古書なのでそれなりの香と色あいはある。
が、それよりこの本とまた出会えた喜びが大きい。
幼少時、20代に再び図書館で、そして今回。
その度わたしは感動する。そしてミオとその友人と白馬を愛する…
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ミオよわたしのミオ (リンドグレーン作品集 別巻 1) 単行本 – 1967/9/5
ストックホルムの公園から、男の子がひとり別世界へ迷いこみます。すばらしい白馬とともに悪い騎士と戦う彼の耳に、魔法の国の王である父の「ミオよわたしのミオ」という励ましの声がひびきます。
- 本の長さ302ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1967/9/5
- ISBN-104001150735
- ISBN-13978-4001150735
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1967/9/5)
- 発売日 : 1967/9/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 302ページ
- ISBN-10 : 4001150735
- ISBN-13 : 978-4001150735
- Amazon 売れ筋ランキング: - 807,012位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,846位その他の外国文学研究関連書籍
- - 3,696位童話・こどもの文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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アストリッド・リンドグレーンは1907年に生まれ、スウェーデン南部の農場で育ちました。1944年、児童書の新人賞を獲得した『ブリット‐マリはただいま幸せ』で作家デビュー、1945年に『長くつ下のピッピ』を発表して、一躍人気作家になりました。生涯に34冊の児童文学と41冊の絵本を出版し、発行部数は総計1億7千万部に達し、100以上の言語に翻訳されています。リンドグレーンは2002年に惜しまれながら亡くなりました。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リンドグレーンの作品は、子供ならではの大人の目線というか、大人っぽい雰囲気もあって楽しめます。
2019年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前から気になっていた作品だったので買ってみました。リンドグレーンの作品はすきだったのですが、最近は書店でも見かけることが少なくなり、時代をかんじてました。いい作品は、世に出て何十年立とうと何百年立とうといいものですが、後世次々と新作が出てきて古い物語が書棚から消えていくのは寂しいものです。なので、古書店で探すのですが、中々思った本に出会えない。だからこそ古書店巡りとなるわけですが、ネット内古書店巡りはその意味では楽ですね。他のものと違って、本は本なので思ったものと様相が違うということはないので、違うとすれば作品の内容と本の状態くらいです。そして今までのアマゾン古書店さんからの購入で後悔したことはありません。ちなみにこの作品も子供の時に読んでいたら多分もっとわくわくして読めてたのにと思います。不遇な少年の夢にも似た冒険活劇といってしまえばですが、やたら明るかったりやたら前向きの主人公の活躍することの多い昨今の物語の中で,主人公の戸惑いながら事に当たっていく姿は、多分子供達の生きていく励みになるのではないかと思います。リンドグレーンの作るお話は大半が元気をくれるものが多いので、大人になっても読み返せるものが多く,強い子も、弱い子も、無鉄砲な子も、臆病な子も、みんな出てきます。だからこそ生きていく大変さをそれぞれに何とか乗り越えていく姿に、惹かれます。この作に限らず読み継がれて頂きたい作家と思います。
2019年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リンドグレーンの作品集の一つですが、有名な「ピッピシリーズ」とは違って、あまりにも悲しく、暗さを感じます。大人の私でも、読み終えた後、なんだか胸が締め付けられたような感じでした。リンドグレーンは、教師をされていたとか。作品集の一つ一つに、違ったタイプの子どもが登場します。彼女はどの子どもにも、愛情を捧げる人だったのでしょう。
2019年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
純粋な一人称の心象世界を描いている。親子関係(親の視点)とかには拘泥せず、子供(野生人)にとって何が理想的な(あるべき)存在かを考えさせられる。
2017年3月29日に日本でレビュー済み
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本ばかり読んでいた小学生の頃、学校の図書室にある本の中で2番目に好きな本でした。 図書室にあったのは、ハードカバー版でしたが。
文章も挿絵も懐かしく読みました。これを読んでドキドキしていた子供の頃の気持ちを思い出し、物語のせいだけでなく、なんだかグッときました。
