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純粋理性批判 下 (岩波文庫 青 625-5) 文庫 – 1962/7/16
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- 本の長さ431ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1962/7/16
- ISBN-104003362551
- ISBN-13978-4003362556
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対象商品: 純粋理性批判 下 (岩波文庫 青 625-5)
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1962/7/16)
- 発売日 : 1962/7/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 431ページ
- ISBN-10 : 4003362551
- ISBN-13 : 978-4003362556
- Amazon 売れ筋ランキング: - 46,864位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 48位ドイツ・オーストリアの思想
- - 89位西洋哲学入門
- - 319位岩波文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
座右に置いて、折に触れて読むのに最適な訳本だと思う。
2023年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もちろん、「毛沢東」も不必要用なのです。「プーチンも」いらないのです!カントとマルクス自身が人類に必要なのです。しかし、「ヘーゲル」が必要になります。ヘーゲルを飛ばしてしまうと、「小林秀雄の」の批評も価値が落ちてしまいます。
2020年11月11日に日本でレビュー済み
カントの主著である、” Kritik der reinen Vernunft ” 「 純粋理性批判 」 の邦訳版 である。
本書におけるカントの主張については、認識論においても、「至高の存在=神」の実在性(の否定)についても、出版当時としてはかなり 「 革新的 」 な内容であったろうと思うと同時に、行間に垣間見られるカントの飾らない、正直で謙虚な、生真面目な語り口・人間性に限りない魅力を感じた。
ややもすれば経験による験証から遊離した 独善に陥り易い 純粋理性に対する批判として、カントは、自然科学のの要請から 認識 について 「 経験の領域を超越し得ない 」 という厳しい制約を課す一方、「 至高の存在=神 」 の措定については 、倫理の観点から 実践理性として 「 哲学は、人間の幸福のために存在する 」 と付言しつつ、謙虚に、しかし堂々と認容している(※)。
この言明は、決して 「 キリスト教信者 」 の身勝手な我田引水と捉えるべきではない。個人の 自由意思に基づいた倫理観 の重要性といった、人間にとって普遍的な価値を説く カントが、自ら選び取った、ひとつの結論である。
著作の背景には 著者という 「 人間 」 が存在している ・ ・ ・ 当たり前のことであるが、 改めて本書は Kant の思想に そしてその人間性の魅力に 惹きつけられる名著、との思いを新たにした。
.
( ※ ) 衆知の通り、カント は神の存在について、" 実践的認識 " としては肯定し、"理論的認識" としては否定している( ex. ”判断力批判” , 5:475 )。
本書におけるカントの主張については、認識論においても、「至高の存在=神」の実在性(の否定)についても、出版当時としてはかなり 「 革新的 」 な内容であったろうと思うと同時に、行間に垣間見られるカントの飾らない、正直で謙虚な、生真面目な語り口・人間性に限りない魅力を感じた。
ややもすれば経験による験証から遊離した 独善に陥り易い 純粋理性に対する批判として、カントは、自然科学のの要請から 認識 について 「 経験の領域を超越し得ない 」 という厳しい制約を課す一方、「 至高の存在=神 」 の措定については 、倫理の観点から 実践理性として 「 哲学は、人間の幸福のために存在する 」 と付言しつつ、謙虚に、しかし堂々と認容している(※)。
この言明は、決して 「 キリスト教信者 」 の身勝手な我田引水と捉えるべきではない。個人の 自由意思に基づいた倫理観 の重要性といった、人間にとって普遍的な価値を説く カントが、自ら選び取った、ひとつの結論である。
著作の背景には 著者という 「 人間 」 が存在している ・ ・ ・ 当たり前のことであるが、 改めて本書は Kant の思想に そしてその人間性の魅力に 惹きつけられる名著、との思いを新たにした。
.
( ※ ) 衆知の通り、カント は神の存在について、" 実践的認識 " としては肯定し、"理論的認識" としては否定している( ex. ”判断力批判” , 5:475 )。
2012年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私にとっては、究極の本です。以前に、「デカルトはかなり近いところまでいったのですが、カントは、全然違った(=間違った)方へいってしまいました」とある本で書いてあるのを読んだ事があります。また、ヒュームは、バートランド・ラッセルの言う通りに、カントによって「乗り越えられた」のでもないでしょう。でも、この文章力と中身には、圧倒されてしまいます。アマゾンの人達には申し訳ないけれど、『あっ、「純粋理性批判」があるからな』と思うと、他の書籍や、ベストセラーなんて、全く買う気が起こらない。大体、『反哲学』が、なんぼのものだ?読んでいると『格』が違うような気がする。この翻訳を購入したのは、畏敬する養老孟司先生が、その御著書の中で、「この翻訳」で、この作品を推薦されていたからです。重版の数がそれを証明していると考えます。何よりも、コンパクトだし。いやぁ、岩波書店の『カント全集』も自宅に揃えてはいますが...自慢になってしまって、申し訳ありません。
2021年7月23日に日本でレビュー済み
全部読むのに3か月かかりましたが、感想は凄い!の一言。
まさに自分が気になっている問題に本気で取り組んでいたと思えるのがカント、フッサール、ハイデガーです。
大半の人は天文学や生物学のような学問を学んで「世の中には不思議がいっぱい」と感じるのでしょうが、自分は昔からそんなものには興味を持てなかった。ハイデガー的に言えば「事実定立的な学問」には何も不思議に感じないし、感動もしない。
もちろんこの純粋理性批判にも解けなかった問いはたくさんありますが、自分が不思議に感じてた問題に一つの回答をくれたのがカントでありこの純粋理性批判です。
まさに自分が気になっている問題に本気で取り組んでいたと思えるのがカント、フッサール、ハイデガーです。
大半の人は天文学や生物学のような学問を学んで「世の中には不思議がいっぱい」と感じるのでしょうが、自分は昔からそんなものには興味を持てなかった。ハイデガー的に言えば「事実定立的な学問」には何も不思議に感じないし、感動もしない。
もちろんこの純粋理性批判にも解けなかった問いはたくさんありますが、自分が不思議に感じてた問題に一つの回答をくれたのがカントでありこの純粋理性批判です。
2008年1月21日に日本でレビュー済み
本というのは、決まった色があって、その色が、そろっている。サイコロの様に、番号が振ってある。
この本は、一面の色がそろっているが、他面がバラバラの状態で解説し、その都度、色を追加・入れ替えていく。
足りない色を、一面にプラスして追加する。
難解で、また読み終わっても釈然としない。この本を読んで全体像が見えてこない。が、微かに素晴らしい色が見えた。
この本は、一面の色がそろっているが、他面がバラバラの状態で解説し、その都度、色を追加・入れ替えていく。
足りない色を、一面にプラスして追加する。
難解で、また読み終わっても釈然としない。この本を読んで全体像が見えてこない。が、微かに素晴らしい色が見えた。