長くなるのはアレなので三文で。
「貴方は(そしてグッドを押した方は)木村資生の『幸運者生存説』あたりを調べた方がよい。
心霊?的なアプローチではないにせよ、満足な反論がなされているはずだ。
門外漢でも思い付くようなことを、160年も専門家が放っておいた訳がないだろう?」
本書読み直してからレビュー書き直します。とりあえず星五で。
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種の起原 上 (岩波文庫 青 912-4) 文庫 – 1990/2/16
チャールズ ダーウィン
(著),
八杉 龍一
(翻訳)
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- ISBN-104003391241
- ISBN-13978-4003391242
- 出版社岩波書店
- 発売日1990/2/16
- 言語日本語
- 本の長さ446ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1990/2/16)
- 発売日 : 1990/2/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 446ページ
- ISBN-10 : 4003391241
- ISBN-13 : 978-4003391242
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2021年2月27日に日本でレビュー済み
本書の内容については他のレビュアー様が多く触れておられるのでここでは触れません。あくまでも本書を手に取ろうとする方々へ注意点を述べておこうと思います。
・本書のレベルは極めて高いです。最低限でも高校生物、可能なら大学レベルの生態学の理論や用語について把握しておくことがスムーズに読む上でオススメです。
・当時DNAはまだ発見されていません。本書には遺伝子の正体が分かっていないことによる推論も含まれます。
・内容だけでなく、日本語自体も難解ですが、読む限りは英語に忠実に訳したことによるものだという印象を受けます。もし読みやすさを重視するのなら光文社版の方が良いでしょう。
・本書のレベルは極めて高いです。最低限でも高校生物、可能なら大学レベルの生態学の理論や用語について把握しておくことがスムーズに読む上でオススメです。
・当時DNAはまだ発見されていません。本書には遺伝子の正体が分かっていないことによる推論も含まれます。
・内容だけでなく、日本語自体も難解ですが、読む限りは英語に忠実に訳したことによるものだという印象を受けます。もし読みやすさを重視するのなら光文社版の方が良いでしょう。
2014年6月19日に日本でレビュー済み
この本を読む前の自分の問題意識の一つが「ダーウィンの主張は進化論なのかどうか」でした。
鯨の足がヒレになる。これをヒレというゴールから見れば、進化になる。しかし、足から見れば退化になる。
そういう相対的なものを果たして主唱者は「進化」などと呼んだのだろうか……?
読了してみたら、ダーウィンは一言も「進化(引用くらいでしか使っていない)」とは書いておらず(「自然選択」としか書いてない)、(やっぱりね…)と安堵しました。
しかし、なぜこれが「進化論」という、ある方向性を持っているような主張に誤解されたのか、が気になって『ダーウィニズム論集』を読んでみたら、案の定、(ダーウィンを後押ししたい人たちの言葉だったのだな……)ということがわかりました。
それだけわかったら後は何でもよかったのですが、三冊あってもおもしろいので読みやすかったです。
観察結果の記述で、「動物は飼育すると繁殖しなくなる」という説には色々考えさせるものがありました。
人間の不妊は……もしかしたら快適な生活環境と関係があるのではないか?などと考えています。
大戦中など、国を問わず、戦地になった場で、男女がいるところでは、人目も憚らず、人間は生殖行動に励むようです。
生存が担保されないという意識が、生物の生存本能のどこかを刺戟しているのかどうかはわかりませんが、肉体的な危機を覚えた方が、人は生き残りたくなる……のかな?
断食とか、禊とかをやっている修行者の生殖能力は、禁欲という戒に反して、高まっているんじゃないかと思います。
(レンジャーの演習している自衛隊員とかも)
……そんなことを考えました。不妊にお悩みの方、もしよければしばらく禊してから挑んでみて下さい。
(禊では不妊治療で「体を温めろ」と言われるのとは真逆のことをします。水で体は一旦冷やされますが、眠っている神経が呼び起こされますので、三日目くらいから体は猛烈に熱を発して、冷水に抵抗するようになります。多分、そういう体になった方が妊娠しやすくなるんじゃないか?という仮説です。試された方、結果を教えてほしいです)
そんなことを考えた本でした。
鯨の足がヒレになる。これをヒレというゴールから見れば、進化になる。しかし、足から見れば退化になる。
そういう相対的なものを果たして主唱者は「進化」などと呼んだのだろうか……?
