初めて読んだのは小学生の頃だったと思います。
図書館で読みました。
ちょっと不思議な、難しい本だった記憶が強いです。当時学校で習ってた、戦争や核が出てきたから、余計その記憶が強いのかも。
でもそれ以上に引き込まれる作品で、時々挟まる猫の歌に感情が豊かだなぁと、ため息を吐きながら読みました。最後まで読んだ記憶はないのに、妙に心に残っていた本です。
大人になって不意に読みたくなって、初めて最初から最後まで読んで、泣きました。
こんなに深い話だったっけ、と。
猫が戦争を止められるわけがないと思っていました。
それでもきっと、この猫たちは何度でも何度でも立ち向かうんだろうなと思うと、心が震えます。
猫好きには、ぜひ読んで欲しい。
猫嫌いな人にはぜひ読んで好きになって欲しい。
そんな本です。
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ねこになった少年 (岩波少年文庫 2138) 単行本 – 1996/11/15
ある日ぼくは外国の青年から買った眼鏡をかけると,ネコになって空間をワープし,パリに来てしまう.パリのネコたちは鋭敏な本能で感じとった地球の危機を,必死で人間に伝えようとしていた.
- 本の長さ379ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1996/11/15
- ISBN-104001121387
- ISBN-13978-4001121384
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
ある日ぼくは、街で絵を売る外国の青年から、古ぼけた眼鏡を買った。かけたとたん体が揺れ、ワープだ!…ぼくはネコになってパリにいた。ノラネコになったぼくが見たものとは、いったい…。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1996/11/15)
- 発売日 : 1996/11/15
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 379ページ
- ISBN-10 : 4001121387
- ISBN-13 : 978-4001121384
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,128,905位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 734位岩波少年文庫
- - 82,714位絵本・児童書 (本)
- - 303,442位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月4日に日本でレビュー済み
小学生の頃に出会い図書館で何度も何度も借りて読み返すほどに大好きな作品。30歳を過ぎた今でも私の中でのベストセラーです。子ども心にも平和とは何かを考えさせられる本であり大人になって読み返しても同じように考えさせられる物語です。
絶版になりずっと探し続けても見つからず、ようやくとある古本屋さんで見つけて購入しました。大人でも子どもでも、もっともっとたくさんの方々に読んでいただきたいです!
絶版になりずっと探し続けても見つからず、ようやくとある古本屋さんで見つけて購入しました。大人でも子どもでも、もっともっとたくさんの方々に読んでいただきたいです!
2007年3月26日に日本でレビュー済み
私がこの本を読んだのは小6くらいだったかと思います。
まずはタイトルにひかれました。
前の人同様ですが、主人公がネコになるというのですからファンタジー小説だと思っていたのですが、内容がとても濃いです。
現代の私たちの中にはもう核の恐怖を忘れてしまった、もしくは知らないという人もいるかとも思われます。
もちろん私は核の恐怖など体験していないので、体験している人の10分の1もわかっていないと思います。
でもこの本を読んでいて、改めて人間のおろかさ、核の恐怖、そしてその裏にチラリと見えるやさしさというものを学べる素晴らしい本だと思います。
みなさん是非この本を一度お手に取ってください!
そして読んでみてください!
この本から学ぶことは本当に数多いと思います。そして必ず生きていくうえで大切なことが見つかると思います。
特に13歳以下の方が読まれるといっそう実感が強いかと思われます。なんで13歳以下かって?まぁそれは本を読めばわかりますよ^^
みなさんがこのレビューを見て、『ねこになった少年』を読みたいと思っていただけたらうれしいです。
まずはタイトルにひかれました。
前の人同様ですが、主人公がネコになるというのですからファンタジー小説だと思っていたのですが、内容がとても濃いです。
現代の私たちの中にはもう核の恐怖を忘れてしまった、もしくは知らないという人もいるかとも思われます。
もちろん私は核の恐怖など体験していないので、体験している人の10分の1もわかっていないと思います。
でもこの本を読んでいて、改めて人間のおろかさ、核の恐怖、そしてその裏にチラリと見えるやさしさというものを学べる素晴らしい本だと思います。
みなさん是非この本を一度お手に取ってください!
そして読んでみてください!
この本から学ぶことは本当に数多いと思います。そして必ず生きていくうえで大切なことが見つかると思います。
特に13歳以下の方が読まれるといっそう実感が強いかと思われます。なんで13歳以下かって?まぁそれは本を読めばわかりますよ^^
みなさんがこのレビューを見て、『ねこになった少年』を読みたいと思っていただけたらうれしいです。
2009年5月27日に日本でレビュー済み
僕が小学生の時に、父に連れられて入った図書館でであったハードカバーの児童小説。それがこの「ねこになった少年」でした。非常に感動して、どうしても手に入れたくて、でもハードカバー版は絶版。泣く泣くあきらめていた頃に文庫版で復活!の報が。いまやその文庫版も絶版になってしまいましたが、どうしても読んでおくべき1冊です。少年が猫になり、その目線から見た世界。成長と、人間たち。ただの成長譚ではなく、反戦・反核の作品でもあります。僕の夢はコレをアニメ化させることです。それまでは、頑張って生きていきますよ。
2005年8月16日に日本でレビュー済み
この本は、私が小学校3年生の時に初めて読んだ本でした。
その頃の私にとって小説というのは初めての挑戦。いつもは友達が読んでいる本なんかを読んでいました。
そんな本に出会ったのはほんの気まぐれ。ただなんとなく学校の図書室にボロボロになって置いてあっただけの本。今まで気付いていなかった。ただなんとなく、その不思議なタイトルに目を奪われただけだった。
「ねこになった少年」
ただ単に猫になるだけの本。そう思っていたのだけど、違った。スケールが大きすぎて、猫たちが戦っていて。
私は物語に引き込まてしまった。核反対のプラカード、風船、大人達。小3の私には理解できないことばかりだった。
そして、中1の夏。やっと理解できた。町の図書館で偶然再会した本。これがなかったら今の私はないと思う。この小説には感謝しています。
この世界に私を招待してくれてありがとう。
その頃の私にとって小説というのは初めての挑戦。いつもは友達が読んでいる本なんかを読んでいました。
そんな本に出会ったのはほんの気まぐれ。ただなんとなく学校の図書室にボロボロになって置いてあっただけの本。今まで気付いていなかった。ただなんとなく、その不思議なタイトルに目を奪われただけだった。
「ねこになった少年」
ただ単に猫になるだけの本。そう思っていたのだけど、違った。スケールが大きすぎて、猫たちが戦っていて。
私は物語に引き込まてしまった。核反対のプラカード、風船、大人達。小3の私には理解できないことばかりだった。
そして、中1の夏。やっと理解できた。町の図書館で偶然再会した本。これがなかったら今の私はないと思う。この小説には感謝しています。
この世界に私を招待してくれてありがとう。