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エリア随筆 (岩波文庫 赤 223-1) 文庫 – 1940/9/10

3.9 5つ星のうち3.9 7個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (1940/9/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1940/9/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 364ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4003222318
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003222317
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 7個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2015年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
精神病の姉の世話をするために、二十歳そこそこで結婚を断念し、生涯独身を貫いた著者によるユーモアと優しさあふれる
29編からなるエッセイ集。

特に印象に残っているのは、遂に進学することのなかった大学への憧れがユーモラスな語り口のもとで、ほのぼのと伝わってくる「休暇中のオックスフォド」

世の中のあらゆる女性の幸福をきめ細かく講じる「近代の女人崇敬」
セクシャルハラスメントという言葉さえ、おそらくなかったであろう当時において、このようなエッセイが書かれていたことは、
括目に値すると思う。

「結婚したる人の態度に就いての独身者の苦情」では表立っては言いにくいことがユーモアいっぱいに理路整然と書かれていて、
思わず苦笑いしてしまった。

一遍ごとに描かれている挿絵がレトロな雰囲気を漂わせていて良いと思う。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『論理はことばの知識以外の何ものでもない。』という言葉を残している、著者の本を買ってみました。
予備知識はこれだけで。
2015年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1775年2月10日生まれで、1834年12月27日に亡くなっている英国人のチャールズラムの随筆。
1796年姉メアリーがナイフで母を刺殺しその後発作を繰り返したため、結婚も諦め一生独身を貫きました。
東インド会社などを経て、会計係の生活を30年も送り、年金暮らしで余生を過ごした人物です。
一言で言えば、控えめでとても繊細な神経の持ち主の目でその頃の事象を眺めています。
英国人らしくとても新しいものを嫌い、オーセンチックな考え方から離れています。
そしてその底辺はとても暖かいユーモアが裏打ちされています。
僅かばかりの運の悪さの人生に、世の中に拗ねることもなく 格調高いけれど決して高邁なこともなく優れた人格そのものの
エッセイです。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年10月8日に日本でレビュー済み
復刻版だから原文のままといわれればそうだけど、ルビもふっていない旧漢字と旧仮名で読みにくいことこの上ない。というか、1ページで読むのを辞めた。苦労して読んだとしても、昭和に書かれたとは思えないほど文体が古すぎて原文の雰囲気が味分えないと思う。今後読むとしたら、原書で読むことにする。翻訳した戸川秋骨氏は夏目漱石の友人らしいが、もう少し近代的な文章が書けなかったのだろうか。どちらかというと古典を新訳で読むのを好まないが、この本に限っては新訳を出してほしい。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年10月13日に日本でレビュー済み
 「エリア随筆」とは、もう30年以上もの付き合いとなっています。大学生時代に、この書籍とめぐり合い、チャールズラムの「私はバカが好きなのです」などと、ほっとおどけたユーモアには、日頃の疲労もどこかへすっ飛んでいくかのような不思議なやさしさに、いつも包まれてしまいます。精神病の姉の世話のために、自分の恋も結婚も諦めた一生を送ったラム。昼間は、東印度会社のしがない会計係だったラム。なんだ、今の自分の銀行員生活と同じじゃないか!などと、思わず笑みがこぼれてしまいます。
 福原麟太郎氏による「チャールズラム傳」は、そんなチャールズラムを知る上で、大切な愛読書となっており、今でも時々読み返したりしています。福原氏が語るように、エピキュリアンとしてのラムが見られる「除夜」。ラムの語る人生観の中でも私が一番愛すべき随筆です。
 「まことに、あらゆる故人の中でも、ラムは最も自分と気の合う者の一人である。どうしてあのような随筆を書かれたんですか、と聞いてみたくなる人である。というのは、あの奔放な想像力のひらめきと、作品の半ばでそれを傷つけ、不完全に終わらせることもあるが、詩を全編にちりばめるあの天才の煥発を持っているゆえに、ラムの随筆は、マックス・ビアボームの完璧を尽くした随筆をはるかに凌ぐと私は思うからである」 
  ヴァージニア・ウルフさえも脱帽したほどの極上の随筆を是非、堪能あれ。
27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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