文章で使われる漢語〕〔会話でも文章でも幅広く使われる和語〕といった具合に紹介される。続いて、文学作品からの例文が示され、更に同義語がある場合には、使い分けが説明される。 語感というのは何かというと、似たような言葉があって、どう違うかということに他ならない。それを指し示すものがひとつしかなければ、それを使うしかなく、語感もへったくれも無い。言葉を選ぶ時に語感が必要となる。 アプローチとしてはおもしろい辞典なのだが、語感は結局は類語辞典としてでなければ、表現しえないではないかという気がする。そういう意味では、同じ目的で使うにしても「角川類語新辞典」の方が残念ながら有用であるのではないかと思う。「語感の辞典」はどちらかというと、日本語学習者向けかも知れない。
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2012年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
辞書、辞典は読むものである。
この秋出版されたばかりの
中村明『日本語 語感の辞典』を読む。
この辞典が生まれるきっかけとなったのは
中村が司会を務めた大岡信、谷川俊太郎、辻邦生の
1980年の座談会であった。
この会で「語感」に着目した中村は以来30年研究を続け
10,000語を収める『語感の辞典』を単著として出版した。
偉業である。
「医者」と「医師」。
「勝手」と「台所」と「キッチン」。
「ごはん」と「めし」と「ライス」。
どの言葉も意味は同じようでいて、語感は違う。
その語感に挑んだ日本初の辞典である。
中村は自著『センスある日本語表現のために 語感とは何か』(1994)
に触れた文章に続けて、こう書いている。
その数百語の言及を足がかりとし、
年古りていささか感度の鈍ったアンテナに
それ以後ひっかかった約一万語を対象として
本邦初の『語感の辞典』を編むこのたびの企画は、
まさにドン・キホーテの第二弾というべきだろう。
が、国語辞典が慎重である限り、
こういう大胆で子供じみた叩き台でも誰かが示さなければ、
<語感>の研究は一向に進展しない。
(「あとがき」p.1179 より引用)
中村による語感の解説に加えて、
夏目漱石、森鴎外から、村上春樹、川上弘美、小川洋子まで
近現代の日本文学作品の用例を多数引用。
小津の言葉に関する著作を持つ中村が
小津安二郎、野田高悟のシナリオから実例を引用しているのも嬉しい。
さらに、中村がこれまで直接取材してきた
井伏鱒二、吉行淳之介ら作家の言語意識、表現感覚に関する生の声を
それぞれ該当する言葉の欄に収録している。
まさに至れり尽くせりのサービス精神であり、
この辞典が中村の集大成の仕事であることが分かるのだ。
パラパラ気ままに頁を繰っているうちに
原典の小説やシナリオの語感を味わいたくなってくる。
こうした企画を実現できたのは日本の出版文化の底力である。
中村とともにチームを組んだ
岩波書店・田中正明、加瀬ゆかり、鈴木康之らの
チームとしての達成に拍手を贈りたい。
素晴らしい仕事である。
文章を書くことを仕事にしている人、
日本語を学ぶ学生や社会人のみなさんにお薦めできる一冊。
著者の中村明は国立国語研究所室長などを歴任し、
現在早稲田大学名誉教授、山梨英和大学教授。
(文中敬称略)
この秋出版されたばかりの
中村明『日本語 語感の辞典』を読む。
この辞典が生まれるきっかけとなったのは
中村が司会を務めた大岡信、谷川俊太郎、辻邦生の
1980年の座談会であった。
この会で「語感」に着目した中村は以来30年研究を続け
10,000語を収める『語感の辞典』を単著として出版した。
偉業である。
「医者」と「医師」。
「勝手」と「台所」と「キッチン」。
「ごはん」と「めし」と「ライス」。
どの言葉も意味は同じようでいて、語感は違う。
その語感に挑んだ日本初の辞典である。
中村は自著『センスある日本語表現のために 語感とは何か』(1994)
に触れた文章に続けて、こう書いている。
その数百語の言及を足がかりとし、
年古りていささか感度の鈍ったアンテナに
それ以後ひっかかった約一万語を対象として
本邦初の『語感の辞典』を編むこのたびの企画は、
まさにドン・キホーテの第二弾というべきだろう。
が、国語辞典が慎重である限り、
こういう大胆で子供じみた叩き台でも誰かが示さなければ、
<語感>の研究は一向に進展しない。
(「あとがき」p.1179 より引用)
中村による語感の解説に加えて、
