近代文学の研究に一役買った名著ではないでしょうか。
明治時代の文学研究所ですな。
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小説神髄 (岩波文庫) (岩波文庫 緑 4-1) 文庫 – 2010/6/16
坪内 逍遥
(著)
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「小説の主脳は人情なり、世態風俗これに次ぐ。」小説を書くために、まず小説とは何かを知らなければならなかった時代。江戸戯作に親しみ、西洋文学を渉猟した若き文学士逍遥(1859-1935)が世に問うた、意欲あふれる小説論は衝撃をもって迎えられた。近代文学史の黎明に名を刻む文学評論。初期評論5篇を併録。(注・解説=宗像和重)
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2010/6/16
- 寸法10.5 x 1.2 x 15 cm
- ISBN-104003100417
- ISBN-13978-4003100417
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2010/6/16)
- 発売日 : 2010/6/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4003100417
- ISBN-13 : 978-4003100417
- 寸法 : 10.5 x 1.2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 167,542位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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2021年12月3日に日本でレビュー済み
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近世と近代を画する、小説に関する論考
2011年8月25日に日本でレビュー済み
近代文学黎明期の記念碑的な作品。「そもそも美術(本書中では『芸術全般』を指して『美術』と書かれている)とは」「小説は近代以前の物語文学と如何に異なるか」など、明治中期の文芸思潮がよく分かる作品である。現在に於いては自明である概念が主体なので、新たな発見は無いかも知れないが、近代文学の出発点に於ける叩き台として、歴史的価値の高い書である。長らく絶版状態だったが、重版再開で入手しやすくなった。
2020年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『小説真髄』は、日本近代文学史上で重要な役割を担った文学論です。『小説真髄』は、上巻と下巻に分かれています。上巻では小説とはいかなるものかが説明されており、下巻では小説の技法について説明されています。言うなれば上巻が「理論編」、下巻が「実践編」といったところです。擬古文で書かれていて読みにくいので、読むのにちょっと覚悟が要る本だと思います。
坪内逍遥は、「小説の首脳は人情なり、世態風俗これに次ぐ」と言っています(p.50)。坪内の言う「人情」とは、人間の情欲のことです。どんなに徳が高そうな人にも、感性的な煩悩があるものです。あらゆる人間の心の奥底を描き、人情を「見える」ようにさせるのが小説家の仕事だと坪内は考えました。
坪内は『南総里見八犬伝』の人物描写を批判しています(p.53)。『八犬伝』の登場人物は作者の理想上の人物であり、リアリティが無いからです。理想上の架空の人物、今で言う「キャラクター」に近い人物像が批判されています。しかし、坪内は他の箇所では滝沢馬琴を評価しており、馬琴の良いところはちゃんと認めているという印象を受けます。
坪内は、理想上の主人公を造形する方法には先天法(演繹法)と後天法(帰納法)があると言います(p.172)。あらかじめ決まっている理想上の性質を分析解剖し、物語の主人公を造形するのが先天法(演繹法)です。この世に見られるような様々な性質を集め、調合して物語の主人公を造形するのが後天法(帰納法)です。哲学や数学でよく見られる演繹法と帰納法がキャラクターデザインに応用されているところが面白いと思いました。
坪内逍遥は、「小説の首脳は人情なり、世態風俗これに次ぐ」と言っています(p.50)。坪内の言う「人情」とは、人間の情欲のことです。どんなに徳が高そうな人にも、感性的な煩悩があるものです。あらゆる人間の心の奥底を描き、人情を「見える」ようにさせるのが小説家の仕事だと坪内は考えました。
坪内は『南総里見八犬伝』の人物描写を批判しています(p.53)。『八犬伝』の登場人物は作者の理想上の人物であり、リアリティが無いからです。理想上の架空の人物、今で言う「キャラクター」に近い人物像が批判されています。しかし、坪内は他の箇所では滝沢馬琴を評価しており、馬琴の良いところはちゃんと認めているという印象を受けます。
