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ハインリヒ・ベル短篇集 (岩波文庫 赤 452-1) 文庫 – 1988/10/17
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1988/10/17
- ISBN-104003245210
- ISBN-13978-4003245217
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1988/10/17)
- 発売日 : 1988/10/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 312ページ
- ISBN-10 : 4003245210
- ISBN-13 : 978-4003245217
- Amazon 売れ筋ランキング: - 478,904位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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5つのうち4.6つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年9月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出版社さんが電子化するなりしてくれれは 私個人としてはありがたいことですが。
2020年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父からの要望で、中古でいいからとこちらを注文しました。
はやく到着しましたし、状態もよく、父は喜んでおります。
ありがとうございました。
はやく到着しましたし、状態もよく、父は喜んでおります。
ありがとうございました。
2015年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドイツ文学を勉強する時にまずはこの1冊をお薦めします。
特に「別れ」は短い作品ですが何度も読みました。
ベルがもし今も行きていたらドイツの現状をどう語るでしょうか。
特に「別れ」は短い作品ですが何度も読みました。
ベルがもし今も行きていたらドイツの現状をどう語るでしょうか。
2003年4月24日に日本でレビュー済み
頭を低く保たないと常に狙撃される。満足にひげも剃れず、十分な戦闘効果が見込めない時はひたすら狭苦しい塹壕の中で時を過ごさなくてはならない。塹壕は地上より比較的安全な場所であるが、直撃弾が当たれば、人間はただの肉塊となり、運が良くても身体の一部がなくなっている。このような危険に晒されなくては行けない場合でも、お偉方は恐らく安全なところで好戦的な演説を行っているのだろう。漏れ出した体液に浸かった肉体の描写や肉体の一部を失った兵士達の最後の描写など戦争を知っているものしかなかなか描けないものが描かれている。平和呆けは平和主義者だけのものではない。このような戦場の実状を知らない好戦主義者もまた平和呆けなのである。平和呆けに献上したい一冊である。
2013年4月16日に日本でレビュー済み
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暗い内容の物語が多かったですが、どの作品も不思議な光を発して読むものの心に忘れがたい印象を残します。
2005年3月8日に日本でレビュー済み
もう長らく品切れ状態が続いている本書ですが、手軽に翻訳で読める数少ないベルの書ですので、もうそろそろ増刷ないし復刻してもいいのではないかと思います。それに、ヘラーやオブライエンが登場したからといって、それらで小説における戦争についてのすべてがまかなえるようになったわけではありません。いずれにせよ、若い人には必読の一冊だと思います。こんな時代だからこそ。
2021年5月24日に日本でレビュー済み
少し早めに着くと思って、塾には、岩波文庫の『ハインリヒ・ベル短篇集』を持って行ってた。15分くらいあったので、短篇、2つ読めた。「橋の畔で」と「別れ」である。前者のアイデアはよいなと思った。後者の抒情もよい。寝るまえに、つづきを読んで寝よう。たぶん、この短篇集を買ったのは、ハインリヒ・ベルのすばらしい短篇が『Sudden Fiction 2』に入っていたからだという記憶があるのだが、どうだろう。目のまえの本棚にあるので調べてみよう。あった。「笑い屋」という作品だった。きょう読んだ「橋の畔で」もわずか4ページ、「別れ」も6ページきりの作品だった。
ハインリヒ・ベルの「知らせ」という短篇を読んで思いついたコントである。このように、すぐれた著者は、読み書きする人間に、よいヒントを与えるのである。ちなみに、「知らせ」は、戦友の死を遺族に知らせに行く男の話である。
マンションの5階では、独身者たちが大いに騒いでいた。自分の酒の量を知らない者がいて、気分が悪くなってソファにうずくまる者もいれば、はしゃぎすぎて、周りの人間が引いてしまう者もいた。わたしはマンションを見上げた。バルコニーで、男が何かを拾おうとして身をかがめた。女が彼に抱きつこうとして虚空を抱き締めて落ちてきた。わたしの到着とちょうど同時に、わたしの足元に。わたしは、いつも必要な時間にぴったりと到着する律儀な死神なのである。肉体から離れていく彼女の手をとって立たせた。裁きの場に赴かせるために。
ハインリヒ・ベルの「知らせ」という短篇を読んで思いついたコントである。このように、すぐれた著者は、読み書きする人間に、よいヒントを与えるのである。ちなみに、「知らせ」は、戦友の死を遺族に知らせに行く男の話である。
マンションの5階では、独身者たちが大いに騒いでいた。自分の酒の量を知らない者がいて、気分が悪くなってソファにうずくまる者もいれば、はしゃぎすぎて、周りの人間が引いてしまう者もいた。わたしはマンションを見上げた。バルコニーで、男が何かを拾おうとして身をかがめた。女が彼に抱きつこうとして虚空を抱き締めて落ちてきた。わたしの到着とちょうど同時に、わたしの足元に。わたしは、いつも必要な時間にぴったりと到着する律儀な死神なのである。肉体から離れていく彼女の手をとって立たせた。裁きの場に赴かせるために。