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フランバーズ屋敷の人びと 3 めぐりくる夏 (岩波少年文庫 599) 文庫 – 2009/11/14

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2009/11/14)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/11/14
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 327ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4001145995
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4001145991
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 3個の評価

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K.M.ペイトン
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上位レビュー、対象国: 日本

2004年1月1日に日本でレビュー済み
少し,趣は違いますが,まるで「嵐が丘」を読んでいるようなダイナミックなストーリーで,次にどうなるのだろうとわくわくしてしまうような筋立てです。児童文学ですが,子供に読ませておくにはもったいない!!大人の女性に読んでもらいたい,女性の大河ドラマです。
この,めぐり来る夏は,そのドラマの締めくくりの物語です。波乱万丈の登場人物たちの人生に一応の結論が出る時,最後の一ページまでそれはドラマチックに進んでいきます。読み終えたとき,きっと,一つの壮大な映画を見終わったような気持ちになる事請け合いです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年12月18日に日本でレビュー済み
夫ウィリアムが戦死し、クリスチナはフランバーズ屋敷に戻ってきます。
悲しみに負けぬよう彼女は毅然とした態度で荒れ放題の屋敷と農場の再建に取りかかります。
ファウラーとメアリーしかいない中、クリスチナは動き出します。
次々と馬、牛そして人間が集まってきます。
マークとバイオレットの息子ティジー、怠け者のスタンレーと頭の弱いハリー、
ドイツ兵捕虜ウィルヘルム、そしてウィリアムとクリスチナの娘イザベル。
さらに戦争で負傷したディックも戻ってきて、
いろいろな立場の人々の手で屋敷と農場の再建が進みます。
一方で、ドイツの戦闘機が近所で墜落した時、クリスチナはウィリアムが
「亡くなった」ということの意味を悟り、やっと心の整理がつきます。
そんなある時、なんと行方不明であったマークが生還します。
クリスチナはマークと結婚すれば屋敷の再建を行えますが、
彼女はデッィクを愛することを選びます。
そして弁護士を交えた遺産相続の話し合いでクリスチナは
マークから屋敷を買い取ると述べ、問題に決着をつけます。
その後マークはドロシーと結婚すると告げフランスに発ちます。
マークは好きでもあり嫌いでもあるがよく理解しあえる間柄であり、
屋敷を出て行くマークに心を痛めつつクリスチナは屋敷のさらなる再建に向けて力を注ぎます。
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