波の向こうの宝島。
不気味な島でジムが出会う数々の駆け引きに
息つく暇もなく夢中になっちゃいます。
名訳!!さすが小説家!!
出だしの訳はイマイチですが、全体的にすごく巧いです。
なんで小さいときにこの本に出会わなかったんだろう。
もっと多感な時期に読んでいたら・・と思わされました☆
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宝島 (岩波少年文庫 3001) 新書 – 1967/12/15
ジム少年は,トレローニさんや医者のリブシー先生と,海賊フリント船長がうめた宝を探しにいく.ぶきみな1本足の海賊シルバーの陰謀と,はげしい戦い.手に汗にぎる冒険小説の名作.
- 本の長さ367ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1967/12/15
- ISBN-104001130017
- ISBN-13978-4001130010
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1967/12/15)
- 発売日 : 1967/12/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 367ページ
- ISBN-10 : 4001130017
- ISBN-13 : 978-4001130010
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,226,660位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 763位岩波少年文庫
- - 75,649位新書
- - 82,919位絵本・児童書 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年7月26日に日本でレビュー済み
スチーブンスンの名作中の名作で誰もが知っているタイトルだと思いますが、ちゃんと読んだことがある人はどれくらいいるんでしょう。子供の頃に読みそびれてしまうともうなかなか読む機会に恵まれません。実際、自分がこれを初めて読んだのはもうだいぶ歳を食ってからでした。なかには読まずに一生を終える人もいるかもしれません。しかしそれは絶対に損です。自分はたまたま古本屋で手にして、あの宝島か、などと大して興味のない様子でぱらぱらとページをめくってみたところ、「買おうか買うまいかと、ためらっている人に」と題した情感たっぷりの前口上(8〜9p)が目に入り、これにすっかりやられてそのまま買ってしまいました。読んだあと後悔しました。もっとはやく読めばよかったと。ジュール・ヴェルヌの海洋冒険小説も面白いですが、スチーブンスンも負けじとこれくらいの冒険小説を出していたのですから凄いものです。内容についてはもはや何も言うことはありませんが、登場人物のひとり、判事であり医師でもあるリヴシー先生が言う「鬘にかけて誓う」という台詞などから当時の風潮も伺い知れたりして十割面白いです。子供なら問答無用でお奨め。大人でも暇をみつけてぜひ読みましょう。
2003年11月18日に日本でレビュー済み
片足が義足、海賊船、宝捜し・・TVゲーム等で定番になっているものの原点です。宝捜しの部分が意外と少なく、人間の描写とジム少年の冒険がメインであること、これらは小さい頃に読んだ子供向けに書かれた本と全く違う印象を受けます。
でもこの原作者が「ジーキル博士とハイド氏」と同じだとは!
でもこの原作者が「ジーキル博士とハイド氏」と同じだとは!
2009年8月30日に日本でレビュー済み
読むのに疲れてしまいました。
一部分はのめり込むことが
出来ましたが、他の部分を
読むことは苦痛でした。
昔はもっとおもしろかった
印象がありました。
といっても、絵本だったから
なのかもしれません。
本書を読んでもわくわく感は
得られませんでした。
残念です。
一部分はのめり込むことが
出来ましたが、他の部分を
読むことは苦痛でした。
昔はもっとおもしろかった
印象がありました。
といっても、絵本だったから
なのかもしれません。
本書を読んでもわくわく感は
得られませんでした。
残念です。
2022年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この小説の面白さはいまさら言うまでもないんですが、私は個人的な思い出もあって、この阿部知二氏の翻訳が一番好きです(ちゃんと読み比べたわけじゃないんだけど、試し読みで読む限りそう思う)1967年のもので、文体は今の感覚だと古いところもある。でも、それが逆に、もともとこの原作の時代背景が18世紀だったこと思えばむしろ最近訳のものより適切な気がするし、有名な海賊の歌は、どうしても「亡者の箱まで はってのぼった15人」という本書の訳が一番好き(アニメ「宝島」はこの訳が基本かな?)。確かに、高校生のころ(もう●十年前)感動して読んだ思い出があるのでどうしてもこの訳がしみついちゃってるというのはあるけど、私にとって「宝島」は、この阿部訳とアニメが最高です
あとこの小説、個人的には、謎の「船長」が主人公少年ジムの家である宿屋にやってきて、追っ手が彼の持つ宝島の地図を奪いに訪れる場面、冒頭の数十ページがすごくよくできていると思う。この部分の緊迫感と、平凡な田舎町の人々が海賊の宝に巻き込まれていく過程が丁寧に書かれているからこそ、後半の冒険談が生きてくる。そして、宝の地図を持ってさまよい、追われるものの疲労から酒におぼれ、ついに追っ手に追いつかれたときに死んでしまう「船長」は、みじめな悪人なのに何か憎めないキャラ。
死んだとき彼のカバンには、一度も着たことのない礼服と、なぜかいくつもの貝殻があった、という描写も染みる。彼がどんな将来を夢見、どんな場面でこの服を着たかったのか、おそらく生涯を海賊で過ごした彼が、最後まで、なぜ手放せない貝殻を持ち歩いていたのか、そこにはどんな思い出があったのか、そんなことまで考えさせてしまいます。
あとこの小説、個人的には、謎の「船長」が主人公少年ジムの家である宿屋にやってきて、追っ手が彼の持つ宝島の地図を奪いに訪れる場面、冒頭の数十ページがすごくよくできていると思う。この部分の緊迫感と、平凡な田舎町の人々が海賊の宝に巻き込まれていく過程が丁寧に書かれているからこそ、後半の冒険談が生きてくる。そして、宝の地図を持ってさまよい、追われるものの疲労から酒におぼれ、ついに追っ手に追いつかれたときに死んでしまう「船長」は、みじめな悪人なのに何か憎めないキャラ。
死んだとき彼のカバンには、一度も着たことのない礼服と、なぜかいくつもの貝殻があった、という描写も染みる。彼がどんな将来を夢見、どんな場面でこの服を着たかったのか、おそらく生涯を海賊で過ごした彼が、最後まで、なぜ手放せない貝殻を持ち歩いていたのか、そこにはどんな思い出があったのか、そんなことまで考えさせてしまいます。