坪内は、理想上の主人公を造形する方法には先天法(演繹法)と後天法(帰納法)があると言います(p.172)。あらかじめ決まっている理想上の性質を分析解剖し、物語の主人公を造形するのが先天法(演繹法)です。この世に見られるような様々な性質を集め、調合して物語の主人公を造形するのが後天法(帰納法)です。哲学や数学でよく見られる演繹法と帰納法がキャラクターデザインに応用されているところが面白いと思いました。
2017年12月25日に日本でレビュー済み
・サノーさん一言コメント
「古今東西の書物を読み、日本文学を定義づけた哲人による、小説の本質論」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「なぜ私たちは、文字の集合体に世界を視るのでしょうか。理論と感覚の狭間に、その解答を読みます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):馬琴、シェークスピアの本を紹介したなら、この本を紹介するしかないだろう。
ウノーさん(以下ウ):この先生によって、「日本の文学」が定義づけられたのは、間違いない事実です。
サ:もちろん、異論、反論もあるだろうが、明治の近代化によって、軽んじられていた「小説」や「古典」を「無用の長物」から「芸術」へと価値観を大転換させたのだから、その功績は大きい。
ウ:この本自体も、読み物として面白く書かれています。
サ:登場する言葉は固いけど、小説という「有形にして無形」の存在に対して、真っ向から挑んでいく姿勢は、さすがとしか言いようがない。
ウ:哲学、心理学の観点から「人と本」「人と小説」を紐解き、解説しているのは、斬新で楽しいです。
サ:本を読む、他人が創作した物語を文字として認識する行為そのものか、言葉によって定義されている。
ウ:人は外部に現れる行為と内部に隠れた思想の両面をもっているから、「外から内へ、人情を穿つ(うがつ)行為」こそが「小説」の真髄なんですね。
サ:この本は、道徳やルールを伝え知るものではなく、人間の生き方や哲学を説くものでもない。
ウ:あくまでも「情欲」「人情」に対しての「求心力」を「小説」だと定義づけているのは、潔いし、わかりやすいです。
サ:だからこそ、小説には「真髄」が求められる。時が流れ、人の営みが変わり、社会が変わったとしても「人間の情にある本質」はいささかも変わることがない。それを描かない文章は「小説」ではないわけだ。
ウ:人が人として生きるうえで、大切にしたいもの、軽んじてはいけないものを、私たちは小説から受け継いでいるのですね。
サ:まあ、受け継がなくてもいい「感情」や、受け入れがたい「衝動」もあるけどな。
ウ:それも含めて、大切だということです。
【了】
「古今東西の書物を読み、日本文学を定義づけた哲人による、小説の本質論」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「なぜ私たちは、文字の集合体に世界を視るのでしょうか。理論と感覚の狭間に、その解答を読みます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):馬琴、シェークスピアの本を紹介したなら、この本を紹介するしかないだろう。
ウノーさん(以下ウ):この先生によって、「日本の文学」が定義づけられたのは、間違いない事実です。
サ:もちろん、異論、反論もあるだろうが、明治の近代化によって、軽んじられていた「小説」や「古典」を「無用の長物」から「芸術」へと価値観を大転換させたのだから、その功績は大きい。
ウ:この本自体も、読み物として面白く書かれています。
サ:登場する言葉は固いけど、小説という「有形にして無形」の存在に対して、真っ向から挑んでいく姿勢は、さすがとしか言いようがない。
ウ:哲学、心理学の観点から「人と本」「人と小説」を紐解き、解説しているのは、斬新で楽しいです。
サ:本を読む、他人が創作した物語を文字として認識する行為そのものか、言葉によって定義されている。
ウ:人は外部に現れる行為と内部に隠れた思想の両面をもっているから、「外から内へ、人情を穿つ(うがつ)行為」こそが「小説」の真髄なんですね。
サ:この本は、道徳やルールを伝え知るものではなく、人間の生き方や哲学を説くものでもない。
ウ:あくまでも「情欲」「人情」に対しての「求心力」を「小説」だと定義づけているのは、潔いし、わかりやすいです。
サ:だからこそ、小説には「真髄」が求められる。時が流れ、人の営みが変わり、社会が変わったとしても「人間の情にある本質」はいささかも変わることがない。それを描かない文章は「小説」ではないわけだ。
ウ:人が人として生きるうえで、大切にしたいもの、軽んじてはいけないものを、私たちは小説から受け継いでいるのですね。
サ:まあ、受け継がなくてもいい「感情」や、受け入れがたい「衝動」もあるけどな。
ウ:それも含めて、大切だということです。
【了】