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オタバリの少年探偵たち (岩波少年文庫 2052) ペーパーバック – 1979/1/1
オタバリ市の通称「どかん場」とよばれる焼け跡で戦争ごっこに夢中だった少年たちは,ぬすまれたお金をさがすうちに悪人をつきとめます.詩学の大家が書いた冒険探偵小説.
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1979/1/1
- ISBN-104001120526
- ISBN-13978-4001120523
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1979/1/1)
- 発売日 : 1979/1/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 254ページ
- ISBN-10 : 4001120526
- ISBN-13 : 978-4001120523
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,543,150位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 834位岩波少年文庫
- - 22,955位英米文学
- - 102,377位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
普段、文字の本なぞ読まない息子、夏休みの読書感想文で「しかたなく」読みたい本は?ときくと「探偵もの」と言うので、ネットで検索して紹介文を読ませたところ、こちらを選択しました。届いた本の、話の長さに、見ただけでウンザリしていました。が、読み始めたら、止まらない面白さ!テレビもプラモも忘れて熱中し、1日で一気に読み上げてしまいました。「ちょーおもしろかった!お母さんもぜひ読んで!」とのことで、読むのが楽しみです。
2015年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
持っている本がボロボロになってきたので、予備として購入。
古いのは外枠が緑で絵は黒一色の2色印刷だったのに。
まだ古いほうが解体していないので、中身は確認していないけど、中身は同じだろうと思う。
小学校高学年から上向きかな? 子供たちの行動力・冒険心・観察力等が楽しいだけじゃない良い本。
古いのは外枠が緑で絵は黒一色の2色印刷だったのに。
まだ古いほうが解体していないので、中身は確認していないけど、中身は同じだろうと思う。
小学校高学年から上向きかな? 子供たちの行動力・冒険心・観察力等が楽しいだけじゃない良い本。
2010年9月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、イギリス桂冠詩人であるセシル・D・ルイスの描く、楽しく友情溢れる児童文学作品です。
男の子の名誉心や誇り、対立や友情などを描いている点はケストナーの「飛ぶ教室」と少し似ています。 子どもたちのリーダー的存在である二人の少年、テッドとトピーの人物や関係は、ヴェルヌの「十五少年漂流記」のブリアンとドニファンに凄く近いので、ああいう性格は普遍性のある「男の子のタイプ」なのかなと思いました。
男の子メインのお話なので、女の子が読むと、同性キャラクターの活躍の場が少なくてちょっと不満かもしれません。「ながくつしたのピッピ」のような女の子がいれば良かったのですが(笑)。とはいえ物語は推理的な要素もあって面白いですし、永遠の隣人であり謎に満ちた生物である「男の子」の研究にも役立ちますので(笑)、ぜひ女の子&女性にも読んでもらいたい本です。
レヴューでどなたも言及されていなかったので(ネタばれを避けるためあえて、なのでしょうか)これはアピールせねばと思ったのが、われらの無冠のヒーロー!ニックの事です。
私の中では、地味な存在ながらこの作品中で最も印象深い人物でした。恩義ある自分の友人がテッドの様な窮地に立たされた時、私はニックでありたい・・と思いました。ロマン・ロランの学生時代みたいなそのオットコマエな振る舞いに、心底憧れを抱きます。テッドやトピーのような、華々しいポジションでなくともいいのです。私は百万の灰色の脳細胞よりも、あの静かで誠実な友情を尊いものだと思います。ニックは貧乏ですが、黄金の心を持っているのです。子どもたちには、そういうことが分かる人間になって欲しいと思います。
物語は、お金がからんだり悪党がからんだり、子ども同士または大人を含めた落胆や疑惑、亀裂や分裂、争いがありますが、だからこそリアリティがありますし、お金と悪党というのは「トム・ソーヤの冒険」以来の(?)危険とスリルが大好きな子どもという生き物には欠かせない存在ですし、少年児童文学の伝統なので無問題です。
ともあれ、永遠の名作・男の子群像劇。読んで損はありません!お勧めです!