読了してみたら、ダーウィンは一言も「進化(引用くらいでしか使っていない)」とは書いておらず(「自然選択」としか書いてない)、(やっぱりね…)と安堵しました。
しかし、なぜこれが「進化論」という、ある方向性を持っているような主張に誤解されたのか、が気になって『ダーウィニズム論集』を読んでみたら、案の定、(ダーウィンを後押ししたい人たちの言葉だったのだな……)ということがわかりました。
それだけわかったら後は何でもよかったのですが、三冊あってもおもしろいので読みやすかったです。
観察結果の記述で、「動物は飼育すると繁殖しなくなる」という説には色々考えさせるものがありました。
人間の不妊は……もしかしたら快適な生活環境と関係があるのではないか?などと考えています。
大戦中など、国を問わず、戦地になった場で、男女がいるところでは、人目も憚らず、人間は生殖行動に励むようです。
生存が担保されないという意識が、生物の生存本能のどこかを刺戟しているのかどうかはわかりませんが、肉体的な危機を覚えた方が、人は生き残りたくなる……のかな?
断食とか、禊とかをやっている修行者の生殖能力は、禁欲という戒に反して、高まっているんじゃないかと思います。
(レンジャーの演習している自衛隊員とかも)
……そんなことを考えました。不妊にお悩みの方、もしよければしばらく禊してから挑んでみて下さい。
(禊では不妊治療で「体を温めろ」と言われるのとは真逆のことをします。水で体は一旦冷やされますが、眠っている神経が呼び起こされますので、三日目くらいから体は猛烈に熱を発して、冷水に抵抗するようになります。多分、そういう体になった方が妊娠しやすくなるんじゃないか?という仮説です。試された方、結果を教えてほしいです)
そんなことを考えた本でした。
2020年10月2日に日本でレビュー済み
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2 October 2020
Darwin「種の起源」への反論
二つ星
Darwin (1809 - 1882)は、1859年にこの本の初版を書いた。彼が第6版を出版したのは、1872年。その10年後に他界している。「適者生存」(H. Spencerの“survival of the fittest”)の言葉が現れたのは第5版からだという。私は、初版版の日本語訳(岩波書店、八杉龍一訳)と第6版の英語版Kindle版をamazonの無料版で購入した。部分読みしかしていない。Darwinは「適者生存」の言葉に関して、次のように書いている。「私が「自然選択(Natural Selection)」として表した原理は、Mr. Herbert Spencerがthe Survival of the Fittest (「適者生存」)としている方が正確な表現かも知れない。」(Chap. 3 Struggle for Existence / 1.)
私がここに手を煩わして「反論」を書くのは、160年も昔の古典が、今もその理論が正しいものとして世の中に居座っていることに対して、誰も反論を書かない「生物学者」への不満の表現である。もう一つは「適者生存」の考えが「弱肉強食」となり、これが、「核兵器開発競争」を正当化し、現在に至っていることへの「憤慨」である。
さて、本書に対して、2星以下の評価をつけた読者は、しばしば、その理由の一つは、小さな進化の積み重ねが、何故に、新しい種の発生につながるのかに関するダーウインの説明に納得できない、というものだろう。
その様な疑問は、現代分子生物学に基づく進化論者も持っている。Evo-Devo biologist Sean Carrollは、ダーウイン信奉者と言われているが、次のような考えでいるようだ。地球上の「水たまり」に初めて生まれた単細胞生命があったと仮定して、どのようにして、種々の形の生物に進化したのかを説明するのが進化論者の仕事なのだが、それはとてつもなく困難な仕事である。
昔は、生物進化を説明するのに、Noam Chomskyの言葉を借りると「20通りにも書ける物語」を書くようなものだったが、しかし、生物の遺伝子情報(Genome)が知られている現在では、その物語を、Genomeを用いて説明しなければならない。「一体どのような過程で、巨大な恐竜から、小さな蝶蝶の羽の美しい丸いスポットまで描く生命が生まれてくるのか、そんなことを説明するのは、果てしのない仕事である」と言って、Carrollは嘆く。Carrollは、自分自身の研究経験から、Genomeから進化論を展開する上での困難を、DNAの中には「dark matter」があるのだろうかと言って、現代宇宙論で大問題として問われている、「“dark matter” and “dark energy”」に模している。彼は本(Ref. 1)の終わりを、次のように閉じている:
「我々は、生物学を深く知れば知るほど、それらから学べることとその喜びが少ないという、何とも悲劇的な皮肉に突き当たる(Ref.1: 306)」
Ref. 1: Carroll, S. B. (2005). Endless Forms Most Beautiful: The New Science of Evo Devo and the Making of the Animal Kingdom. London, UK: Quercus.
