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ディケンズ短篇集 (岩波文庫 赤 228-7) 文庫 – 1986/4/16
墓掘り男をさらった鬼の話,旅商人の話,奇妙な依頼人の話,狂人の手記 他
- ISBN-104003222873
- ISBN-13978-4003222874
- 出版社岩波書店
- 発売日1986/4/16
- 言語日本語
- 本の長さ310ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1986/4/16)
- 発売日 : 1986/4/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 310ページ
- ISBN-10 : 4003222873
- ISBN-13 : 978-4003222874
- Amazon 売れ筋ランキング: - 78,406位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ディケンズ好き(及び鉄道好き)としても知られる小池滋さんの選定かも知れませんが、兎に角内容がいい。
個人的にディケンズの作品は長篇ばかり読んでいましたが、それとは別の謂わば「ディケンズのダーク・サイド」みたいなものが垣間見えます。
やはりディケンズという人は天性の作家だなあと実感しました。
個人的にディケンズの作品は長篇ばかり読んでいましたが、それとは別の謂わば「ディケンズのダーク・サイド」みたいなものが垣間見えます。
やはりディケンズという人は天性の作家だなあと実感しました。
2002年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ディケンズというと明るいイメージがありますが、この短編集に載っている物語は人間の暗い部分の話が多いです。
ストーリーはよくできているのですが、続けて読んでいる内に気が滅入ってきました。
ディケンズの違う部分も見てみたいという方にはおすすめです。
ストーリーはよくできているのですが、続けて読んでいる内に気が滅入ってきました。
ディケンズの違う部分も見てみたいという方にはおすすめです。
2019年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クリスマスキャロルのディケンズの短篇集ということで興味を持って読みました。
心の中に誰もが持っている狂気性を取り出して見せてくれているという作品が主で
幻想的なものもあります。偽善的なモノへの作者の強烈な反発心が小説を書く動機
になっているように、私には感じられました。
心の中に誰もが持っている狂気性を取り出して見せてくれているという作品が主で
幻想的なものもあります。偽善的なモノへの作者の強烈な反発心が小説を書く動機
になっているように、私には感じられました。
2009年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
十一篇の短編集。
少し特殊な意味で、抜群の読み応えです。
それはこの短編集が、意識的に、狂気または超自然を扱った作品ばかりが収録されているからです。
すべての作品が、おどろおどろしかったり、狂気的であったり、超自然的であったり、幻想的であったりします。
「墓堀り男をさらった鬼の話」「奇妙な依頼人の話」「狂人の手記」などというタイトルだけ見ても、想像出来ると思います。
ディケンズの作品は、例えば「大いなる遺産」「二都物語」など、長編で爽快なものが多いです。
しかし、ここに収録されている短編の作品群は、趣をかなり異にしています。
これらを貫くのは、ある種の幻想性です。
「墓堀り男をさらった鬼の話」は、「クリスマスキャロル」を彷彿とさせる様な物語です。
「奇妙な依頼人の話」は、復讐に燃える男が起こした行動の数々。
「狂人の手記」は文字道理なのかどうかは不明ですが。
その他の作品にも、こういう傾向の一貫性があり、一方ではディケンズらしい面もあります。
初版発刊は1986年ですが、現在の感覚からは、訳表現に違和感を感じる面も、時にあります。
しかし、それぞれの作品を貫くエッセンスは、衝撃的でもあります。
夢中にさせられる事請け合いです。
少し特殊な意味で、抜群の読み応えです。