男の子の名誉心や誇り、対立や友情などを描いている点はケストナーの「飛ぶ教室」と少し似ています。 子どもたちのリーダー的存在である二人の少年、テッドとトピーの人物や関係は、ヴェルヌの「十五少年漂流記」のブリアンとドニファンに凄く近いので、ああいう性格は普遍性のある「男の子のタイプ」なのかなと思いました。
男の子メインのお話なので、女の子が読むと、同性キャラクターの活躍の場が少なくてちょっと不満かもしれません。「ながくつしたのピッピ」のような女の子がいれば良かったのですが(笑)。とはいえ物語は推理的な要素もあって面白いですし、永遠の隣人であり謎に満ちた生物である「男の子」の研究にも役立ちますので(笑)、ぜひ女の子&女性にも読んでもらいたい本です。
レヴューでどなたも言及されていなかったので(ネタばれを避けるためあえて、なのでしょうか)これはアピールせねばと思ったのが、われらの無冠のヒーロー!ニックの事です。
私の中では、地味な存在ながらこの作品中で最も印象深い人物でした。恩義ある自分の友人がテッドの様な窮地に立たされた時、私はニックでありたい・・と思いました。ロマン・ロランの学生時代みたいなそのオットコマエな振る舞いに、心底憧れを抱きます。テッドやトピーのような、華々しいポジションでなくともいいのです。私は百万の灰色の脳細胞よりも、あの静かで誠実な友情を尊いものだと思います。ニックは貧乏ですが、黄金の心を持っているのです。子どもたちには、そういうことが分かる人間になって欲しいと思います。
物語は、お金がからんだり悪党がからんだり、子ども同士または大人を含めた落胆や疑惑、亀裂や分裂、争いがありますが、だからこそリアリティがありますし、お金と悪党というのは「トム・ソーヤの冒険」以来の(?)危険とスリルが大好きな子どもという生き物には欠かせない存在ですし、少年児童文学の伝統なので無問題です。
ともあれ、永遠の名作・男の子群像劇。読んで損はありません!お勧めです!
2009年11月3日に日本でレビュー済み
「戦争ごっこ」に興じるオタバリの少年たちは元気一杯。
しかし元気の度が過ぎて学校の窓を割ってしまいます。
みんなで「ガラス屋作戦」を実行し弁償金を集めます。
ところが翌朝になると箱の中にはお金ではなくガラクタが。
今度は「探偵ごっこ」で消えたお金を探しますが、
行き着いた先は盗難品を闇市に流していた犯罪集団のアジトでした。
犯罪集団に追い詰められた少年たちの運命は...
第二次世界大戦終戦からまもない英国で
少年たちが勇気と知恵そして英国ユーモアを駆使しがら、
困難を突き破っていく爽快な物語です。
1948年当時と同様に闇の中から未来を探す現代にも
笑いを運んでくれます。
しかし元気の度が過ぎて学校の窓を割ってしまいます。
みんなで「ガラス屋作戦」を実行し弁償金を集めます。
ところが翌朝になると箱の中にはお金ではなくガラクタが。
今度は「探偵ごっこ」で消えたお金を探しますが、
行き着いた先は盗難品を闇市に流していた犯罪集団のアジトでした。
犯罪集団に追い詰められた少年たちの運命は...