仮に、Darwinの言う「Tree of Life」の様なものがあるとし、その枝分かれで種々の「種」の発生を表現するとして、これをその枝に関係する種のGenomeを基に説明することは、絶望的に難しいと言うのが、現時点の分子生物学者の見解のようである。Carrollは、これをDNAの中にdark matterがあって、それを見つければ説明が出来るのかも知れない、としているのだろう。
さて、すべての「種」は初めから在ったとする考えがあり、それは、まさに旧約聖書の「創世記」に書かれた、「神」による「種」の創造である、と誰かがレビューに書いている。その様な考え/知識が、「創世記」が書かれるよりも遙かに昔からあったことを皆さんはご存知だろうか?
私はこの「知識」を「Psychical Knowledge(心霊知識)」と呼ぶ。この知識は、Jane Roberts (1929 - 1984)という、米国の作家・詩人、そして「霊媒(Psychic medium)」が、トランス状態で、Sethという、いわばあの世の存在(Entity)から、21年間にわたって得たもので、それらが全て「セスの資料(Seth Material)」として本になって出版され、この中に書かれている。「世界が、目的を持って創られたその初めから、そこに生まれるべき生物の分類表は出来ていた」というものです。
皆さんは、現代科学が「唯物論科学(Materialistic Science)」と呼ばれているのをご存知でしょう。この科学によると、我々の世界は、「Big Bangに始まり、宇宙の卵が形成され、次に、重力により物質が集まり、宇宙が生まれ、次に、宇宙の物質が重力により星を形成し、その星の一つが我々の太陽である。その太陽の3番目の惑星が地球であり、そこに最初の生命が誕生した。」
皆さんはご存知でしょう、科学者は、「我々人類は、星々の塵から生まれた」と言う。その意味は、生命を構成する元素のうち、生命の基礎となる「炭素(C)」のように、原子番号が5以上の元素は、Big Bangだけでは形成されない。これらの元素は、大きな質量を持つ「星」がその一生を終えて、「超新星爆発」を起こして崩壊するときに、超高温下での「核反応」によって生まれる。つまり、星々の塵は「超新星爆発」の塵である。
「我々人類は、星々の塵から生まれた」とは言うものの、現代科学は「生命の起源」を説明できていない。にもかかわらず、ダーウインは「進化論」を提案し、我々人類がどのようにして誕生したのかを説明したと主張する。
このように、現代科学は、説明出来ないことは、とりあえず「未解決問題」として残し、多分それは、このようだったのだろうとして、話を先に進めている。その未解決問題を順番に挙げてみよう。(1)まず、我々の宇宙の「物質」がどのようにして形成されたのかを説明できていない。つまり、Big Bang直後の空間で、二つの高エネギーの光子が衝突して、「粒子」とその「反粒子」を形成するが、これらの粒子は、再び結合して高エネギーの光子に戻ってしまう。しかし、これでは「物質」は形成されない。にもかかわらず、我々の物質世界は存在する。従って、物理学者は、「粒子」とその「反粒子」の「対生成」に際して、100億対に1個の割合で、「物質粒子」がその「反物質粒子」よりも多く残って、我々の「物質世界」は誕生したと説明する。しかし、その様な物理理論は未完成である。「100億対に1個の割合」で、あることが起こるとは、まさに「奇跡(miracle)」と言わねばならない。私の観点からは、これが現代科学における第一番目の「奇跡」である。(2)つぎに、皆さんは、「人間原理(Anthropic Principle)」という科学の言葉をご存知でしょう。