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クオ・ワディス 上 (岩波文庫 赤 770-1) 文庫 – 1995/3/16
- 本の長さ355ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1995/3/16
- ISBN-104003277015
- ISBN-13978-4003277010
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1995/3/16)
- 発売日 : 1995/3/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 355ページ
- ISBN-10 : 4003277015
- ISBN-13 : 978-4003277010
- Amazon 売れ筋ランキング: - 155,011位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 441位ロシア・東欧文学研究
- - 633位その他の外国文学研究関連書籍
- - 1,117位岩波文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだまだ訳がこなれていません(特に前半)が、内容は何度読んでも素晴らしい。さすがにノーベル賞受賞作品。もっと沢山の人に読んでもらいたい本の一つ。
2013年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代ローマ帝国を舞台にした愛と狂気のロマンスです。
ローマ世界にキリスト教が徐々に浸透しつつある時代を背景としており、主人公とヒロインは架空の人物ですが、歴史上の実在の人物が何人も登場し、物語の中で重要な役割を担っています。
主だったところでは、皇帝ネロとその側近であるペトロニウスやセネカ等、とくにペトロニウスは主人公の叔父という設定になっており、もう一人の主人公といっていい扱いとなっています。
また、キリスト教側も十二使徒のペテロや『新約聖書』の『手紙』の著者パウロ等が現れます。
ノーベル文学賞作家の作品ですが、ストーリー重視のエンターテインメントとしてよく出来ている作品で、とりわけ後半の皇帝ネロのキリスト教徒に対する暴虐シーンは圧巻です。
塩野七生さんの『ローマ人の物語』で俄に脚光を浴びた古代ローマ帝国ですが、その世界を味わえる文学作品は意外と少ないので、本作はその意味でも貴重な作品といえます。
ローマ世界にキリスト教が徐々に浸透しつつある時代を背景としており、主人公とヒロインは架空の人物ですが、歴史上の実在の人物が何人も登場し、物語の中で重要な役割を担っています。
主だったところでは、皇帝ネロとその側近であるペトロニウスやセネカ等、とくにペトロニウスは主人公の叔父という設定になっており、もう一人の主人公といっていい扱いとなっています。
また、キリスト教側も十二使徒のペテロや『新約聖書』の『手紙』の著者パウロ等が現れます。
ノーベル文学賞作家の作品ですが、ストーリー重視のエンターテインメントとしてよく出来ている作品で、とりわけ後半の皇帝ネロのキリスト教徒に対する暴虐シーンは圧巻です。
塩野七生さんの『ローマ人の物語』で俄に脚光を浴びた古代ローマ帝国ですが、その世界を味わえる文学作品は意外と少ないので、本作はその意味でも貴重な作品といえます。
2017年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
40余年の人生、20代前半で読んだクオ・ワディス、未だ繰り返し読んでも感動を覚える。100年以上前に書かれたとは思えない。日本語訳も素晴らしい。読むべし!
