下巻を読み終えたら、ぜひまた上巻を開いて見て下さい。
主人公のアンナは、現代の無気力な子ども達そのものに思える。そしてまた、自分の子供時代にも。
特に何が悪いわけじゃない、何もしようとしないことが心配、と周囲に気を揉ませてしまうことが、さらにアンナ自身を疎ましく思い、憤らせ、殻に閉じこもらせてしまう。
マーニーという、何も話さなくてもお互いを理解しあえる夢のような同胞に巡り会えたことで、頑なだったアンも、徐々に心を開いていけるようになる。
その出会いは偶然か、運命か。または夢だったのか‥。
でも本当の意味で救済されたのは、マーニーの方ではなかったか。
下巻で謎を解いた後、さらに読み返すとしんみりとする場面が多々ありました。
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思い出のマーニー〈上〉 (岩波少年文庫) 単行本(ソフトカバー) – 2003/7/16
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養い親のもとを離れ、転地のため海辺の村の老夫婦にあずけられた少女アンナ。孤独なアンナは、同い年の不思議な少女マーニーと友だちになり、毎日二人で遊びます。ところが、村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2003/7/16
- ISBN-104001141108
- ISBN-13978-4001141108
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商品の説明
出版社からのコメント
スタジオジブリ映画「思い出のマーニ―」。これが原作本!
鈴木敏夫さんから米林監督に手渡された1冊の岩波少年文庫から、
映画「思い出のマーニ―」は生まれました。
鈴木敏夫さんから米林監督に手渡された1冊の岩波少年文庫から、
映画「思い出のマーニ―」は生まれました。
内容(「MARC」データベースより)
養い親のもとを離れ、海辺の村の老夫婦にあずけられた少女アンナ。孤独なアンナは、同い年の不思議な少女マーニーと友だちになり、毎日二人で遊びます。ところが、村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。新版。
登録情報
- 出版社 : 岩波書店; 新版 (2003/7/16)
- 発売日 : 2003/7/16
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 238ページ
- ISBN-10 : 4001141108
- ISBN-13 : 978-4001141108
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,809位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年11月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジブリの映画を見て感動して、原作が読みたくなり購入しました。
感想としては映画の方が面白かったです。
ですが、原作を読んで良かったです。
いづれにせよ、大好きな作品です。
感想としては映画の方が面白かったです。
ですが、原作を読んで良かったです。
いづれにせよ、大好きな作品です。
2014年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他のレビューにもあるようにペギー・フォートナムの挿絵が素晴らしく、作品の舞台の地図の提示もありがたい。
親代わりに育ててくれるプレストン夫妻に心を閉ざしていたアンナは、ひと夏、ノーフォークの海辺の田舎町で過ごすことになる。
そして、入り江に面した屋敷にすむ不思議な少女マーニーに出会い、初めて心を通わせる友人となる。
でも、マーニーにはある秘密が。。。
岩波少年文庫らしく、です・ます調の敬体が翻訳には用いられていて、この部分が児童文学を読んでいるということをかろうじて読者に感じさせるが、
作品自体は、児童から大人までどの年代にも違和感なく読めるものに仕上がっていると思う。
ひとりの内向的な少女の視点から、ひと夏の体験が語られていくが、その声は非常に繊細で、
ノーフォークの自然も端正に切り取っているが、話を前面に推し進める力は、やや弱く、私の場合は読み進めるのにやや苦労した。
ただし、37章あるチャプターの後半3-4章で、マーニー関する秘密が明らかになっていく部分は実に見事で、
33章頑張って読書してきた努力が一気に報われるカタルシスを味わうことができて、結論まで知ると、今度はもう一度頭から読み直したくなる。
余談だが、作品の舞台はノーフォークの実在の場所で、google mapを用いると、
ノーフォークのBurnham Overy Boathouseの右側にマーニーの住む屋敷がある設定になっていることが確認されるが、
右側に小道がないために、現在のところstreet viewのみでは作品に描かれた外観の建物が実際にあるかどうかは確認できていない。
しかし国道A149に沿ってバーナム・ノートン方向に進んでいくと、小説の説明どおり大きな風車小屋を左手に確認できて感動する。
ノーフォーク、River Burnのあたりの風景は、非常に美しく、また日本にはない景色なので、
作品と同時にstreet viewで実際の風景を楽しみながら、読書をしてみるといいのではなかろうか。