第二次世界大戦終戦からまもない英国で
少年たちが勇気と知恵そして英国ユーモアを駆使しがら、
困難を突き破っていく爽快な物語です。
1948年当時と同様に闇の中から未来を探す現代にも
笑いを運んでくれます。
2004年9月2日に日本でレビュー済み
豊かとは言えない街オタバリのすさんだ街路で展開する小冒険を淡々とした口調で綴った作品です。
子供であるために生じる無力感と、戦争直後の脱力感の両方が、全編に暗い影を落としています。著者セシル・デイ・ルイスの達筆ではない語り口は悠長で、盗まれたお金を探し出し取り返すための出口の見えない混沌は、読み進めるのが辛いぐらいです。
そんな中、だんだんと希望が見え始め、頭のいい子供たちが警察を巻き込んで犯人逮捕に近づくという結末は、心の靄が徐々になくなっていくようで、すがすがしいものでした。
子供たちが意地を張り合ったり、逆に友達のために強がってみせたり、勇気を出したりする様子を読んでいると、こんな子供時代を過ごせたら面白かっただろうなぁ、と、憧れのようなものを感じます。
子供の頃に感じる無力さを上手に描いた、ほろ苦い冒険物語です。
子供であるために生じる無力感と、戦争直後の脱力感の両方が、全編に暗い影を落としています。著者セシル・デイ・ルイスの達筆ではない語り口は悠長で、盗まれたお金を探し出し取り返すための出口の見えない混沌は、読み進めるのが辛いぐらいです。
そんな中、だんだんと希望が見え始め、頭のいい子供たちが警察を巻き込んで犯人逮捕に近づくという結末は、心の靄が徐々になくなっていくようで、すがすがしいものでした。
子供たちが意地を張り合ったり、逆に友達のために強がってみせたり、勇気を出したりする様子を読んでいると、こんな子供時代を過ごせたら面白かっただろうなぁ、と、憧れのようなものを感じます。
子供の頃に感じる無力さを上手に描いた、ほろ苦い冒険物語です。
2019年10月2日に日本でレビュー済み
非常に評価の高い作品のようだ。語り口は、現代っ子にもとっつきやすいように精一杯易しく翻訳されていると思うのだが、読書に慣れていないせっかちな男の子には、お話に入っていくまでが大変。本筋から離れたまどろっこしい描写もあるし、話の進め方もうまくはない。そして、それぞれの男の子たちのキャラクターや関係性を掴むのは、丁寧に読んでいかないと難しい。
子どもたちの遊びが、いつのまにか大人の犯罪に巻き込まれていき、少年たちが見事に悪者をやっつける、というのは、王道だし読んでいて爽快感がある。だが伏線回収や、キャラクターの丁寧な描写という点では「大泥棒ホッツェンプロッツ」や「フェイマスファイブ」には大きく劣っていると思う。
子どもたちの遊びが、いつのまにか大人の犯罪に巻き込まれていき、少年たちが見事に悪者をやっつける、というのは、王道だし読んでいて爽快感がある。だが伏線回収や、キャラクターの丁寧な描写という点では「大泥棒ホッツェンプロッツ」や「フェイマスファイブ」には大きく劣っていると思う。
2008年10月14日に日本でレビュー済み
確かに旧訳のほうは、今読むと少し難しい言葉が多いかなと思うので、この新訳は
嬉しい限りです!
ガラスを割った友だちのために、その弁償費用を集める仲間たち。
その部分も、読んでてとてもほほえましいのですが(靴磨きのための作戦の部分なんて、
笑えます)、後半、そのお金が突然、保管場所から消えてしまいます。
その疑いをかけられたリーダーの嫌疑をはらすため、仲間たちは犯人の捜査を始めます。
堅実な策略家で、頼りになるリーダー・テッドと、敵対していたもうひとつの少年団の
リーダー・トピーが手を組み、仲間たちと町中を駆け回る様子が、本当に痛快です!
少年たちひとりひとりのキャラクターがとても生き生きしていて、特に後半の犯人追跡劇は、
スピード感あふれ、一気に読ませます。
伏線もきちんとあり、探偵ものとしても楽しいですが、少年たちの、知恵と勇気があふれる
冒険活劇としても楽しめました!
嬉しい限りです!
ガラスを割った友だちのために、その弁償費用を集める仲間たち。
その部分も、読んでてとてもほほえましいのですが(靴磨きのための作戦の部分なんて、
笑えます)、後半、そのお金が突然、保管場所から消えてしまいます。
その疑いをかけられたリーダーの嫌疑をはらすため、仲間たちは犯人の捜査を始めます。
堅実な策略家で、頼りになるリーダー・テッドと、敵対していたもうひとつの少年団の
リーダー・トピーが手を組み、仲間たちと町中を駆け回る様子が、本当に痛快です!
少年たちひとりひとりのキャラクターがとても生き生きしていて、特に後半の犯人追跡劇は、
スピード感あふれ、一気に読ませます。
伏線もきちんとあり、探偵ものとしても楽しいですが、少年たちの、知恵と勇気があふれる
冒険活劇としても楽しめました!