新潮文庫でチェーホフの他の作品を読んで意外に読みやすかったので、超有名な桜の園も読んでみようと思いました。
誰の訳がいいのかレビューを参考に岩波文庫の小野理子さん訳の本書にしました。
とてもテンポよく訳注も理解を深めてくれます。登場人物の名前が覚えきれず途中この人誰だっけとなったりしましたが、小野さんの解説を読んでなるほどとなりすぐに再読。人物の区別がつくとより面白く読めました。
これは喜劇です。笑えるところがたくさんあります。舞台で見てみたいです。
100年以上前の作品ですが人間って同じだなと感じます。
チェーホフは早死にでしたが最後に桜の園を残してくれました。
また何度も読み返すと思います。
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桜の園 (岩波文庫 赤 622-5) 文庫 – 1998/3/16
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南ロシアの5月,美しく咲いた桜の園に5年ぶりに帰ってきた当主ラネーフスカヤ夫人.思い出に浸る彼女を喜び迎える屋敷の人びと.しかし,広大な領地はすでに抵当に入り,まもなく競売にかけられる運命にある.さまざまな思いの交錯するなか,いよいよその日がやって来た…チェーホフ最後の,そして最も愛されてきた戯曲.〈新訳〉
- ISBN-104003262255
- ISBN-13978-4003262252
- 出版社岩波書店
- 発売日1998/3/16
- 言語日本語
- 本の長さ174ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1998/3/16)
- 発売日 : 1998/3/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 174ページ
- ISBN-10 : 4003262255
- ISBN-13 : 978-4003262252
- Amazon 売れ筋ランキング: - 247,324位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 37位ロシア・ソビエトのドラマ・演劇
- - 189位国語辞典 (本)
- - 1,736位岩波文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年7月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チェーホフの戯曲には、人間の最悪の衝動であるエゴイズムが容赦ないタッチで描かれている。この緊迫した劇においてもそれは過言ではない。ラネフスキーの貴族的浪費、ロバーキンの嫉妬や野望、そうした使用人たちのコミカルなドラマが、桜の園に潜む重大な問題を見えなくしてしまっているが、結局のところ、彼らに共通しているのは利己主義的な態度であり、それが裏切りや失意、そして悪意を生んでいるのである。
こうした、近代以降に蔓延る利己主義的な価値観は、それまでの封建社会における強制的なコミュニティを崩壊させ、その後には絶望と破壊しか残さないという点で、きわめて示唆に富んでいる。ラネフスキー夫人にしても、贅沢三昧に耽り、過去の思い出にしがみついているのは、上流階級のエゴ以外のなにものでもないだろう。しかし、とりわけ注目に値するのは、中産階級に見られる富と地位への欲望である。これこそ、誰もが陥る落とし穴なのである。
こうした、近代以降に蔓延る利己主義的な価値観は、それまでの封建社会における強制的なコミュニティを崩壊させ、その後には絶望と破壊しか残さないという点で、きわめて示唆に富んでいる。ラネフスキー夫人にしても、贅沢三昧に耽り、過去の思い出にしがみついているのは、上流階級のエゴ以外のなにものでもないだろう。しかし、とりわけ注目に値するのは、中産階級に見られる富と地位への欲望である。これこそ、誰もが陥る落とし穴なのである。
2013年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画櫻の園で扱われる「チェーホフの桜の園」です。お嬢様学校の女子生徒たちが学校を敵に回してまで演じたがったお芝居ってどんな物語なんじゃろと知りたくて購入しました。桜が自慢な庭も自宅も売却せざるを得なくなった裕福な家族の没落具合を描いているようです。物件は一番信頼していた近しい人物に買い取られるというどんでん返しもあります。登場人物の相関図を整理しながら読んだ方がいいかもです。つまらなくはないですから一度読んでみては?これをホントに誰かお芝居でやるなら一度観てみたいですチェーホフ版桜の園。
2022年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
〇 二度ていねいに読んだ。しかしさっぱり面白くない。劇が八割がた進んでロパーヒンが桜の園を落札した旨の宣言をする衝撃的場面までは、どう見てもばかげたドタバタ劇でしかないと思った。今日も人気の名作のはずなのにこれはどうしたわけだ、と訝しんだのだが、そうかわたしがこの脚本から舞台を思い描けないから面白くないのだと気がついた。
〇 愚かな没落貴族兄妹(ラネーフスカヤとその兄ガーエフ)と、利口でしかも良心的な成上がり者ロパーヒンとの入れ替わりが鮮やかで、背景では雑多な人々がとりとめのない会話を続ける。きっと舞台で観れば、新旧勢力の対比と時代の転換がきわだち、哀愁も感じればどこか爽快なところもある物語となって観客の感情に強く働きかけるものがあるのだろう。
〇 わたしも、桜の園が上演されるならば観てみたいものだと思う。しかしながら、この脚本を読み込んで様々な意味やニュアンスを込めるような作業はできない。それは演出家と俳優にお任せしたい。
〇 翻訳はとても良いと思う。読みやすいし、ごく自然な文章だった。
