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まっぷたつの子爵 (岩波文庫) 文庫 – 2017/5/17
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ぼくの叔父さんテッラルバのメダルド子爵は、トルコ軍の大砲の前に、剣を抜いて立ちはだかり、左右まっぷたつに吹き飛ばされた。奇跡的に助かった子爵の右半身と左半身はそれぞれ極端な〈悪〉と〈善〉となって故郷に帰り、幸せに暮らす人びとの生活をひっくりかえす――。イタリアの国民的作家カルヴィーノによる、傑作メルヘン。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2017/5/17
- 寸法10.5 x 0.8 x 14.8 cm
- ISBN-104003270967
- ISBN-13978-4003270967
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2017/5/17)
- 発売日 : 2017/5/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 176ページ
- ISBN-10 : 4003270967
- ISBN-13 : 978-4003270967
- 寸法 : 10.5 x 0.8 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 352,244位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 103位イタリア文学 (本)
- - 2,306位岩波文庫
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年12月16日に日本でレビュー済み
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大人のみならず文学作品が難しく感じる子どもにも楽しく読めると思う。なんとか大賞の(やたら作者の説教くさい)本なんかより、こういう面白い話を読むべき。
2021年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争により自分の良い面と悪い面が分かれてしまった子爵の物語だが、戦争トラウマを想起させる暗いエピソードが続く。最後は良い面の自分と統合されるが、人には二面性があるというだけではなく戦争の後遺症について考えさせられる物語です。
2018年3月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いろいろと考えさせられる物語だった。
分けられてしまったのはまっぷたつになった子爵だけでなく、迫害を受けたユグノー教徒も差別を受けた癩病患者も共同体から分けられている。
大きな鳥籠から出てこなくなった子爵の父親もそうだし、船が難破して流れ着いてきた船医もそうだ。
半分になった子爵のそれぞれは悪と善に徹し、ユグノー教徒はルールを守り、癩病患者は楽しみに耽り・・・、とそれぞれの立ち位置・居場所を見つけているけれど、積極的にその立場・役回りを享受しているわけではなく、そうあるしかないという感じ。
では、分けられていない人たちはどうかというと、子爵の乳母は子爵がふたつに分かれようと一定のスタンスを変えず、大工の親方はそれぞれの子爵の要望に応えようとする。善悪それぞれの子爵から求婚される娘は元はひとつの二人を結果として決闘に向かわせる。
自由にそのままでいるのは森とそこにいる生き物のみ。
ひとつであったものがふたつに分かれてしまい、哀しみが生まれることもある。
ひとつを犠牲にしなければ、もうひとつが叶えられないこともある。
もうひとつのことを忘れて、ひとつのことに没頭したいこともある。
善と悪、多数と少数、自由と束縛、空想と現実、権利と義務・・・。
語り口はまったく重苦しくなく、時に笑いを誘うようなものなのだけれど、
読む側はいつのまにか私とは何か、私は何を求めているのか、などと考え込む。
そして、そんな自分をこの物語の語り手である子爵の甥に重ね合わせる。
今ここから飛び出していきたいのにうろうろしている彼の姿になんとも言えない切なさを感じてしまう。
分けられてしまったのはまっぷたつになった子爵だけでなく、迫害を受けたユグノー教徒も差別を受けた癩病患者も共同体から分けられている。
大きな鳥籠から出てこなくなった子爵の父親もそうだし、船が難破して流れ着いてきた船医もそうだ。
半分になった子爵のそれぞれは悪と善に徹し、ユグノー教徒はルールを守り、癩病患者は楽しみに耽り・・・、とそれぞれの立ち位置・居場所を見つけているけれど、積極的にその立場・役回りを享受しているわけではなく、そうあるしかないという感じ。
では、分けられていない人たちはどうかというと、子爵の乳母は子爵がふたつに分かれようと一定のスタンスを変えず、大工の親方はそれぞれの子爵の要望に応えようとする。善悪それぞれの子爵から求婚される娘は元はひとつの二人を結果として決闘に向かわせる。
自由にそのままでいるのは森とそこにいる生き物のみ。
ひとつであったものがふたつに分かれてしまい、哀しみが生まれることもある。
ひとつを犠牲にしなければ、もうひとつが叶えられないこともある。
もうひとつのことを忘れて、ひとつのことに没頭したいこともある。
善と悪、多数と少数、自由と束縛、空想と現実、権利と義務・・・。
語り口はまったく重苦しくなく、時に笑いを誘うようなものなのだけれど、
読む側はいつのまにか私とは何か、私は何を求めているのか、などと考え込む。
そして、そんな自分をこの物語の語り手である子爵の甥に重ね合わせる。
今ここから飛び出していきたいのにうろうろしている彼の姿になんとも言えない切なさを感じてしまう。
2020年6月12日に日本でレビュー済み
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善と悪の2つに分かれたときに、悪の半分だけでなく、善の半分も周囲に乗っては迷惑な存在になってしまいます。その善だけという存在がいかに周囲に迷惑をかけていくのかというあたりの描き方が上手だったと思います。
