ソークラテースとプラトーンのファンなのでこの本が欲しかった。
たまに読み返して彼らを偲びたい。
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ギリシア哲学者列伝 上 (岩波文庫 青 663-1) 文庫 – 1984/10/16
ディオゲネス ラエルティオス
(著),
加来 彰俊
(翻訳)
通称"ディオゲネス・ラエルティオス"と呼ばれている、哲学者列伝。原題は「哲学において著名な人々の生涯およびその学説」といい、タレスからはじまってソクラテスやプラトン、アリストテレス、ヘラクレイトス、ディオゲネス、ゼノン、エピクロスなど全部で82人の哲学者をとり上げている。序章のゾロアスターへの言及を含めると、より多い数の思想家が並んでいることになる。ニーチェやドゥルーズといった現代の思想家が、ソクラテス/プラトンの系列でない思想家を取り上げるときに引用する基本文献が、手軽に岩波文庫で読める。
- 本の長さ419ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1984/10/16
- ISBN-10400336631X
- ISBN-13978-4003366318
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1984/10/16)
- 発売日 : 1984/10/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 419ページ
- ISBN-10 : 400336631X
- ISBN-13 : 978-4003366318
- Amazon 売れ筋ランキング: - 345,937位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 213位古代・中世・ルネサンスの思想
- - 2,319位岩波文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時系列で、各学説、エピソードがわかりやすく、配してあって、概説としてしりたい時はかなり便利。メジャーな説ばかりでなく、この本でしか知り得ない人達も読めて無駄じゃない感じ。
2015年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上中下巻共通でレビューする。
七賢人だけでも、だれそれ?となってしまう文弱の徒にはつらい一品。
いくつかわかったことを述べるにとどめよう。
万物は火でできているといったタレスは正しかった。元素でしょ、素粒子でしょといっている人、E=mc^2は色即是空をいっているわけで、
元素はすなわち火、エネルギー。
誰だったかすでに失念しているが、地動説を唱えている。観察にもよったのだろうが直感だ。思考だけで仮説は成立させられる。
ディオゲネスになりたいものだ。人前で自慰にふけり、この方法で腹も満たせればよいのにと。娼婦(この時代の娼婦は知識人)にももてたとか。
樽のなかで一儀に及んだのかと思うとほほえましすぎる。アレキサンダーにそこをどけ日が当たらん、と平然という平等の徹底。
ストア派はちんぷんかんぷん。言葉の遊びであり詭弁でありニュアンスであるので翻訳したところで真髄は得られまい。
後世広く学ばれたというが君主を煙に巻く言い訳の練習。米国人が言い訳するのはこのあたりに根源があるとみたがいかに。
ソクラテスは痛い人。相手を理解しきった上で理論的敗北を与える。毒ニンジンはどんな味だったろう。
プラトンは本当に哲学者か?作家じゃないの。さもなきゃ教授。なんでシケリアに何度も行って独裁者に捕まるの。利口?お馬鹿さん?
アリストテレスは自然科学のみ興味あり。あとはストア派の匂いがする。馬鹿にはわからない例の修辞と詭弁。科学にメタフィジックは通用しないぞ。
ピタゴラスは深遠。この人、あなたの信じる宗教は聞かれたら、もちろん数学ですと答えるだろうな。
著者のエピグラムなる詩が盛んに出てくるが、これも文学的な美しさは知る由もない。
死に方辞典でもあって、蚤に食われて死んだり、飲みすぎて死んだり死に方いろいろ。
本当のことは1、2割という本ではなかろうか。それでも教養として必要な本だ。
七賢人だけでも、だれそれ?となってしまう文弱の徒にはつらい一品。
いくつかわかったことを述べるにとどめよう。
万物は火でできているといったタレスは正しかった。元素でしょ、素粒子でしょといっている人、E=mc^2は色即是空をいっているわけで、
元素はすなわち火、エネルギー。
誰だったかすでに失念しているが、地動説を唱えている。観察にもよったのだろうが直感だ。思考だけで仮説は成立させられる。
ディオゲネスになりたいものだ。人前で自慰にふけり、この方法で腹も満たせればよいのにと。娼婦(この時代の娼婦は知識人)にももてたとか。
樽のなかで一儀に及んだのかと思うとほほえましすぎる。アレキサンダーにそこをどけ日が当たらん、と平然という平等の徹底。
ストア派はちんぷんかんぷん。言葉の遊びであり詭弁でありニュアンスであるので翻訳したところで真髄は得られまい。
後世広く学ばれたというが君主を煙に巻く言い訳の練習。米国人が言い訳するのはこのあたりに根源があるとみたがいかに。
ソクラテスは痛い人。相手を理解しきった上で理論的敗北を与える。毒ニンジンはどんな味だったろう。
プラトンは本当に哲学者か?作家じゃないの。さもなきゃ教授。なんでシケリアに何度も行って独裁者に捕まるの。利口?お馬鹿さん?
