かつて子供の頃母親に読み聞かせをされた記憶
四半世紀が経ち、自分が就寝前の読み聞かせる立場になり
憶い出したのが本作だ
小さな小さな王国フクラム国に届けられた箱から出てきた真っ黒な赤ん坊
ジム・ボタンが親友の機関士ルーカスと繰り広げる冒険譚
ソデワキ氏、アルフォンス十二時十五分前王、ナーニおばさん、ピン・ポン、ミセス・イッポンバ、ネーポムクといったイキイキと物語の中で輝くユーモラスな名前をもつ其々に魅力的な登場人物
マンダラ国の象牙職人の芸術作品とその文化背景に敬意を表するマンダラ国民の文化成熟を素晴らしく思い、
崩れる<たそがれ谷>を全速力で突っ切る機関車エマのスピードと崩れる谷の恐ろしさに恐怖し、
見かけ巨人トゥー・トゥーさんの情況をわかってもらえない、友達が一人もいない孤独感に哀しみを憶え、
ミセス・イッポンバに言葉で勇敢に立ち向かうジム・ボタンの純粋な正義感に勇気を感じ、「負けるなジム!」と思わず応援してしまう
これらの心象風景に臨場感を感じ共感するのは、自分が物語を経験しているからに他ならない
21世紀のこの世の中に戦争、飢餓、虐めがある事は紛れもない現実であり、
その仕組みを作り、維持し、運営してきた多くは大人だ
この物理現実世界に
否応無く巻き込まれ、心を焼かれ、身体すら焼かれていくのは
そんな物理的な世界を変革をするスベを未だ持っていない今現在生きる全世界の子供たちだ
彼らに責任などあるわけない
エンデはそんな子供たちの為にこの素晴らしい物語を紡いだのではないかと思いを巡らせる
数十年振りに読んだがとても楽しく物語を味わうことが出来た
子供が寝る時の読み聞かせに買ったのに、子供のように楽しみました
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エンデ全集〈1〉ジム・ボタンの機関車大旅行 単行本 – 2001/6/18
機関車の大好きな少年ジム・ボタンの冒険
- 本の長さ359ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2001/6/18
- ISBN-104000920413
- ISBN-13978-4000920414
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2001/6/18)
- 発売日 : 2001/6/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 359ページ
- ISBN-10 : 4000920413
- ISBN-13 : 978-4000920414
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,172,908位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 169位ドイツ文学の全集・選書
- - 318位その他の外国文学の全集・選書
- - 1,423位ドイツ文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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1929‐95年。南ドイツ・ガルミッシュ生まれ。小説家。著書は各国で訳出され、幅広い年齢層に支持されている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ものがたりの余白 エンデが最後に話したこと (ISBN-13: 978-4006021566 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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5 星
想像力の飛翔
