
「遊びながら哲学をしている」と哲学者田辺元に言わせるほど学問を楽しんだ河野与一。その該博な学識と旺盛な知識欲の対象は、「欠伸がうつる」の典拠や「プラトニック・ラ ...
先月出た、加藤秀俊『隠居学―おもしろくてたまらないヒマつぶし』(講談社文庫)を時々読んでいる。加藤先生の著作は中公新書で二冊読んだことがあるくらいだから、『隠居学』が単行本で出ていた(2005年刊)のは知らなかった。 タイトルは『隠居学』だが、これは「『隠居』の学」、すなわち「隠居」それ自体を学問の対象にするという趣旨のものではない。もちろん加藤先生は、「隠居」が社会学的ないしは民俗学的な研究の対 続きを読む
「隠居学」 - 黌門客