アリストテレスは自然科学のみ興味あり。あとはストア派の匂いがする。馬鹿にはわからない例の修辞と詭弁。科学にメタフィジックは通用しないぞ。
ピタゴラスは深遠。この人、あなたの信じる宗教は聞かれたら、もちろん数学ですと答えるだろうな。
著者のエピグラムなる詩が盛んに出てくるが、これも文学的な美しさは知る由もない。
死に方辞典でもあって、蚤に食われて死んだり、飲みすぎて死んだり死に方いろいろ。
本当のことは1、2割という本ではなかろうか。それでも教養として必要な本だ。
2007年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
その名の通り、ギリシアの賢人、哲学者たちのエピソードを集めた本です。
3世紀ごろに活躍したとされるディオゲネス・ラエルティオスが編んだものです。
哲学の教えよりも、各人の生涯や考え方、著作やおもしろい発言、書簡などを紹介しています。
そこそこ厚い本ですが、40章にわたるので、短編集のように楽しむことができます。
上巻はタレスに始まり、ソロン、ソクラテス、パイドン、プラトンら39名のエピソードを掲載。
本書を献呈した人に応じてプラトンは例外的に長く書かれています。
序章は様々な学派について解説され、哲学を学んでいないので少々苦しかったのですが、
本編に入ってからは哲学者たちの時に深い、時にひねくれた名言の数々に時に考えさせられ、時に爆笑。
非常におもしろく楽しんで読むことができました。人名や出典に関する註も詳しいです。
哲学者たちの思考や議論の対象は、抽象概念や宇宙についてから政体についてにまでわたり、
2000年以上たった今でも一読の価値あり。是非。
3世紀ごろに活躍したとされるディオゲネス・ラエルティオスが編んだものです。
哲学の教えよりも、各人の生涯や考え方、著作やおもしろい発言、書簡などを紹介しています。
そこそこ厚い本ですが、40章にわたるので、短編集のように楽しむことができます。
上巻はタレスに始まり、ソロン、ソクラテス、パイドン、プラトンら39名のエピソードを掲載。
本書を献呈した人に応じてプラトンは例外的に長く書かれています。
序章は様々な学派について解説され、哲学を学んでいないので少々苦しかったのですが、
本編に入ってからは哲学者たちの時に深い、時にひねくれた名言の数々に時に考えさせられ、時に爆笑。
非常におもしろく楽しんで読むことができました。人名や出典に関する註も詳しいです。
哲学者たちの思考や議論の対象は、抽象概念や宇宙についてから政体についてにまでわたり、
2000年以上たった今でも一読の価値あり。是非。
2015年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学者の生活感を知りたくて購入しましたが、ゴシップネタが予想以上に多くてちょっとガッカリでした。
2019年8月8日に日本でレビュー済み
教科書では、ソクラテスとプラトンとアリストテレスしか知らなかったが、こんなにたくさんの哲学者がいた、そして、アカデミアにはあるときには2000人の聴講者がいた。なるほど、それはそうだろうな。
ソクラテスの先生は誰で、そのまた先生は誰、ライバルは誰、誰にくさされた、…そういう社会の厚みの中に生身の人間として、彼らが生きていた。…そりゃそうだ。
プラトンは、アカデミアで森羅万象を論じた知の英雄であったが、権力者の機嫌を損ねて危うく命を落としかねない場面も一再ならず、今日の学者とはスケールが違う生活領域を占めていた。…だからこそ根源的な思索が可能だった。
『クラチュロス』で「名の正しさ」を論じているとか。…孔子の「正名論」と同じことを言っているのだろうか。→さっそく読んでみなければ。
勉強になりました。つづきも読んで、その上で、百科全書的なギリシア哲学の世界を、命が続く限り(評者は間もなく平均寿命に達します)、楽しみたいと思います。
ソクラテスの先生は誰で、そのまた先生は誰、ライバルは誰、誰にくさされた、…そういう社会の厚みの中に生身の人間として、彼らが生きていた。…そりゃそうだ。
プラトンは、アカデミアで森羅万象を論じた知の英雄であったが、権力者の機嫌を損ねて危うく命を落としかねない場面も一再ならず、今日の学者とはスケールが違う生活領域を占めていた。…だからこそ根源的な思索が可能だった。
『クラチュロス』で「名の正しさ」を論じているとか。…孔子の「正名論」と同じことを言っているのだろうか。→さっそく読んでみなければ。
勉強になりました。つづきも読んで、その上で、百科全書的なギリシア哲学の世界を、命が続く限り(評者は間もなく平均寿命に達します)、楽しみたいと思います。
2015年9月27日に日本でレビュー済み
p.49 効を奏しないで→功を奏しないで。
p.79-8 なりレビアスを→なりしビアスを。
p.153 第95回オリンピック(前三九九)→第95回オリンピック(前四〇〇)〔他の箇所が、776-(X-1)×4=の公式に当てはまっているのに、ここだけはこの公式に合わない。〕
p.79-8 なりレビアスを→なりしビアスを。
p.153 第95回オリンピック(前三九九)→第95回オリンピック(前四〇〇)〔他の箇所が、776-(X-1)×4=の公式に当てはまっているのに、ここだけはこの公式に合わない。〕
2003年9月5日に日本でレビュー済み
題名からすると堅い本を想像してしまうけれども、内容はどちらかといえば通俗的なものとなっている。各哲学者の思想の説明はほとんどない。誰が誰とこんな関係にあったとか、贅沢三昧だったとか、色好みだったとか、そういった類のゴシップともいってよい話が多い。哲学者の人間臭さが出ています。