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ブラック・ボーイ 上: ある幼少期の記録 (岩波文庫 赤 328-1) 文庫 – 2009/12/16
- ISBN-10400323281X
- ISBN-13978-4003232811
- 出版社岩波書店
- 発売日2009/12/16
- 言語日本語
- 本の長さ361ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2009/12/16)
- 発売日 : 2009/12/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 361ページ
- ISBN-10 : 400323281X
- ISBN-13 : 978-4003232811
- Amazon 売れ筋ランキング: - 221,092位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に状態が良く、大変満足です。
2014年9月13日に日本でレビュー済み
父親や牧師に反抗しまくる根っからの反逆児が 黒人差別とどう戦ったか。
すべらない話マンサイの自伝である。
卑猥な言葉をおぼえるとすぐに近所中の窓にその言葉を書きまくる、
退屈しのぎに放火する、
父親を出し抜くために猫を殺す、
など、ロクでもない少年だが、
すべてを笑いでくるんでナレートする
驚異的な語り。
黒人版ハックルベリー・フィンである。
ま、かんたんに言うと、オモロイ本や。
すべらない話マンサイの自伝である。
卑猥な言葉をおぼえるとすぐに近所中の窓にその言葉を書きまくる、
退屈しのぎに放火する、
父親を出し抜くために猫を殺す、
など、ロクでもない少年だが、
すべてを笑いでくるんでナレートする
驚異的な語り。
黒人版ハックルベリー・フィンである。
ま、かんたんに言うと、オモロイ本や。
2011年7月15日に日本でレビュー済み
病気で寝ているばあさんばっかりちやほやされるのがムカついて、ちょっとアホなリチャード4才はカーテンに火をつけ家を半分燃してしまう。そんな冒頭から始まり、一貫して「お前、もうちょっと空気読めや」と突っ込まずにはおれない挿話がてんこ盛り。
自分をとりまく世界に対するリチャードの違和感は、やがて白人と黒人の対立へと収束していく。だが彼は黒人社会にも馴染むことができたわけではない。彼のもつごく個人的な不器用さが、かえって社会全体を覆う矛盾を告発する装置となる不思議。
どんな社会にも表と裏がある、そのことに釈然としない不器用な人、そのことに憤りを感じるコドモな人に勧めたい小説。夢中になります。
自分をとりまく世界に対するリチャードの違和感は、やがて白人と黒人の対立へと収束していく。だが彼は黒人社会にも馴染むことができたわけではない。彼のもつごく個人的な不器用さが、かえって社会全体を覆う矛盾を告発する装置となる不思議。
どんな社会にも表と裏がある、そのことに釈然としない不器用な人、そのことに憤りを感じるコドモな人に勧めたい小説。夢中になります。
2007年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに読んだ小説である。
きっかけは、「医療崩壊」という本の中に本書に出てくる、本人たちはその意思がないのに、白人たちにたきつけられて戦う黒人同士の殴りあいのシーンが紹介されていたからである。
本書は小説というスタイルをとっているが、主人公が著者と同じリチャード・ライトであることからみても、明らかに著者の体験を書いたものである。
そこには、今の時代には想像もつかないような、黒人差別がこれでもかというくらいにでてくる。それも、黒人の子供のまなざしで。それは、黒人を一人の人間としてみなさないまるで動物のように扱っている白人社会である。
そういう虐げられた中にもかかわらず、リチャードは、あくまでも自分の心に正直に、大人たちには迎合しようとしない。
たとえば、学校を卒業するときに総代として演説するときの原稿を校長先生から与えられても、拒否をし、自分の考えた原稿を使うと言い張る場面。
眼鏡屋の配達の仕事をしていてとある配達先に行った際に、であった北部出身の白人から、腹を空かせているだろうからと1ドルを渡されるがこれを断るシーン。
彼の気持ちはただ一つ、人種差別と偏見の渦巻く南部を飛び出し、北部に向かうこと。
そのために、メンフィスで出会った下宿屋の娘からの誘惑も断り、食事も切り詰め、銀行のロビーで新聞を読んで、わずかなチップも貯めて生活する。
そういう中で、新聞に載った社説から、メンケンという人物を知り、図書館から本を借りるために(なんと黒人は図書館を使うことができなかった)、一番安心できる職場の白人に頼み込んで、図書カードを借り、新たな世界を知ることになるのである。
そうして、ようやく貯めた金で、病弱な母と弟を呼びシカゴへ旅立つシーンで終わっている。
なんと、このときリチャードはまだ19歳である。
これがわずか100年前の現実であることに改めて驚かされるとともに、我々が今この平和な時代に普通に生きていることが何と幸せなことか、改めて認識させられた。
きっかけは、「医療崩壊」という本の中に本書に出てくる、本人たちはその意思がないのに、白人たちにたきつけられて戦う黒人同士の殴りあいのシーンが紹介されていたからである。
本書は小説というスタイルをとっているが、主人公が著者と同じリチャード・ライトであることからみても、明らかに著者の体験を書いたものである。
そこには、今の時代には想像もつかないような、黒人差別がこれでもかというくらいにでてくる。それも、黒人の子供のまなざしで。それは、黒人を一人の人間としてみなさないまるで動物のように扱っている白人社会である。
そういう虐げられた中にもかかわらず、リチャードは、あくまでも自分の心に正直に、大人たちには迎合しようとしない。
たとえば、学校を卒業するときに総代として演説するときの原稿を校長先生から与えられても、拒否をし、自分の考えた原稿を使うと言い張る場面。
眼鏡屋の配達の仕事をしていてとある配達先に行った際に、であった北部出身の白人から、腹を空かせているだろうからと1ドルを渡されるがこれを断るシーン。
彼の気持ちはただ一つ、人種差別と偏見の渦巻く南部を飛び出し、北部に向かうこと。
そのために、メンフィスで出会った下宿屋の娘からの誘惑も断り、食事も切り詰め、銀行のロビーで新聞を読んで、わずかなチップも貯めて生活する。
そういう中で、新聞に載った社説から、メンケンという人物を知り、図書館から本を借りるために(なんと黒人は図書館を使うことができなかった)、一番安心できる職場の白人に頼み込んで、図書カードを借り、新たな世界を知ることになるのである。
そうして、ようやく貯めた金で、病弱な母と弟を呼びシカゴへ旅立つシーンで終わっている。
なんと、このときリチャードはまだ19歳である。
これがわずか100年前の現実であることに改めて驚かされるとともに、我々が今この平和な時代に普通に生きていることが何と幸せなことか、改めて認識させられた。