夏目漱石、森鴎外から、村上春樹、川上弘美、小川洋子まで
近現代の日本文学作品の用例を多数引用。
小津の言葉に関する著作を持つ中村が
小津安二郎、野田高悟のシナリオから実例を引用しているのも嬉しい。
さらに、中村がこれまで直接取材してきた
井伏鱒二、吉行淳之介ら作家の言語意識、表現感覚に関する生の声を
それぞれ該当する言葉の欄に収録している。
まさに至れり尽くせりのサービス精神であり、
この辞典が中村の集大成の仕事であることが分かるのだ。
パラパラ気ままに頁を繰っているうちに
原典の小説やシナリオの語感を味わいたくなってくる。
こうした企画を実現できたのは日本の出版文化の底力である。
中村とともにチームを組んだ
岩波書店・田中正明、加瀬ゆかり、鈴木康之らの
チームとしての達成に拍手を贈りたい。
素晴らしい仕事である。
文章を書くことを仕事にしている人、
日本語を学ぶ学生や社会人のみなさんにお薦めできる一冊。
著者の中村明は国立国語研究所室長などを歴任し、
現在早稲田大学名誉教授、山梨英和大学教授。
(文中敬称略)
2021年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小生は辞書ヲタクです。辞書を読んでは愉しんでいます。「卓球をする」「ピンポンをする」あなたはどちらを使いますか?
同じ事柄をさすいくつかの言い方の候補のうち、その文体や場面、相手に与える印象などを総合的に考慮した際に、表現者の気持ちにどのことばが最もしっくり合うか、という主観的で微妙な選択になります。言語表現のこういう感覚的なレベルの問題に入り込むと、筆者が言うように、国語辞典や類語辞典で調べてみてもなかなか結論が出ません。このような辞書は紙面の都合もあって、意味の解説にまでしか及ばない宿命もあろうかと思います。。そこで筆者は約1万語のことばについて、筆者が言うには勘というほかはない(もちろん筆者の豊富な蘊蓄もあるが)レベルの思いきった感性的判断を随所で試みて、大多数の日本語話者と共通する部分がかなりの割合にのぼることに成功しています。
先の「卓球」と「ピンポン」の語感の違いです。『「ピンポン」は「卓球」の古風な外来語表現。〈ピンポンに興じる〉〈景品付きのピンポン大会〉武者小路実篤の「友情」に「女の為にピンポンまでならうようになっては少し堕落だね」とあるが、現在では「バレーボール」「バスケットボール」「テニス」などとは違って、同じ外来語ながらむしろ高齢者のことばとなっている。ただし、「ピンポン玉」となれば古風な語感は消えるが、それでも「卓球のボール」と比べれば遊びの雰囲気が強い。「ピン」「ポン」という打球音を模したこの語は、その間延びのした音の連想から、台の上で手でボールを落とし、弾んだところをラケットで掬い上げる初心者特有のサーブに始まり、のんびりと打ち合っているような雰囲気がある。(中略)そのため、「ピンポン」という響きにはスポーツというより娯楽の印象が強く、体育館で運動靴を履いてプレーするのが「卓球」で、旅館でスリッパをつっかけて楽しむのが「ピンポン」だといったイメージが強い』と筆者は書いています。
いかがでしょうか?かくの如く、約1万語にわたってことばの持つ語感を論じていますが、ロングセラーになっているのは、多数の参考文献に基づいていることはもとより、筆者の豊富な蘊蓄とその感性的判断が概ね支持されているからだと思います。おすすめの国語辞典です。一度手に取ってみてください。
同じ事柄をさすいくつかの言い方の候補のうち、その文体や場面、相手に与える印象などを総合的に考慮した際に、表現者の気持ちにどのことばが最もしっくり合うか、という主観的で微妙な選択になります。言語表現のこういう感覚的なレベルの問題に入り込むと、筆者が言うように、国語辞典や類語辞典で調べてみてもなかなか結論が出ません。このような辞書は紙面の都合もあって、意味の解説にまでしか及ばない宿命もあろうかと思います。。そこで筆者は約1万語のことばについて、筆者が言うには勘というほかはない(もちろん筆者の豊富な蘊蓄もあるが)レベルの思いきった感性的判断を随所で試みて、大多数の日本語話者と共通する部分がかなりの割合にのぼることに成功しています。