これは、「物質宇宙」が誕生したとしても、その宇宙に「生命」が誕生するには、我々の科学理論が通用するような宇宙でなければならない(星々の寿命が数十億年以上あり、生命誕生の機会があるための条件の一つ)。しかし、Big Bangで誕生した宇宙が我々の宇宙のようである保証はない。つまり、我々の宇宙とは少し違った宇宙では、我々のような生命が誕生する保証はない、ということを科学者は知ってしまった。そして、ある科学者の推定によると、我々の宇宙のような「宇宙」が生まれる確率は、10^229に1の割合である。10^229とは、10の後ろに0が228個続く、ばかでかい数字である。つまり、我々の様な宇宙が生まれる確率は、実質的に「ゼロ」である。それが実現したのだから、これも「奇跡」である。(3)つぎに、この奇跡的な宇宙の「太陽」の「惑星地球」に「生命」が偶然に誕生する確率は、10^41,000に1である。10^41,000は10^229よりもばかでかい。つまり、「地球」に「生命」が偶然に誕生する確率は実質的に「ゼロ」である。にもかかわらず、我々がいるのだから、これも「奇跡」である。(4)我々はここまで3つの「奇跡」のおかげで存在している。いや違う。ここまでは、最初の「生命」誕生でしかない。この生命が、「進化」して、我々人類が生まれる進化の機構が説明できていない。DNAとGenome情報を知っている科学者の観点からは、ダーウインの進化論は、この機構を何も説明していない。これを説明しようとしている進化論生物学者の一人が、上で紹介したCarrollである。
つまり、最新の「唯物論科学」は、これらの4つの「未解決問題」を、未解決のまま残して、走っている。もしも、これらの中に一つでも間違いが有ったら、最新の「唯物論科学」は、ここで頓挫する。
それを科学者は、皆さんに説明せずに、走っている。私は茨城県東海村に住んでいる。東海村には、J-PARCと呼ばれる国立の実験施設があり、まさに「物質の起源」に関わる実験も行われていると、科学者は言う。今年の八月だったか、NHK-TVで、「太陽の子」という、日本でも有った「原爆開発研究」を紹介したドラマがあった。このドラマの最後に、東海村J-PARCの紹介がでてきた。ここでは、国民の納めた税金を使って実験が行われている。一人一人の科学者にしてみれば、それぞれの専門分野を研究しているのだから、自分が研究に関わらない一つに「間違い」があったとしても、それは私のエラーではないと言うだろう。私がここで皆さんに知ってほしいのは、その様な現状である。これらの4つに関して、私と「科学者」の認識は一致すると、私は確信している。異なるのは、「科学者」はこれらの問題はいずれ解決されると信じているが、私は信じていない、ことである。
私が信じない根拠は、先に述べた「Psychical Knowledge(心霊知識)」がこれらの「奇跡」が奇跡ではなく、当然の結果だと説明しているからである。物理学者は言う、物理学が説明できていない最後の問題は、「Consciousness(意識)」である。この意識の問題とは、哲学者の言う「hard problem of consciousness (意識の問題の難しい部分)」で、「主観意識」の発生に関わる問題である。脳科学者は、「意識」は「脳」の活動の結果として生じるもので、何の困難もないというが、「主観意識」がどのように発生するのかに関しては、説明が難しいとされている。
このように、「唯物論科学」では、Big Bangに始まって原子・分子生まれ、生命が誕生し、生命進化を経て現れた人類が、「意識」とは何か、その起源を説明しようとしている。