今読んでも、ミオの冒険に引き込まれます。
が、それより文章の表現の美しくさ、優しさが好きです。改めてこの本に逢えたことをうれしく思いました。
文章も挿絵も懐かしく読みました。これを読んでドキドキしていた子供の頃の気持ちを思い出し、物語のせいだけでなく、なんだかグッときました。
今読んでも、ミオの冒険に引き込まれます。
が、それより文章の表現の美しくさ、優しさが好きです。改めてこの本に逢えたことをうれしく思いました。
2018年8月21日に日本でレビュー済み
私にとって、リンドグレーンといえば、「ロッタちゃん」シリーズでしたが、本書で作者の別の面を知りました。
1954年刊の本書は、運命を背負った王子が巨悪を倒すまでの冒険談。ハリーポッターを想起させる小道具もでてきます。詳しくは、実際にお読みください。
さらに、トールキンの「指輪物語」を彷彿とさせるシーンもありますが、「指輪」も1954年以降に刊行されていますから、「二―ベルンゲンの歌」などの欧州の神話の伝統は受け継いでいたとしても、本書と「指輪」は独立しているでしょう。
いきなりどうしてFarawaylandに飛んでいったのか、巨悪がなぜ巨悪になったのか、なぜ、ミオが巨悪を倒しに挑む運命にあったのか、灰色の鳥はどうなったのか、嘆き鳥はどうして嘆き続けるのか、ミオのお母さんはどうしたのか、腑に落ちない点がいくつもあるので、星一つ減点。
そして、今年今月(2018年8月)亡くなった訳者の大塚勇三さんのご冥福をお祈りします。また、Ilon Wiklandのイラストレーションがいいことも特記します。フェアリーテールが描ける人、ということでリンドグレーンに気に入られたWikland。子供のこころを描くような繊細でやさしいな線が魅力的です。
1954年刊の本書は、運命を背負った王子が巨悪を倒すまでの冒険談。ハリーポッターを想起させる小道具もでてきます。詳しくは、実際にお読みください。
さらに、トールキンの「指輪物語」を彷彿とさせるシーンもありますが、「指輪」も1954年以降に刊行されていますから、「二―ベルンゲンの歌」などの欧州の神話の伝統は受け継いでいたとしても、本書と「指輪」は独立しているでしょう。
いきなりどうしてFarawaylandに飛んでいったのか、巨悪がなぜ巨悪になったのか、なぜ、ミオが巨悪を倒しに挑む運命にあったのか、灰色の鳥はどうなったのか、嘆き鳥はどうして嘆き続けるのか、ミオのお母さんはどうしたのか、腑に落ちない点がいくつもあるので、星一つ減点。
そして、今年今月(2018年8月)亡くなった訳者の大塚勇三さんのご冥福をお祈りします。また、Ilon Wiklandのイラストレーションがいいことも特記します。フェアリーテールが描ける人、ということでリンドグレーンに気に入られたWikland。子供のこころを描くような繊細でやさしいな線が魅力的です。
2016年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小学生向けとされるピンク背表紙。裏表紙の対象年齢記載は「小学3・4年以上」となっています。
が、文字面どおり3・4年生に読ませるにはちょっと怖い話。
迫り来る困難が怖いのではない。困難が理由なく解決する様が怖いのだ。あらゆる思いが理由なく叶う世界が怖いのだ。
ふわふわと柔らかく、でも冷たい雲の上に読者を誘い込んでおきながら決して地に足をつけさせない世界に閉じ込めて、後に不安だけが残る。そんな話。
せめて夢オチだったらよかったのに、というのが私の感想。そりゃあ、なげき鳥が啼き続けるのも当然だ。
(なげき鳥は「ボッセの黒い鳥」で、この出口のない内面世界を嘆きうたうのだと解釈しました。だからこそ、外の住人たるボッセはなげき鳥がすきじゃなく、永遠の内の住人たるユムユムはすきなのだろうと。ああ、何も解決しちゃいないじゃないか!)
小学2年生に読後の感想を聞いたところ「ファンタジーだね。でも暗い話だよ」とのこと。
夜の冒険を経て騎士カトーと戦うところを指してのコメントだったようですが、彼がいつの日か「闇」を抱えた頃に再読したらどのような感想を持つのか、聞いてみたいような、聞きたくないような。
そんなことを考えながら、オトナは自らの闇と再び向き合うべく、そっと本を閉じるのです。
が、文字面どおり3・4年生に読ませるにはちょっと怖い話。
迫り来る困難が怖いのではない。困難が理由なく解決する様が怖いのだ。あらゆる思いが理由なく叶う世界が怖いのだ。
ふわふわと柔らかく、でも冷たい雲の上に読者を誘い込んでおきながら決して地に足をつけさせない世界に閉じ込めて、後に不安だけが残る。そんな話。
せめて夢オチだったらよかったのに、というのが私の感想。そりゃあ、なげき鳥が啼き続けるのも当然だ。
(なげき鳥は「ボッセの黒い鳥」で、この出口のない内面世界を嘆きうたうのだと解釈しました。だからこそ、外の住人たるボッセはなげき鳥がすきじゃなく、永遠の内の住人たるユムユムはすきなのだろうと。ああ、何も解決しちゃいないじゃないか!)
小学2年生に読後の感想を聞いたところ「ファンタジーだね。でも暗い話だよ」とのこと。
夜の冒険を経て騎士カトーと戦うところを指してのコメントだったようですが、彼がいつの日か「闇」を抱えた頃に再読したらどのような感想を持つのか、聞いてみたいような、聞きたくないような。
そんなことを考えながら、オトナは自らの闇と再び向き合うべく、そっと本を閉じるのです。