早逝の詩人ではあるが
多くの文人に好まれ
會津八一を始めとして
彼の詩を書に興した書家も多い。
ポケットに入れて気軽に鑑賞したい1冊、
想像の翼を思う存分広げて鑑賞したい
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李賀詩選 (岩波文庫 赤 6-3) 文庫 – 1993/12/16
詩が倫理や政治そのものであった唐代中期に,豊かな幻想性をもって,男女の愛をうたい自然や風俗を写した李賀(七九一―八一七)は,李白が天才,白楽天が人才とよばれるのに対し,古来,鬼才とよばれた.その鋭い言語感覚と多彩な内容の詩は,近代詩に通ずるような新しさがある.二七歳で夭折した李賀が残した二四一首から六七首を精選.
- 本の長さ255ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1993/12/16
- ISBN-104003200632
- ISBN-13978-4003200636
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1993/12/16)
- 発売日 : 1993/12/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 255ページ
- ISBN-10 : 4003200632
- ISBN-13 : 978-4003200636
- Amazon 売れ筋ランキング: - 148,743位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年2月4日に日本でレビュー済み
三島由紀夫も「好きな詩人」と言い、平野啓一郎の小説にも出ている中国の鬼才李賀。
デカダンスと言うとボードレールを思い浮かべるかも知れないが、
李賀の方が遥かに「完成度の高い」デカダンスであり、このような人物
を排出できるところが彼の地の文明の高さを物語っている。
「人工的なくだり」にも並々ならぬ深さがある。
「天上のメルヘン」のような幻想的な美しさにも心惹かれる。
是非、お勧めです。
デカダンスと言うとボードレールを思い浮かべるかも知れないが、
李賀の方が遥かに「完成度の高い」デカダンスであり、このような人物
を排出できるところが彼の地の文明の高さを物語っている。
「人工的なくだり」にも並々ならぬ深さがある。
「天上のメルヘン」のような幻想的な美しさにも心惹かれる。
是非、お勧めです。
2012年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、唐代中期の「鬼才」李賀(791-817)の残した詩のうちから67首を精選した詩集です。
李賀を愛好する人々は、古来、少なくないのですが、いかんせんその詩の独特すぎるほど独特な味わいによって、彼の詩が「難解」「晦渋」と見なされてきたことも事実であり、これまで決して「一般的によく知られた詩人」には成り得なかった最大の原因もそこにあったと言えると思います。
しかし、そのような状況は、本文庫版の刊行によって大きく転換したといえるでしょう。なぜなら本書においては、編者黒川洋一先生の「まえがき」にもあるように、【取っつきにくい李賀の詩をなんとか親しみやすいものに】するための工夫が随所になされているからです。
最大の工夫は、「訳詩」を原詩、訓読、語注の「前」に配置したことだと思います(つまり、訳詩→原詩および訓読→語注、という順番)。これによって、(一)彼の詩の味わいを判りやすい日本語訳でおおまかに掴んでから、(二)原文の格調に触れ、(三)判りにくい語について検討するというプロセスを経て、段階的に徐々に深く李賀の世界に踏み込んでゆけるようになっています。
訳詩に用いられる日本語は、たいへん平明的確で、それ自体が一級の散文詩と言っても良い出色の出来です。李賀の詩が1200年の時間を経ても、全くその独創性を失っておらず、いまだに新しいものであり続けていることが、充分に感じ取れるだろうと思います。
また、全255頁のうち、巻末の27頁を占める黒川先生による「李賀伝」および「解説」も、案外その生い立ちや人となりについて知られていないこの夭折の天才詩人の実相を理解するための、大きな助けとなってくれるでしょう。
文庫本としては、たいへんに充実しているといって良いと思います。
李賀の詩にとりあえず触れてみたい、という方には、オススメの入門書です。
李賀を愛好する人々は、古来、少なくないのですが、いかんせんその詩の独特すぎるほど独特な味わいによって、彼の詩が「難解」「晦渋」と見なされてきたことも事実であり、これまで決して「一般的によく知られた詩人」には成り得なかった最大の原因もそこにあったと言えると思います。
しかし、そのような状況は、本文庫版の刊行によって大きく転換したといえるでしょう。なぜなら本書においては、編者黒川洋一先生の「まえがき」にもあるように、【取っつきにくい李賀の詩をなんとか親しみやすいものに】するための工夫が随所になされているからです。
最大の工夫は、「訳詩」を原詩、訓読、語注の「前」に配置したことだと思います(つまり、訳詩→原詩および訓読→語注、という順番)。これによって、(一)彼の詩の味わいを判りやすい日本語訳でおおまかに掴んでから、(二)原文の格調に触れ、(三)判りにくい語について検討するというプロセスを経て、段階的に徐々に深く李賀の世界に踏み込んでゆけるようになっています。
訳詩に用いられる日本語は、たいへん平明的確で、それ自体が一級の散文詩と言っても良い出色の出来です。李賀の詩が1200年の時間を経ても、全くその独創性を失っておらず、いまだに新しいものであり続けていることが、充分に感じ取れるだろうと思います。
また、全255頁のうち、巻末の27頁を占める黒川先生による「李賀伝」および「解説」も、案外その生い立ちや人となりについて知られていないこの夭折の天才詩人の実相を理解するための、大きな助けとなってくれるでしょう。
文庫本としては、たいへんに充実しているといって良いと思います。
李賀の詩にとりあえず触れてみたい、という方には、オススメの入門書です。
2013年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価を送っていたつもりでしたが、
操作ミスだったようです。失礼しました。
予定よりも早く到着。
本の状態も良く、最高です。
ありがとう。
操作ミスだったようです。失礼しました。
予定よりも早く到着。
本の状態も良く、最高です。
ありがとう。
2010年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漢詩は難しいと考えて見える方は多いと思います。
此処にヒントがあります。
それは日本語で綴る詩にも当てはまる解説がされています。
漢詩を難いと思われている人へのおすすめ本「李賀詩選」でしょう。
日常的に書かれる「ポエム」も同じと思います。
漢詩人「李賀」は鬼才と呼ばれていますが、地から強い言の葉綴り好きですね。
詩文と解説がされていて、表現方法等おすすめですよ。
此処にヒントがあります。
それは日本語で綴る詩にも当てはまる解説がされています。
漢詩を難いと思われている人へのおすすめ本「李賀詩選」でしょう。
日常的に書かれる「ポエム」も同じと思います。
漢詩人「李賀」は鬼才と呼ばれていますが、地から強い言の葉綴り好きですね。
詩文と解説がされていて、表現方法等おすすめですよ。