〇 愚かな没落貴族兄妹(ラネーフスカヤとその兄ガーエフ)と、利口でしかも良心的な成上がり者ロパーヒンとの入れ替わりが鮮やかで、背景では雑多な人々がとりとめのない会話を続ける。きっと舞台で観れば、新旧勢力の対比と時代の転換がきわだち、哀愁も感じればどこか爽快なところもある物語となって観客の感情に強く働きかけるものがあるのだろう。
〇 わたしも、桜の園が上演されるならば観てみたいものだと思う。しかしながら、この脚本を読み込んで様々な意味やニュアンスを込めるような作業はできない。それは演出家と俳優にお任せしたい。
〇 翻訳はとても良いと思う。読みやすいし、ごく自然な文章だった。
2022年11月4日に日本でレビュー済み
農奴解放後に没落せんとするある地主一家にて起こる、所有地「桜の園」を手放すことを巡る顛末を描いた作品。
時代と環境に流されるままの、善良なだけの女主人。
旧時代的偏見に囚われたままの兄。
忍従だけが取り柄の長女。
楽天的な未来志向の次女。
旧時代の奉公心を保ち続ける老従僕。
礼儀を失した新時代的な従僕。
様々な人間が短編の中で交錯しあう劇作品となっている。
中でも私がこの作品で光る存在と感じたのは、実業家ロパーヒンだった。
彼は、百姓の出でありながら時代の流れを的確につかみ、成功した人物として描かれており、その成功による傲然たる側面を持ちながらも、かつての主人格であった女主人の破滅を見過ごすことができない側面も合わせ持っている。
彼は最後まで、現実的な方策を打つべしと奉公的な助言を続けるのであった。
人の持つ現実的な利害感覚と、利を超えた感情との矛盾とバランスを見事に体現させた形で描かれてたのが印象的だ。
全体的に登場人物が何かしら魅力的で、是非とも劇で見てみたいと思う作品だ。
時代と環境に流されるままの、善良なだけの女主人。
旧時代的偏見に囚われたままの兄。
忍従だけが取り柄の長女。
楽天的な未来志向の次女。
旧時代の奉公心を保ち続ける老従僕。
礼儀を失した新時代的な従僕。
様々な人間が短編の中で交錯しあう劇作品となっている。
中でも私がこの作品で光る存在と感じたのは、実業家ロパーヒンだった。
彼は、百姓の出でありながら時代の流れを的確につかみ、成功した人物として描かれており、その成功による傲然たる側面を持ちながらも、かつての主人格であった女主人の破滅を見過ごすことができない側面も合わせ持っている。
彼は最後まで、現実的な方策を打つべしと奉公的な助言を続けるのであった。
人の持つ現実的な利害感覚と、利を超えた感情との矛盾とバランスを見事に体現させた形で描かれてたのが印象的だ。
全体的に登場人物が何かしら魅力的で、是非とも劇で見てみたいと思う作品だ。
2020年12月17日に日本でレビュー済み
.
没落貴族たちの、桜の園に佇む館の午後の会話。
時間が止まったような、時間の描写。
人間の営為が、なぜか脳裏に永く残る作品である。
没落貴族たちの、桜の園に佇む館の午後の会話。
時間が止まったような、時間の描写。
人間の営為が、なぜか脳裏に永く残る作品である。
2008年3月28日に日本でレビュー済み
この手の海外文学は新しく訳されるたびに
文章と感動のレベルが下がっていくのが常ですが
この小野さんの「桜の園」の訳は違います。
非常に読みやすく、各登場人物に感情移入が出来る作品になっています。
文体は丸みを帯びた暖かい感じであり、桜の園消失の存亡の中にも
自分のペースを失わずに生きている少し哀しくて可笑しい人々が生き生きと描かれています。
桜の園本来のコメディの趣旨を生かした日本語訳としては
多分唯一のものではないでしょうか?
訳者のあとがきを読むと全登場人物と作品に対する愛情がひしひしと感じられ
この作品の登場人物の生き方も欠点もその人物の個性と愛着を持って語り
訳されている台詞は登場人物の感情を良く吟味して訳されているように見受けられます。
通常は没落地主の悲劇性を強調する解釈が多いのですが
この訳文ではむしろ新しい時代に旅立っていく人々の明るい未来が垣間見えます。
そうした新時代の幕開けの中で90近い執事のフィールスが桜の園に留まるラストは泣けます。
各人が新しい人生の旅立ちの為に駅に出かける中で
桜の園を人生の終着駅にしなくてはならない老人のぼやき。
この訳文で初めて涙が出たシーンでした。
小野さんは「ワーニャ伯父さん」も訳されておられますが
是非「かもめ」「三人姉妹」も訳して欲しいものです。
文章と感動のレベルが下がっていくのが常ですが
この小野さんの「桜の園」の訳は違います。
非常に読みやすく、各登場人物に感情移入が出来る作品になっています。
文体は丸みを帯びた暖かい感じであり、桜の園消失の存亡の中にも
自分のペースを失わずに生きている少し哀しくて可笑しい人々が生き生きと描かれています。
桜の園本来のコメディの趣旨を生かした日本語訳としては
多分唯一のものではないでしょうか?
訳者のあとがきを読むと全登場人物と作品に対する愛情がひしひしと感じられ
この作品の登場人物の生き方も欠点もその人物の個性と愛着を持って語り
訳されている台詞は登場人物の感情を良く吟味して訳されているように見受けられます。
通常は没落地主の悲劇性を強調する解釈が多いのですが
この訳文ではむしろ新しい時代に旅立っていく人々の明るい未来が垣間見えます。
そうした新時代の幕開けの中で90近い執事のフィールスが桜の園に留まるラストは泣けます。
各人が新しい人生の旅立ちの為に駅に出かける中で
桜の園を人生の終着駅にしなくてはならない老人のぼやき。
この訳文で初めて涙が出たシーンでした。
小野さんは「ワーニャ伯父さん」も訳されておられますが
是非「かもめ」「三人姉妹」も訳して欲しいものです。
2016年1月21日に日本でレビュー済み
なぜこの本を買ったのか思い出せません。吉田秋生『櫻の園』を読んだから? で、(『櫻の園』も)再読してみました。こちらは女子高のオトメたちの生活あれこれ。演劇部でチェーホフの「桜の園」をやることと、学校に桜があるというつながりはありますが、話の内容は関係ありません。桜の美しさと儚さは共通。