2010年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文学として素晴らしいことはもちろんですが、
私にとって最もアピールしたのは、当時のキリスト教の立場が鮮明に描かれていることです。
数多の神々を崇めつつ、おのれの快楽を満たすために残虐なことを平気でやってのけていたローマの人々にとって
「目には目を」ではなく、キリスト教の「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」という教えは
当初のウィニキウスではないけれど、不可解、不気味な宗教でしかなかったのは容易に想像できます。
だからこそ、やがて回心してゆく物語の主人公たちが素晴らしい。
それは現代の私たちが、文明や知識や教養などという名の下に
他者への本当の慈しみも愛情も忘れ、私利私欲に走ってきた過ちをも振返らせてくれる。
引用されている聖書の言葉が、あたかも今ここに生きている私に語りかけてくれているような、
キリストの教えを伝えるペテロが目の前に立っているかのような。
「クォ・ワディス」という言葉が登場するのは、実はもっとずっと先ですが
その場面に辿りつく感動を、ぜひ体験してください。
私にとって最もアピールしたのは、当時のキリスト教の立場が鮮明に描かれていることです。
数多の神々を崇めつつ、おのれの快楽を満たすために残虐なことを平気でやってのけていたローマの人々にとって
「目には目を」ではなく、キリスト教の「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」という教えは
当初のウィニキウスではないけれど、不可解、不気味な宗教でしかなかったのは容易に想像できます。
だからこそ、やがて回心してゆく物語の主人公たちが素晴らしい。
それは現代の私たちが、文明や知識や教養などという名の下に
他者への本当の慈しみも愛情も忘れ、私利私欲に走ってきた過ちをも振返らせてくれる。
引用されている聖書の言葉が、あたかも今ここに生きている私に語りかけてくれているような、
キリストの教えを伝えるペテロが目の前に立っているかのような。
「クォ・ワディス」という言葉が登場するのは、実はもっとずっと先ですが
その場面に辿りつく感動を、ぜひ体験してください。
2011年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「Domine,quo vadis?」というペテロの有名なセリフが、この本の題名に使われています。それだけに、キリスト教の使徒たちや、その信徒たちの無血の戦いがこの物語のメインとなります。
貴族で熱血漢のウィニキウスと、その恋人で敬虔なクリスチャンであるリギア。彼らがキリスト教や使徒と出会っていく中で、内面に訪れる変化とそれに伴うドラマは、とても感動的です。キリスト教を知らない人でも、ぐいぐい惹かれてページをめくることだろうと思います。
しかし、これが単に教義的な小説ならば、これほどの感動はありえないのではないでしょうか。それは、キリスト教の希望にどんどん傾倒していく人々のほかに、それとは異なるペトロニウスという人物像もみごとに描ききってあるからです。彼こそがギリシャ的美と、道徳観と、死生観の象徴的存在です。そしてそれは、同時にキリスト教の考え方に与しない人々にとっては、理想の人物像でもあるのではないかと思います。どちらかといえば、ウィニキウスやリギアよりは、ギリシャ・ローマ的なペトロニウスとエウニケの愛と生き方のほうが、私たち日本人の共感を呼び起こすのではないでしょうか。
貴族で熱血漢のウィニキウスと、その恋人で敬虔なクリスチャンであるリギア。彼らがキリスト教や使徒と出会っていく中で、内面に訪れる変化とそれに伴うドラマは、とても感動的です。キリスト教を知らない人でも、ぐいぐい惹かれてページをめくることだろうと思います。
しかし、これが単に教義的な小説ならば、これほどの感動はありえないのではないでしょうか。それは、キリスト教の希望にどんどん傾倒していく人々のほかに、それとは異なるペトロニウスという人物像もみごとに描ききってあるからです。彼こそがギリシャ的美と、道徳観と、死生観の象徴的存在です。そしてそれは、同時にキリスト教の考え方に与しない人々にとっては、理想の人物像でもあるのではないかと思います。どちらかといえば、ウィニキウスやリギアよりは、ギリシャ・ローマ的なペトロニウスとエウニケの愛と生き方のほうが、私たち日本人の共感を呼び起こすのではないでしょうか。
2021年12月27日に日本でレビュー済み