2020年4月8日に日本でレビュー済み
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人間は善だけに特化すると怖い、ということを教えてくれる、大好きな本です。
ずっと前にもっていた本を失くしたので買いましたが、前のモノクロの切り絵風の挿し絵の方が、味があってよかったです。
ずっと前にもっていた本を失くしたので買いましたが、前のモノクロの切り絵風の挿し絵の方が、味があってよかったです。
2018年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
畠山直哉さんの「まっぷたつの風景」のまっぷたつ意味を大体わかってはいるものの確定したくて読みました。
まぁそう言う事ですよねーという事なんですが、そういう事です。
一つになる時は来るのでしょうか?あ〜ぁ
まぁそう言う事ですよねーという事なんですが、そういう事です。
一つになる時は来るのでしょうか?あ〜ぁ
2017年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦争の時に敵の大砲を正面から食らってしまい、身体が半分になってしまった子爵が繰り広げる騒動の数々。
半分になった身体同士が両極端な善悪となり、片方が善、もう片方が悪と言った具合に、分裂した子爵を中心として当著は描かれている。
善半、悪半とも呼ばれてしまう子爵の行いは様々だ。片方の悪は、軽い罪に対して残虐な処刑を行い、崖から落ちかけた子供に対して、綱がわりに剣を差し出して『これに掴まれ』という。持ってきてもらった薬を『この木の穴に入れておいてくれ』と言って入れようとしたら、中にはスズメバチの巣がある──等々。もう片方の善は、貧しい人たちに施しをしたり、聖者さながらの働きを見せる。
この2人の子爵は、まるで正反対である。そんな彼らの結末は、とある1人の少女の機転によって終焉を迎えることとなる。最後に分裂した子爵の運命はどうなるのか、これは読んだ人のお楽しみ。
気になった点として、分裂した子爵の断面を誰も気にしない点である。
砲弾でまっぷたつになった以上、その断面はかなり凄まじいものになっているとしか考えられないが──。
半分になった身体同士が両極端な善悪となり、片方が善、もう片方が悪と言った具合に、分裂した子爵を中心として当著は描かれている。
善半、悪半とも呼ばれてしまう子爵の行いは様々だ。片方の悪は、軽い罪に対して残虐な処刑を行い、崖から落ちかけた子供に対して、綱がわりに剣を差し出して『これに掴まれ』という。持ってきてもらった薬を『この木の穴に入れておいてくれ』と言って入れようとしたら、中にはスズメバチの巣がある──等々。もう片方の善は、貧しい人たちに施しをしたり、聖者さながらの働きを見せる。
この2人の子爵は、まるで正反対である。そんな彼らの結末は、とある1人の少女の機転によって終焉を迎えることとなる。最後に分裂した子爵の運命はどうなるのか、これは読んだ人のお楽しみ。
気になった点として、分裂した子爵の断面を誰も気にしない点である。
砲弾でまっぷたつになった以上、その断面はかなり凄まじいものになっているとしか考えられないが──。
2011年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メダルド子爵は大砲の弾によって身体がまっぷたつに裂かれ,その半分が故郷の村に帰ってくるが,村人たちを次々に死刑に処し,極端な悪政を行う。
そして手近なものをなんでもまっぷたつに引き裂いていく。
半分の子爵はいう。
「こうして半分にすれば,すべてのものが無知で鈍い完全さから抜け出せる。かつて私が完全だったころにはわたしは何でも見えるような気がしていたが,それは外観にすぎなかった。もしもお前が半分になったら,普通の完全な人間の知恵ではわからないことが,おまえにも分かるようになるだろう。そしてお前はすべてのものがまっぷたつになることを望むだろう。なぜなら美も知恵も正義もみな断片でしか存在でしか存在しないから」
そこに吹き飛んだと思われたもう半分の子爵が帰ってくる。こちらは極端なまでに善い心の持ち主だ。
そしてもう半分の子爵はいう。
「この世のすべての人がそれぞれに不完全であることのつらさに気づいてさえくれれば。かつて完全な姿をしていたときは,至る所にばらまかれた傷や苦しみに気づかずにわたしは平気で歩き回っていた。引き裂かれた存在は私だけではないのだ。私は,この世のすべての半端な存在とすべての欠如した存在とに対する連帯感をもっている。きみもすべての人間が自分の悪に苦しんでいることを学んでくれるだろう。そして自分の悪をなおしながら,彼らの悪をなおすことを学んでくれるだろう」
この作品は,ユーモア溢れる楽しい物語です。
それほど長い作品ではないのであっという間に読めてしまいます。
面白さの中に込められた示唆に富んだことばと物悲しい影を意識して,再読してみようと思います。
そして手近なものをなんでもまっぷたつに引き裂いていく。
半分の子爵はいう。
「こうして半分にすれば,すべてのものが無知で鈍い完全さから抜け出せる。かつて私が完全だったころにはわたしは何でも見えるような気がしていたが,それは外観にすぎなかった。もしもお前が半分になったら,普通の完全な人間の知恵ではわからないことが,おまえにも分かるようになるだろう。そしてお前はすべてのものがまっぷたつになることを望むだろう。なぜなら美も知恵も正義もみな断片でしか存在でしか存在しないから」
そこに吹き飛んだと思われたもう半分の子爵が帰ってくる。こちらは極端なまでに善い心の持ち主だ。
そしてもう半分の子爵はいう。
「この世のすべての人がそれぞれに不完全であることのつらさに気づいてさえくれれば。かつて完全な姿をしていたときは,至る所にばらまかれた傷や苦しみに気づかずにわたしは平気で歩き回っていた。引き裂かれた存在は私だけではないのだ。私は,この世のすべての半端な存在とすべての欠如した存在とに対する連帯感をもっている。きみもすべての人間が自分の悪に苦しんでいることを学んでくれるだろう。そして自分の悪をなおしながら,彼らの悪をなおすことを学んでくれるだろう」
この作品は,ユーモア溢れる楽しい物語です。
それほど長い作品ではないのであっという間に読めてしまいます。
面白さの中に込められた示唆に富んだことばと物悲しい影を意識して,再読してみようと思います。