それはこの短編集が、意識的に、狂気または超自然を扱った作品ばかりが収録されているからです。
すべての作品が、おどろおどろしかったり、狂気的であったり、超自然的であったり、幻想的であったりします。
「墓堀り男をさらった鬼の話」「奇妙な依頼人の話」「狂人の手記」などというタイトルだけ見ても、想像出来ると思います。
ディケンズの作品は、例えば「大いなる遺産」「二都物語」など、長編で爽快なものが多いです。
しかし、ここに収録されている短編の作品群は、趣をかなり異にしています。
これらを貫くのは、ある種の幻想性です。
「墓堀り男をさらった鬼の話」は、「クリスマスキャロル」を彷彿とさせる様な物語です。
「奇妙な依頼人の話」は、復讐に燃える男が起こした行動の数々。
「狂人の手記」は文字道理なのかどうかは不明ですが。
その他の作品にも、こういう傾向の一貫性があり、一方ではディケンズらしい面もあります。
初版発刊は1986年ですが、現在の感覚からは、訳表現に違和感を感じる面も、時にあります。
しかし、それぞれの作品を貫くエッセンスは、衝撃的でもあります。
夢中にさせられる事請け合いです。
2019年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
訳しかたなのかな?何か分かりづらい表現とかあって、面白くなかった。
2016年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長編作家として有名なディケンズの短編集。
短篇だからこその、面白さを存分に楽しむことができた。
短篇だからこその、面白さを存分に楽しむことができた。
2020年7月25日に日本でレビュー済み
チャールズ・ディケンズ(1812-1870)。
『オリバー・ツイスト』、『クリスマス・キャロル』で高名な健全な大衆作家
ディケンズも短編の世界に目をむけると様子は少し違う。この短編集には
11編が収録されているが、その作風は、
〇 ホラーとコミックの混在
〇 ミステリーの系譜
〇 人間の異常心理
を描いたもので、暗い。
例えば、『ジョージ・シルヴァーマンの釈明』では、出だしからなんか
うじうじしている。どう書きだしたらいいのか迷っている。このためらいが
作者(ディケンズ)のものか、あるいは主人公(シルヴァーマン)のものか
はっきりしない。ともかく書き出しにくそうである。
貧しい家庭に育って、常に母親から「せこいガキ」とののしられて育った
シルヴァーマン。せこいとはずるい、厚顔な、世間知にたけたという意味。
せこい生き方だけはすまいと決心するが、やることなすことなんかちぐはく。
俺はちゃんとまじめに生きてきたぞと釈明を書くんだけど、これがほんとうに
愛に飢えたおとこの真実の独白なのか。そもそも「釈明」とはなんだろう。
そんなもの書く必要があるのか。複雑に屈折した近代人の心理(精神的
マゾヒズムというか)を描いている。書かれていないこともあれこれ想像
しながら読まなくてはいけない。とても(日本で言えば)明治初期に書かれた
ものとは思えない。
『オリバー・ツイスト』、『クリスマス・キャロル』で高名な健全な大衆作家
ディケンズも短編の世界に目をむけると様子は少し違う。この短編集には
11編が収録されているが、その作風は、
〇 ホラーとコミックの混在
〇 ミステリーの系譜
〇 人間の異常心理
を描いたもので、暗い。
例えば、『ジョージ・シルヴァーマンの釈明』では、出だしからなんか
うじうじしている。どう書きだしたらいいのか迷っている。このためらいが
作者(ディケンズ)のものか、あるいは主人公(シルヴァーマン)のものか
はっきりしない。ともかく書き出しにくそうである。
貧しい家庭に育って、常に母親から「せこいガキ」とののしられて育った
シルヴァーマン。せこいとはずるい、厚顔な、世間知にたけたという意味。
せこい生き方だけはすまいと決心するが、やることなすことなんかちぐはく。
俺はちゃんとまじめに生きてきたぞと釈明を書くんだけど、これがほんとうに
愛に飢えたおとこの真実の独白なのか。そもそも「釈明」とはなんだろう。
そんなもの書く必要があるのか。複雑に屈折した近代人の心理(精神的
マゾヒズムというか)を描いている。書かれていないこともあれこれ想像
しながら読まなくてはいけない。とても(日本で言えば)明治初期に書かれた
ものとは思えない。