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美術の都 (岩波文庫 青 510-1) 文庫 – 1998/6/16

4.6 5つ星のうち4.6 4個の評価

大正初め,ヨーロッパに留学,古きヨーロッパに感動した澤木四方吉(1886-1930)が,フィレンツェ,ミュンヘン,ローマ,パリなどの都市と美術について情熱あふれる筆致で記した紀行文集.西欧美術史研究の先駆者である著者のうけた感銘が行間からひしひしと伝わってくる.イタリア美術案内としても有用.図版多数.(解説=海津忠雄)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (1998/6/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1998/6/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 400ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4003351010
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003351017
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 4個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年7月28日に日本でレビュー済み
著者は大正元年の秋から四年の末に到るまで欧州に留学しているが、その滞欧中及び帰朝後に発表した、印象記や紀行文をまとめた物が本書である。
「第一版序」のなかで、「特記したい」こととして、ヨーロッパに渡る前は、「日進月歩のヨオロッパを期待して」いたが、実際にその地に立ってみると「古色蒼然たる古きヨオロッパに感動した」ということを書いている。実際に本文に触れてみると分かるが、ルネサンスからそれ以前の美術への傾倒が見られる。巻末の解説によると、帰国後澤木四方吉氏の研究の中心は、ルネサンス美術からギリシア美術へ移行している。
憧れの地で目指す分野の最先端に触れたいという欲求は現代の若者にもあるだろう。ただ、実際にその地に立つた時の、“感動”はどうだろうか。現代のように印刷・映像などで様々なものを“体験”できる時代と当時は違っていた。それだけに、“伝統”の意味合いも違うのかもしれない。澤木氏は、“伝統”というものの力を強く感じたようだ。
私は美術に関しては素人である。だから、本書を紀行文としてとらえている部分が大きい。特に印象に残ったのは、とにかく、様々なものに対する反応が初々しいことである。情報“過剰”の現代では、こういった反応は考えられないことかもしれない。しかし、この“反応の初々しさ”は、ヨオロッパだけに対するものではなく、ヨオロッパで見た実物の美術品に対する反応でもあると考えている。
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