この小説は、昔子供用を読んで面白かった記憶があるが内容はすっかり忘れていた。今回、文庫本3巻に及ぶ大作を最後まで読み終えたが、これは凄まじい傑作だと感心した。
ストーリーは、ローマの青年貴族ウイニキウスがキリスト教徒の娘リギアに恋をする物語と単純化できるかも知れないが、その背景は実に複雑である。暴君ネロが治める退廃の極みにある古代ローマと、キリスト没後さほど時が経っておらず使徒パウロやペテロがまだ生きている新興宗教のキリスト教との宗教的かつ文化的な対立、爛熟のローマ文明の頂点を象徴する文化人であるウイニキウスの叔父ペトロニウスの鮮やかな生き様が、まるで古代ローマの景色が眼前に広がるようなリアルな描写で、生き生きと描かれる。読み終えた後、自分の心に残ったのは、ペトロニウスと暴君ネロの二人であり、実は彼らが本書の主人公と言っても良いのかもしれない。
終盤のキリスト教徒弾圧の情景の凄まじさを含め、さすがノーベル賞受賞作家と感心させられる迫力のある作品なので、古代ローマにどっぷり浸る一刻を過ごしてみたいという方には是非お勧めしたい。
ストーリーは、ローマの青年貴族ウイニキウスがキリスト教徒の娘リギアに恋をする物語と単純化できるかも知れないが、その背景は実に複雑である。暴君ネロが治める退廃の極みにある古代ローマと、キリスト没後さほど時が経っておらず使徒パウロやペテロがまだ生きている新興宗教のキリスト教との宗教的かつ文化的な対立、爛熟のローマ文明の頂点を象徴する文化人であるウイニキウスの叔父ペトロニウスの鮮やかな生き様が、まるで古代ローマの景色が眼前に広がるようなリアルな描写で、生き生きと描かれる。読み終えた後、自分の心に残ったのは、ペトロニウスと暴君ネロの二人であり、実は彼らが本書の主人公と言っても良いのかもしれない。
終盤のキリスト教徒弾圧の情景の凄まじさを含め、さすがノーベル賞受賞作家と感心させられる迫力のある作品なので、古代ローマにどっぷり浸る一刻を過ごしてみたいという方には是非お勧めしたい。
2011年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「あそびまっしょ」と、よからぬ企てをたらしこむ筑波在住の某プロデューサーのとある企画書のタイトル。「なんとか実現させてよ」と言われたものの、まずタイトルの「クオ・バディス」を知らねばとググると100年前のノーベル文学賞受賞作品であると判明。AMAZONで上・下巻を購入し、さあ読もうとしたところ、実は「中」もあることを発見。そのまま放置していてものの、ようやく「中」を買って読破。
原始キリスト教のラブロマンス、というとミもフタもないものの、主人公をブラビとビヨンセにイメージしてしまい、映画を観るような感じで読んでしまいました。でも岩波文庫は字が小さいな。
で、企画の実現に向けてはなにできるかな?。うーん、企画内容が難しすぎるなぁ。コンセプトと具体案はいいけれど、それをつなぐロジックが足りないかな。やっぱり「中」がないとつながらない・・・
原始キリスト教のラブロマンス、というとミもフタもないものの、主人公をブラビとビヨンセにイメージしてしまい、映画を観るような感じで読んでしまいました。でも岩波文庫は字が小さいな。
で、企画の実現に向けてはなにできるかな?。うーん、企画内容が難しすぎるなぁ。コンセプトと具体案はいいけれど、それをつなぐロジックが足りないかな。やっぱり「中」がないとつながらない・・・
2008年5月1日に日本でレビュー済み
翻訳された海外の小説などは、
慣れるまでは読みにくいものが多いのですが、
この本に関してはとても読みやすいと感じました。
読み始めにはピンとこなかった部分もあるのですが、
文章が自分の感覚と合った時におもしろさが急上昇しました。
では、なぜ私の評価が星4つなのか…。
それは、この本の内容というよりは、
私自身の“勉強不足”にあるといえます。
というのも、こういった小説というものは、
歴史背景がある程度わかっている人こそ、
真に楽しめるものだと思ったからです。
もう少し知識があれば数倍楽しめたことでしょう。
そのため、無知な私は、
評価は星4つとさせていただきました。
慣れるまでは読みにくいものが多いのですが、
この本に関してはとても読みやすいと感じました。
読み始めにはピンとこなかった部分もあるのですが、
文章が自分の感覚と合った時におもしろさが急上昇しました。
では、なぜ私の評価が星4つなのか…。
それは、この本の内容というよりは、
私自身の“勉強不足”にあるといえます。
というのも、こういった小説というものは、
歴史背景がある程度わかっている人こそ、
真に楽しめるものだと思ったからです。
もう少し知識があれば数倍楽しめたことでしょう。
そのため、無知な私は、
評価は星4つとさせていただきました。