追記:作品の舞台となる湿原地帯と入江は、Burnham Overy Boathouseの前方に位置するのだが、まさにその場所の映像がBurnham Overy Boathouseのsiteのwebcamsから24時間配信されています、そちらも、ぜひ覗いてみてください。
親代わりに育ててくれるプレストン夫妻に心を閉ざしていたアンナは、ひと夏、ノーフォークの海辺の田舎町で過ごすことになる。
そして、入り江に面した屋敷にすむ不思議な少女マーニーに出会い、初めて心を通わせる友人となる。
でも、マーニーにはある秘密が。。。
岩波少年文庫らしく、です・ます調の敬体が翻訳には用いられていて、この部分が児童文学を読んでいるということをかろうじて読者に感じさせるが、
作品自体は、児童から大人までどの年代にも違和感なく読めるものに仕上がっていると思う。
ひとりの内向的な少女の視点から、ひと夏の体験が語られていくが、その声は非常に繊細で、
ノーフォークの自然も端正に切り取っているが、話を前面に推し進める力は、やや弱く、私の場合は読み進めるのにやや苦労した。
ただし、37章あるチャプターの後半3-4章で、マーニー関する秘密が明らかになっていく部分は実に見事で、
33章頑張って読書してきた努力が一気に報われるカタルシスを味わうことができて、結論まで知ると、今度はもう一度頭から読み直したくなる。
余談だが、作品の舞台はノーフォークの実在の場所で、google mapを用いると、
ノーフォークのBurnham Overy Boathouseの右側にマーニーの住む屋敷がある設定になっていることが確認されるが、
右側に小道がないために、現在のところstreet viewのみでは作品に描かれた外観の建物が実際にあるかどうかは確認できていない。
しかし国道A149に沿ってバーナム・ノートン方向に進んでいくと、小説の説明どおり大きな風車小屋を左手に確認できて感動する。
ノーフォーク、River Burnのあたりの風景は、非常に美しく、また日本にはない景色なので、
作品と同時にstreet viewで実際の風景を楽しみながら、読書をしてみるといいのではなかろうか。
追記:作品の舞台となる湿原地帯と入江は、Burnham Overy Boathouseの前方に位置するのだが、まさにその場所の映像がBurnham Overy Boathouseのsiteのwebcamsから24時間配信されています、そちらも、ぜひ覗いてみてください。
2015年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰でも自分の中に「マーニー」がいる。その存在に気づくか否か、で大人になり方が変わるのではないか。
子供から大人へと移り変わる時期、自分とは何かを真剣に考えなくては前に進めないときに、自分の中に潜んでいるマーニーと真剣に向き合い、深い結びつきを実感し、でも振り回される。もう忘れてしまった少女時代のそんな経験を、よみがえらせる名作です。
ファンタジーの位置づけなのかもしれないけれど、これはとてもリアルな「大人になるための教科書」と言えるかもしれません。
子供から大人へと移り変わる時期、自分とは何かを真剣に考えなくては前に進めないときに、自分の中に潜んでいるマーニーと真剣に向き合い、深い結びつきを実感し、でも振り回される。もう忘れてしまった少女時代のそんな経験を、よみがえらせる名作です。
ファンタジーの位置づけなのかもしれないけれど、これはとてもリアルな「大人になるための教科書」と言えるかもしれません。
2014年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初の文章はやや読みづらいというか、あまり面白くないのかなぁという印象でしたが、読み進むにつれグングン話に引き込まれました。
早く下巻が読みたくて 途中下巻の最後をこっそり読んでしまおうと思ったほどでした。
早く下巻が読みたくて 途中下巻の最後をこっそり読んでしまおうと思ったほどでした。
2014年9月12日に日本でレビュー済み
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ちょっぴりミステリアスなところが魅力的!家族の絆と愛を教えてくれる、いいお話です。
2014年6月23日に日本でレビュー済み
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夢中で一気に読んでしまいました。何度も読み返すうちに感動がより深くなる一冊です。
2011年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビジネス本をメインに読むのですが、絵本から学ぶことは多いな、と最近、気がつきまして手にした一冊です。
読んでいると、数多くの疑問点と、「え、なんで、こんな展開なの?」と疑問に思うことが、多々あります。しかし、最後の物語の急展開で、全てが解決され、晴れ晴れしい気持ちで本をとじることができます。
最初、読んだ感じでは、よくある田舎の女の子の空想話にも捉えられて、お子さんには、途中で飽きられてしまうかもしれません。しかし、下巻の終わりから、話が急展開して、全ての登場人物が結びつくような感覚になります。読んだ後は、周りの家族を大事にしたくなるでしょう。
読んでいると、数多くの疑問点と、「え、なんで、こんな展開なの?」と疑問に思うことが、多々あります。しかし、最後の物語の急展開で、全てが解決され、晴れ晴れしい気持ちで本をとじることができます。
最初、読んだ感じでは、よくある田舎の女の子の空想話にも捉えられて、お子さんには、途中で飽きられてしまうかもしれません。しかし、下巻の終わりから、話が急展開して、全ての登場人物が結びつくような感覚になります。読んだ後は、周りの家族を大事にしたくなるでしょう。