かつて子供の頃母親に読み聞かせをされた記憶四半世紀が経ち、自分が就寝前の読み聞かせる立場になり憶い出したのが本作だ小さな小さな王国フクラム国に届けられた箱から出てきた真っ黒な赤ん坊ジム・ボタンが親友の機関士ルーカスと繰り広げる冒険譚ソデワキ氏、アルフォンス十二時十五分前王、ナーニおばさん、ピン・ポン、ミセス・イッポンバ、ネーポムクといったイキイキと物語の中で輝くユーモラスな名前をもつ其々に魅力的な登場人物マンダラ国の象牙職人の芸術作品とその文化背景に敬意を表するマンダラ国民の文化成熟を素晴らしく思い、崩れる<たそがれ谷>を全速力で突っ切る機関車エマのスピードと崩れる谷の恐ろしさに恐怖し、見かけ巨人トゥー・トゥーさんの情況をわかってもらえない、友達が一人もいない孤独感に哀しみを憶え、ミセス・イッポンバに言葉で勇敢に立ち向かうジム・ボタンの純粋な正義感に勇気を感じ、「負けるなジム!」と思わず応援してしまうこれらの心象風景に臨場感を感じ共感するのは、自分が物語を経験しているからに他ならない21世紀のこの世の中に戦争、飢餓、虐めがある事は紛れもない現実であり、その仕組みを作り、維持し、運営してきた多くは大人だこの物理現実世界に否応無く巻き込まれ、心を焼かれ、身体すら焼かれていくのはそんな物理的な世界を変革をするスベを未だ持っていない今現在生きる全世界の子供たちだ彼らに責任などあるわけないエンデはそんな子供たちの為にこの素晴らしい物語を紡いだのではないかと思いを巡らせる数十年振りに読んだがとても楽しく物語を味わうことが出来た子供が寝る時の読み聞かせに買ったのに、子供のように楽しみました
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2016年4月2日に日本でレビュー済み
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かつて子供の頃母親に読み聞かせをされた記憶
四半世紀が経ち、自分が就寝前の読み聞かせる立場になり
憶い出したのが本作だ
小さな小さな王国フクラム国に届けられた箱から出てきた真っ黒な赤ん坊
ジム・ボタンが親友の機関士ルーカスと繰り広げる冒険譚
ソデワキ氏、アルフォンス十二時十五分前王、ナーニおばさん、ピン・ポン、ミセス・イッポンバ、ネーポムクといったイキイキと物語の中で輝くユーモラスな名前をもつ其々に魅力的な登場人物
マンダラ国の象牙職人の芸術作品とその文化背景に敬意を表するマンダラ国民の文化成熟を素晴らしく思い、
崩れる<たそがれ谷>を全速力で突っ切る機関車エマのスピードと崩れる谷の恐ろしさに恐怖し、
見かけ巨人トゥー・トゥーさんの情況をわかってもらえない、友達が一人もいない孤独感に哀しみを憶え、
ミセス・イッポンバに言葉で勇敢に立ち向かうジム・ボタンの純粋な正義感に勇気を感じ、「負けるなジム!」と思わず応援してしまう
これらの心象風景に臨場感を感じ共感するのは、自分が物語を経験しているからに他ならない
21世紀のこの世の中に戦争、飢餓、虐めがある事は紛れもない現実であり、
その仕組みを作り、維持し、運営してきた多くは大人だ
この物理現実世界に
否応無く巻き込まれ、心を焼かれ、身体すら焼かれていくのは
そんな物理的な世界を変革をするスベを未だ持っていない今現在生きる全世界の子供たちだ
彼らに責任などあるわけない
エンデはそんな子供たちの為にこの素晴らしい物語を紡いだのではないかと思いを巡らせる
数十年振りに読んだがとても楽しく物語を味わうことが出来た
子供が寝る時の読み聞かせに買ったのに、子供のように楽しみました
四半世紀が経ち、自分が就寝前の読み聞かせる立場になり
憶い出したのが本作だ
小さな小さな王国フクラム国に届けられた箱から出てきた真っ黒な赤ん坊
ジム・ボタンが親友の機関士ルーカスと繰り広げる冒険譚
ソデワキ氏、アルフォンス十二時十五分前王、ナーニおばさん、ピン・ポン、ミセス・イッポンバ、ネーポムクといったイキイキと物語の中で輝くユーモラスな名前をもつ其々に魅力的な登場人物
マンダラ国の象牙職人の芸術作品とその文化背景に敬意を表するマンダラ国民の文化成熟を素晴らしく思い、
崩れる<たそがれ谷>を全速力で突っ切る機関車エマのスピードと崩れる谷の恐ろしさに恐怖し、
見かけ巨人トゥー・トゥーさんの情況をわかってもらえない、友達が一人もいない孤独感に哀しみを憶え、
ミセス・イッポンバに言葉で勇敢に立ち向かうジム・ボタンの純粋な正義感に勇気を感じ、「負けるなジム!」と思わず応援してしまう
これらの心象風景に臨場感を感じ共感するのは、自分が物語を経験しているからに他ならない
21世紀のこの世の中に戦争、飢餓、虐めがある事は紛れもない現実であり、
その仕組みを作り、維持し、運営してきた多くは大人だ
この物理現実世界に
否応無く巻き込まれ、心を焼かれ、身体すら焼かれていくのは
そんな物理的な世界を変革をするスベを未だ持っていない今現在生きる全世界の子供たちだ
彼らに責任などあるわけない
エンデはそんな子供たちの為にこの素晴らしい物語を紡いだのではないかと思いを巡らせる