先の「卓球」と「ピンポン」の語感の違いです。『「ピンポン」は「卓球」の古風な外来語表現。〈ピンポンに興じる〉〈景品付きのピンポン大会〉武者小路実篤の「友情」に「女の為にピンポンまでならうようになっては少し堕落だね」とあるが、現在では「バレーボール」「バスケットボール」「テニス」などとは違って、同じ外来語ながらむしろ高齢者のことばとなっている。ただし、「ピンポン玉」となれば古風な語感は消えるが、それでも「卓球のボール」と比べれば遊びの雰囲気が強い。「ピン」「ポン」という打球音を模したこの語は、その間延びのした音の連想から、台の上で手でボールを落とし、弾んだところをラケットで掬い上げる初心者特有のサーブに始まり、のんびりと打ち合っているような雰囲気がある。(中略)そのため、「ピンポン」という響きにはスポーツというより娯楽の印象が強く、体育館で運動靴を履いてプレーするのが「卓球」で、旅館でスリッパをつっかけて楽しむのが「ピンポン」だといったイメージが強い』と筆者は書いています。
いかがでしょうか?かくの如く、約1万語にわたってことばの持つ語感を論じていますが、ロングセラーになっているのは、多数の参考文献に基づいていることはもとより、筆者の豊富な蘊蓄とその感性的判断が概ね支持されているからだと思います。おすすめの国語辞典です。一度手に取ってみてください。
2021年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
簡単な語彙しか載ってない。日本人であれば自然と感覚的にはわかっていることを言語化されているので、その言語化が必要ないようであれば、類語辞典のほうがよいかもしれない。外国人などに言葉の違いを聞かれたときにうまく説明する方法が自分ではわからない人、日本語を勉強中の外国人にはとても使える辞書になり得る。
通常教育を受けた日本人としては、めったに日本語で文章をかかない人が1語しか思いつかない場合で仰々しくない類語を捜すとか、翻訳をされる場合に英語にひきづられて違和感のある日本語を再度調べてみる等には使えるかもしれない。
●類語例)たくましい【逞しい】→雄々しい・頑健・強健・丈夫・精悍
●語彙説明例)体が力強い、勢いが盛んだの意で、会話にも文章にも使われる和語。<ー体><商魂ー><想像をー・くする>*高山樗牛の「滝口入道」に「身の六尺に近く、筋骨飽くまでーく」とある。体躯などに使う場合は男性を連想させやすいが、「ー生活力」など女性に用いても違和感のない例も多い。
以下にもう1例をそのまま抜粋(記号以外はそのまま):
●例)じんぼう【人望】多くの人々の信用や尊敬を集める意で、会話でも文章でも広く使われる漢語。<ーがある><なかなかーが厚い>*「人気」と違って人間に限り、流行に左右されない点でも異なる。類語の「信望」や「徳望」に比べれば軽い感じで、それらよりもよく使われる。夏目漱石の「坊ちゃん」に「一番ーのある教師」とある。→信望・声望・徳望・人気
この「人望」を類語辞典(三省堂・新明解・中村明)で探すと信望・衆望・輿望・徳望・声望・名望・名声・・・・と、他に15語が続く。上記本書の抜粋の「→」以下の語彙数4語と比べると類語辞典のほうが多い。説明は類語辞典では【世間での尊敬や信頼。「ーがある/厚い」」】とだけ記載されている。
普通の辞書には「会話でも文章でも広く使われる漢語」という説明と上記の「*」以下の文がないので、より詳しい語感がつかめる。しかし、語彙数が少ないので、知りたい語彙の違いが必ずみつかるということはない。
通常教育を受けた日本人としては、めったに日本語で文章をかかない人が1語しか思いつかない場合で仰々しくない類語を捜すとか、翻訳をされる場合に英語にひきづられて違和感のある日本語を再度調べてみる等には使えるかもしれない。
●類語例)たくましい【逞しい】→雄々しい・頑健・強健・丈夫・精悍
●語彙説明例)体が力強い、勢いが盛んだの意で、会話にも文章にも使われる和語。<ー体><商魂ー><想像をー・くする>*高山樗牛の「滝口入道」に「身の六尺に近く、筋骨飽くまでーく」とある。体躯などに使う場合は男性を連想させやすいが、「ー生活力」など女性に用いても違和感のない例も多い。
以下にもう1例をそのまま抜粋(記号以外はそのまま):
●例)じんぼう【人望】多くの人々の信用や尊敬を集める意で、会話でも文章でも広く使われる漢語。<ーがある><なかなかーが厚い>*「人気」と違って人間に限り、流行に左右されない点でも異なる。類語の「信望」や「徳望」に比べれば軽い感じで、それらよりもよく使われる。夏目漱石の「坊ちゃん」に「一番ーのある教師」とある。→信望・声望・徳望・人気
