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怪談: 不思議なことの物語と研究 (岩波文庫 赤 244-1) 文庫 – 1965/9/16
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- ISBN-104003224418
- ISBN-13978-4003224410
- 出版社岩波書店
- 発売日1965/9/16
- 言語日本語
- 本の長さ232ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1965/9/16)
- 発売日 : 1965/9/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 232ページ
- ISBN-10 : 4003224418
- ISBN-13 : 978-4003224410
- Amazon 売れ筋ランキング: - 112,067位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学校の教科書と違って話の経緯が分かり面白い。
2014年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明治、大正時代のお話
終わりの章の”虫の研究”が、非常に知識欲を刺激し、眞に満足しました。
やはり古典は素晴らしいものである。
終わりの章の”虫の研究”が、非常に知識欲を刺激し、眞に満足しました。
やはり古典は素晴らしいものである。
2014年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在、絶版のようなので、手に入ってよかったです。
さすがに古い版なので、紙の色など古さはありますが、状態は良いと思います。
内容も、新潮文庫版には無い虫の話が複数入っています。装丁も岩波文庫らしく、落ち着いた感じですね。
さすがに古い版なので、紙の色など古さはありますが、状態は良いと思います。
内容も、新潮文庫版には無い虫の話が複数入っています。装丁も岩波文庫らしく、落ち着いた感じですね。
2013年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じものでも普通サイズの文庫とワイド版とでは、読んでいてひとつひとつの文字の重さ、というか、意味合いが深く読み取れるような気がします。選び抜かれた一文字一文字の意味を読み解く楽しさを味わわせてくれるのが、ワイド版岩波文庫の良さだとおもいます。もっともっとワイド版として復刻してほしいタイトルがありますね。岩波さん、よろしく。
2022年7月6日に日本でレビュー済み
ハーンの文体は、選び抜かれた語彙と彫琢された文体に静寂と少しの冷たさを感じる美しいものですが、平井呈一の翻訳は極めて下品です。原文にない勝手な脚色と目に余る数の誤訳も耐え難いものです。中学3年生以上なら、英語で読んで、困った時は新しい翻訳を参照しましょう。八雲に限らず、平井呈一の翻訳を信用してはいけません。
2018年1月12日に日本でレビュー済み
この本には、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「怪談」と「虫の研究」が収録されています。怪談といっても怖いお話やグロテスクな表現があるお話はあまり収録されておらず、不思議なお話が多めでした。収録されているお話は以下の通りです。どのお話も短いお話で、数分でさらっと読みきれます。
「怪談」
耳なし芳一のはなし/おしどり/お貞のはなし/うばざくら/かけひき/鏡と鐘/食人鬼/むじな/ろくろ首/葬られた秘密/雪おんな/青柳ものがたり/十六ざくら/安芸之介の夢/力ばか/日まわり/蓬莱
「虫の研究」
蝶/蚊/蟻
私が特に面白いと思ったのは、「耳なし芳一のはなし」「かけひき」「食人鬼」「ろくろ首」「葬られた秘密」です。
「虫の研究」は、虫に関する随筆で構成されていました。
「怪談」
耳なし芳一のはなし/おしどり/お貞のはなし/うばざくら/かけひき/鏡と鐘/食人鬼/むじな/ろくろ首/葬られた秘密/雪おんな/青柳ものがたり/十六ざくら/安芸之介の夢/力ばか/日まわり/蓬莱
「虫の研究」
蝶/蚊/蟻
私が特に面白いと思ったのは、「耳なし芳一のはなし」「かけひき」「食人鬼」「ろくろ首」「葬られた秘密」です。
「虫の研究」は、虫に関する随筆で構成されていました。
2019年2月22日に日本でレビュー済み
ハーンの怪談の中では、有名な「耳なし芳一」しか読んでなくて、初めて全部の収録されたこの本を
読んで驚いた。(そういえばのっぺらぼうの出る「むじな」は教科書で読んだような…)
去年一年、岡本綺堂の半七を始め怪奇譚の色々を読んでいたんだが、この怪談との類似に驚いた。
確かにハーンも「序」の部分で夜窓鬼談、百物語他の日本の古典物語集から採ったものと書かれてい
るが、綺堂と共通する雰囲気が漂うことがよく理解できる。
仏教の教えが色濃く人々の生活の中に浸透していた維新前、江戸以前の心象がどの文からも立ち昇り
ハーンの日本人、そして日本文化・習俗への深い理解が伝わってくる。良書です。
読んで驚いた。(そういえばのっぺらぼうの出る「むじな」は教科書で読んだような…)
去年一年、岡本綺堂の半七を始め怪奇譚の色々を読んでいたんだが、この怪談との類似に驚いた。
確かにハーンも「序」の部分で夜窓鬼談、百物語他の日本の古典物語集から採ったものと書かれてい
るが、綺堂と共通する雰囲気が漂うことがよく理解できる。
仏教の教えが色濃く人々の生活の中に浸透していた維新前、江戸以前の心象がどの文からも立ち昇り
ハーンの日本人、そして日本文化・習俗への深い理解が伝わってくる。良書です。
2015年8月1日に日本でレビュー済み
「怪談」に収められている作品の中には、よく知っている作品も多く、又高校生の時原文で読んだ作品も数編ありました。
それだけに、非常に馴染み深い作品群でした。
この作品は、確かに「超自然」を題材にしていますが、所謂こうした作品にあるグロテスクさは微塵もありません。
むしろ、優しい視線での他者への共感を感じます。
もともと江戸時代に流布されていた話が元になっているようですが、日本語が十分でなかったハーンの節子夫人との片言の日本語から生まれた作品の様です。
従って、節子夫人は物語の本質をシンプルな形で、ハーンに語らなければならなかったのでしょう。
そして、それを受けたハーンは、その物語を昇華し「小説」として作り上げるために、彼の知識と思いの「肉」を付け加えたのでしょう。
それは、「日本人」の持っていた他者への共感の思想と暮らしだったのでしょう。
その意味では、この本はハーン夫妻の共作と言えるのかも知れません。
それだけに、非常に馴染み深い作品群でした。
この作品は、確かに「超自然」を題材にしていますが、所謂こうした作品にあるグロテスクさは微塵もありません。
むしろ、優しい視線での他者への共感を感じます。
もともと江戸時代に流布されていた話が元になっているようですが、日本語が十分でなかったハーンの節子夫人との片言の日本語から生まれた作品の様です。
従って、節子夫人は物語の本質をシンプルな形で、ハーンに語らなければならなかったのでしょう。
そして、それを受けたハーンは、その物語を昇華し「小説」として作り上げるために、彼の知識と思いの「肉」を付け加えたのでしょう。
それは、「日本人」の持っていた他者への共感の思想と暮らしだったのでしょう。
その意味では、この本はハーン夫妻の共作と言えるのかも知れません。