この道筋を全く逆向きにたどってみよう。まず、「意識」の単位、Unit of Consciousnessというものがある。この単位は、ちょうど、物質の単位(基)は、原子である、と昔考えられたのと同様の考えである。全ての物事の前に、「意識」の単位(これをCUと略記する)が存在した。CUは物理的存在ではない。これらのCU同士は結合してCUs (units of consciousness)となる。CUsには、膨張し、進化し、組織化する能力があり、目的と意図を持ち、創造性と存在の質を向上させようとする欲求を持っている。つまり、CUsは、目的を持って世界に現れ、その目的を果たした結果が、我々が存在している「世界」である。宇宙の誕生、その中の地球の誕生、地球上に生命が誕生したのも、全て、CUsの持つ目的性(teleology)に由来する。生命の誕生に先立って、どのような生物を生み出すかは、既に計画されていた。ダーウインの主張する「進化」によって種々の生物が現れたのではなく、最初から、「哺乳類、魚類、鳥類、人、爬虫類、植物種、その他」の生命を創造する計画があった。このなかで注意すべきは、哺乳類に属する「人」は、別格とされたことである。科学が教える「生物進化論」で、何故に「人」だけが、新聞を読み、言語を話すのかを説明することは、不可能だろう。ある科学者(Steven Pinker)は、「言語」は「自然選択」によって生まれた生命の「本能」、特に「人」の本能が生み出したものである、と説明するが、Noam Chomskyは、この考えに賛成しない。
もしも、このレビューを読んだ人で、この「Psychical Knowledge(心霊知識)」に興味のある方は、これらが詳細に書かれた本Ref. 2があるので、ご覧頂きたい。というわけで、この「Psychical Knowledge(心霊知識)」によると、何の「奇跡」も無しに、我々の世界が説明される。もちろん、我々は何度も「生まれ変わり」、我々は「魂」を持って、永遠不滅である。「人類文明」も永遠に記録される。
「唯物論科学」が予測する、宇宙の未来は、永遠に膨張し続けて、「熱的死」の状態に至るか、または、ある時点から宇宙は収縮に転じ、やがて「Big Crunch」を起こして、おし潰れるか、のいずれかである。しかし、天文学者は、それ以前に、我々の太陽は約50億年後に寿命が尽きると、赤色巨星となって、地球を呑み込むか、または、赤色巨星の熱で高温化し、地球上の生命は全滅する。いずれにせよ、地球上の生命誕生は、結果的には「無意味」である、と結論する。「Psychical Knowledge(心霊知識)」が教える未来とは全く異なっている。「以上」
Ref. 2: Roberts, Jane. (1997b). Dreams, “Evolution,” and Value Fulfillment, Vols. 1 & 2. San Rafael, CA: Amber-Allen Pub. (Originally published 1986, Prentice-Hall.)
Darwin「種の起源」への反論
二つ星
Darwin (1809 - 1882)は、1859年にこの本の初版を書いた。彼が第6版を出版したのは、1872年。その10年後に他界している。「適者生存」(H. Spencerの“survival of the fittest”)の言葉が現れたのは第5版からだという。私は、初版版の日本語訳(岩波書店、八杉龍一訳)と第6版の英語版Kindle版をamazonの無料版で購入した。部分読みしかしていない。Darwinは「適者生存」の言葉に関して、次のように書いている。「私が「自然選択(Natural Selection)」として表した原理は、Mr. Herbert Spencerがthe Survival of the Fittest (「適者生存」)としている方が正確な表現かも知れない。」(Chap. 3 Struggle for Existence / 1.)