数十年振りに読んだがとても楽しく物語を味わうことが出来た
子供が寝る時の読み聞かせに買ったのに、子供のように楽しみました
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2015年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父の愛読書になりました。著作がいいものは、いいですね。また読まれると思います。
2011年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
図書館で借りて、小学校1年生の息子に読み聞かせしたところ、えらく気に入ったようなので中古で購入しました。すでに2度、読み聞かせています。お話自体は面白いのですが、言葉遣いに古典的な部分があったり、句読点の打ち方に法則性がなかったりと、読みにくい部分が少なくありません。現代的な日本語と正しい文法で書き直せば、もっと読みやすくなると思うのが残念……なので星4つ。
2015年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
8歳の子どもが夢中で読んでいます。私は結構字が小さいと思ったのですが、子どもにはなんでもないようでした。本のケースもあり、表紙の手触りも素敵です。私も読みたくなりました。
2006年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私がこの本を読んだのは、10代後半だったと思う。「モモ」も「果てしない物語」も読んだ後だったが、とても面白くワクワクしながら読んだ記憶がある。
安易に魔法で解決しようとしない点にハラハラさせられ、描写がとても巧みであたかも目の前に風景が浮かび上がるかの様な感覚を覚えたものでした。
どの人物も(竜も)どこか愛らしく感じるのはエンデの人間性なんでしょうね。
母となり、あらためて読んでみた。彼の全ての命を大切に思う気持ちが伝わってきた。
今はとてもバーチャルな時代。CGによって本物と見違うモノが当たり前にテレビに映し出される時代。
だからこそ活字からしか生み出されない感性を本当に大切にしたいと思う。
未来のある、少年少女にお勧めしたい本です。
安易に魔法で解決しようとしない点にハラハラさせられ、描写がとても巧みであたかも目の前に風景が浮かび上がるかの様な感覚を覚えたものでした。
どの人物も(竜も)どこか愛らしく感じるのはエンデの人間性なんでしょうね。
母となり、あらためて読んでみた。彼の全ての命を大切に思う気持ちが伝わってきた。
今はとてもバーチャルな時代。CGによって本物と見違うモノが当たり前にテレビに映し出される時代。
だからこそ活字からしか生み出されない感性を本当に大切にしたいと思う。
未来のある、少年少女にお勧めしたい本です。
2006年1月16日に日本でレビュー済み
はてしない物語や、モモにみられる、深い世界は、ここにはないかもしれない。
それでも、わたしは、この本が好きだ。
わくわく、どきどき。
この本のページをめくった、少女のころの自分を、思い出す。
ぜひ、少年少女に、読んで欲しい。
ちなみに、わたくしごとですが、少女のころのわたしのあだ名は、リーシー姫でした(笑)。
それでも、わたしは、この本が好きだ。
わくわく、どきどき。
この本のページをめくった、少女のころの自分を、思い出す。
ぜひ、少年少女に、読んで欲しい。
ちなみに、わたくしごとですが、少女のころのわたしのあだ名は、リーシー姫でした(笑)。
2013年8月19日に日本でレビュー済み
間違って二作目から読んでしまい、後から読み返したこの一作目。
毎晩寝る前に小学生の子どもに読み聞かせしていました。
出てくるキャラクターがファンタジックで、見かけ巨人のトゥートゥーさんとピンポンが
お気に入りでした。
どの登場人物もホントにどこかにいそうな、というかいたらいいなとどこか思わせてくれる
世界観でした。
エンデさんがこのお話をどういったいきさつで書いたか?というあとがきも面白く
子どもとエンデワールドを楽しみました。
毎晩寝る前に小学生の子どもに読み聞かせしていました。
出てくるキャラクターがファンタジックで、見かけ巨人のトゥートゥーさんとピンポンが
お気に入りでした。
どの登場人物もホントにどこかにいそうな、というかいたらいいなとどこか思わせてくれる
世界観でした。
エンデさんがこのお話をどういったいきさつで書いたか?というあとがきも面白く
子どもとエンデワールドを楽しみました。