この「人望」を類語辞典(三省堂・新明解・中村明)で探すと信望・衆望・輿望・徳望・声望・名望・名声・・・・と、他に15語が続く。上記本書の抜粋の「→」以下の語彙数4語と比べると類語辞典のほうが多い。説明は類語辞典では【世間での尊敬や信頼。「ーがある/厚い」」】とだけ記載されている。
普通の辞書には「会話でも文章でも広く使われる漢語」という説明と上記の「*」以下の文がないので、より詳しい語感がつかめる。しかし、語彙数が少ないので、知りたい語彙の違いが必ずみつかるということはない。
2016年2月7日に日本でレビュー済み
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まえがきのさらに冒頭に「表現選択の諸レベル」とあります。
この辞典は、その「諸レベル」への配慮・認識の許での自由作文です。
編者は、コトバの達人です。
辞典を読む作業は、こちらの保持する語感と先様の語感との間での点検・照合作業となります。
こんなに意味のあることはありません。
この辞典は、その「諸レベル」への配慮・認識の許での自由作文です。
編者は、コトバの達人です。
辞典を読む作業は、こちらの保持する語感と先様の語感との間での点検・照合作業となります。
こんなに意味のあることはありません。
2018年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本語にはいかに語感に関係する言葉が多いものか?翻訳がしにくいものが多いですね。
2017年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本語を母語としない人には不可欠な参考書です!
似ている言葉の微妙なニュアンスの違いをはっきりと調べる事ができて、本当の意味で日本語力が上がったと言えます。
調べた単語の前後によく使われている関連語も豊富です。
非常にお勧めします。
似ている言葉の微妙なニュアンスの違いをはっきりと調べる事ができて、本当の意味で日本語力が上がったと言えます。
調べた単語の前後によく使われている関連語も豊富です。
非常にお勧めします。
2016年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
似た言葉で、それぞれどういう感じで使われるのか。また、「指摘」という言葉に否定的な意味があることに触れられているのか。
そういう期待で求めたのですが、全くハズレでした。
立項されている言葉が余りにも少なく、調べてみようというときに引いても全く応えてくれません。各語について、中村氏の自説が滔々と述べられて、それがしかもうんざりするほどの量です。
これなら、面倒でも幾つかの国語辞典や漢和辞典を参照して行く方が遙かにましです。
暫く手許に置いてありましたが、場所をとるだけなので処分しました。
そういう期待で求めたのですが、全くハズレでした。
立項されている言葉が余りにも少なく、調べてみようというときに引いても全く応えてくれません。各語について、中村氏の自説が滔々と述べられて、それがしかもうんざりするほどの量です。
これなら、面倒でも幾つかの国語辞典や漢和辞典を参照して行く方が遙かにましです。
暫く手許に置いてありましたが、場所をとるだけなので処分しました。
他の国からのトップレビュー
Cliente Amazon
5つ星のうち5.0
Per intenditori
2016年7月26日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Un testo speciale per chi vuole studiare l'etimologia delle parole in giapponese, le origini dei significati ed i risvolti nascosti. Un testo complesso adatto a chi maneggia la lingua con competenza. Da comprare se volete approfondire. Anche in questo caso, volume elegante, raffinato e compatto, arrivato con una ventina di giorni di ritardo ma in perfette condizioni e il sender è sempre rimasto in contatto con me per monitorare la spedizione.