私がここに手を煩わして「反論」を書くのは、160年も昔の古典が、今もその理論が正しいものとして世の中に居座っていることに対して、誰も反論を書かない「生物学者」への不満の表現である。もう一つは「適者生存」の考えが「弱肉強食」となり、これが、「核兵器開発競争」を正当化し、現在に至っていることへの「憤慨」である。
さて、本書に対して、2星以下の評価をつけた読者は、しばしば、その理由の一つは、小さな進化の積み重ねが、何故に、新しい種の発生につながるのかに関するダーウインの説明に納得できない、というものだろう。
その様な疑問は、現代分子生物学に基づく進化論者も持っている。Evo-Devo biologist Sean Carrollは、ダーウイン信奉者と言われているが、次のような考えでいるようだ。地球上の「水たまり」に初めて生まれた単細胞生命があったと仮定して、どのようにして、種々の形の生物に進化したのかを説明するのが進化論者の仕事なのだが、それはとてつもなく困難な仕事である。
昔は、生物進化を説明するのに、Noam Chomskyの言葉を借りると「20通りにも書ける物語」を書くようなものだったが、しかし、生物の遺伝子情報(Genome)が知られている現在では、その物語を、Genomeを用いて説明しなければならない。「一体どのような過程で、巨大な恐竜から、小さな蝶蝶の羽の美しい丸いスポットまで描く生命が生まれてくるのか、そんなことを説明するのは、果てしのない仕事である」と言って、Carrollは嘆く。Carrollは、自分自身の研究経験から、Genomeから進化論を展開する上での困難を、DNAの中には「dark matter」があるのだろうかと言って、現代宇宙論で大問題として問われている、「“dark matter” and “dark energy”」に模している。彼は本(Ref. 1)の終わりを、次のように閉じている:
「我々は、生物学を深く知れば知るほど、それらから学べることとその喜びが少ないという、何とも悲劇的な皮肉に突き当たる(Ref.1: 306)」
Ref. 1: Carroll, S. B. (2005). Endless Forms Most Beautiful: The New Science of Evo Devo and the Making of the Animal Kingdom. London, UK: Quercus.
仮に、Darwinの言う「Tree of Life」の様なものがあるとし、その枝分かれで種々の「種」の発生を表現するとして、これをその枝に関係する種のGenomeを基に説明することは、絶望的に難しいと言うのが、現時点の分子生物学者の見解のようである。Carrollは、これをDNAの中にdark matterがあって、それを見つければ説明が出来るのかも知れない、としているのだろう。
さて、すべての「種」は初めから在ったとする考えがあり、それは、まさに旧約聖書の「創世記」に書かれた、「神」による「種」の創造である、と誰かがレビューに書いている。その様な考え/知識が、「創世記」が書かれるよりも遙かに昔からあったことを皆さんはご存知だろうか?
私はこの「知識」を「Psychical Knowledge(心霊知識)」と呼ぶ。この知識は、Jane Roberts (1929 - 1984)という、米国の作家・詩人、そして「霊媒(Psychic medium)」が、トランス状態で、Sethという、いわばあの世の存在(Entity)から、21年間にわたって得たもので、それらが全て「セスの資料(Seth Material)」として本になって出版され、この中に書かれている。「世界が、目的を持って創られたその初めから、そこに生まれるべき生物の分類表は出来ていた」というものです。
皆さんは、現代科学が「唯物論科学(Materialistic Science)」と呼ばれているのをご存知でしょう。この科学によると、我々の世界は、「Big Bangに始まり、宇宙の卵が形成され、次に、重力により物質が集まり、宇宙が生まれ、次に、宇宙の物質が重力により星を形成し、その星の一つが我々の太陽である。その太陽の3番目の惑星が地球であり、そこに最初の生命が誕生した。」
皆さんはご存知でしょう、科学者は、「我々人類は、星々の塵から生まれた」と言う。その意味は、生命を構成する元素のうち、生命の基礎となる「炭素(C)」のように、原子番号が5以上の元素は、Big Bangだけでは形成されない。これらの元素は、大きな質量を持つ「星」がその一生を終えて、「超新星爆発」を起こして崩壊するときに、超高温下での「核反応」によって生まれる。つまり、星々の塵は「超新星爆発」の塵である。
「我々人類は、星々の塵から生まれた」とは言うものの、現代科学は「生命の起源」を説明できていない。にもかかわらず、ダーウインは「進化論」を提案し、我々人類がどのようにして誕生したのかを説明したと主張する。
このように、現代科学は、説明出来ないことは、とりあえず「未解決問題」として残し、多分それは、このようだったのだろうとして、話を先に進めている。その未解決問題を順番に挙げてみよう。(1)まず、我々の宇宙の「物質」がどのようにして形成されたのかを説明できていない。つまり、Big Bang直後の空間で、二つの高エネギーの光子が衝突して、「粒子」とその「反粒子」を形成するが、これらの粒子は、再び結合して高エネギーの光子に戻ってしまう。しかし、これでは「物質」は形成されない。にもかかわらず、我々の物質世界は存在する。従って、物理学者は、「粒子」とその「反粒子」の「対生成」に際して、100億対に1個の割合で、「物質粒子」がその「反物質粒子」よりも多く残って、我々の「物質世界」は誕生したと説明する。しかし、その様な物理理論は未完成である。「100億対に1個の割合」で、あることが起こるとは、まさに「奇跡(miracle)」と言わねばならない。私の観点からは、これが現代科学における第一番目の「奇跡」である。(2)つぎに、皆さんは、「人間原理(Anthropic Principle)」という科学の言葉をご存知でしょう。これは、「物質宇宙」が誕生したとしても、その宇宙に「生命」が誕生するには、我々の科学理論が通用するような宇宙でなければならない(星々の寿命が数十億年以上あり、生命誕生の機会があるための条件の一つ)。しかし、Big Bangで誕生した宇宙が我々の宇宙のようである保証はない。つまり、我々の宇宙とは少し違った宇宙では、我々のような生命が誕生する保証はない、ということを科学者は知ってしまった。そして、ある科学者の推定によると、我々の宇宙のような「宇宙」が生まれる確率は、10^229に1の割合である。10^229とは、10の後ろに0が228個続く、ばかでかい数字である。つまり、我々の様な宇宙が生まれる確率は、実質的に「ゼロ」である。それが実現したのだから、これも「奇跡」である。(3)つぎに、この奇跡的な宇宙の「太陽」の「惑星地球」に「生命」が偶然に誕生する確率は、10^41,000に1である。10^41,000は10^229よりもばかでかい。つまり、「地球」に「生命」が偶然に誕生する確率は実質的に「ゼロ」である。にもかかわらず、我々がいるのだから、これも「奇跡」である。(4)我々はここまで3つの「奇跡」のおかげで存在している。いや違う。ここまでは、最初の「生命」誕生でしかない。この生命が、「進化」して、我々人類が生まれる進化の機構が説明できていない。DNAとGenome情報を知っている科学者の観点からは、ダーウインの進化論は、この機構を何も説明していない。これを説明しようとしている進化論生物学者の一人が、上で紹介したCarrollである。
つまり、最新の「唯物論科学」は、これらの4つの「未解決問題」を、未解決のまま残して、走っている。もしも、これらの中に一つでも間違いが有ったら、最新の「唯物論科学」は、ここで頓挫する。
それを科学者は、皆さんに説明せずに、走っている。私は茨城県東海村に住んでいる。東海村には、J-PARCと呼ばれる国立の実験施設があり、まさに「物質の起源」に関わる実験も行われていると、科学者は言う。今年の八月だったか、NHK-TVで、「太陽の子」という、日本でも有った「原爆開発研究」を紹介したドラマがあった。このドラマの最後に、東海村J-PARCの紹介がでてきた。ここでは、国民の納めた税金を使って実験が行われている。一人一人の科学者にしてみれば、それぞれの専門分野を研究しているのだから、自分が研究に関わらない一つに「間違い」があったとしても、それは私のエラーではないと言うだろう。私がここで皆さんに知ってほしいのは、その様な現状である。これらの4つに関して、私と「科学者」の認識は一致すると、私は確信している。異なるのは、「科学者」はこれらの問題はいずれ解決されると信じているが、私は信じていない、ことである。
私が信じない根拠は、先に述べた「Psychical Knowledge(心霊知識)」がこれらの「奇跡」が奇跡ではなく、当然の結果だと説明しているからである。物理学者は言う、物理学が説明できていない最後の問題は、「Consciousness(意識)」である。この意識の問題とは、哲学者の言う「hard problem of consciousness (意識の問題の難しい部分)」で、「主観意識」の発生に関わる問題である。脳科学者は、「意識」は「脳」の活動の結果として生じるもので、何の困難もないというが、「主観意識」がどのように発生するのかに関しては、説明が難しいとされている。
このように、「唯物論科学」では、Big Bangに始まって原子・分子生まれ、生命が誕生し、生命進化を経て現れた人類が、「意識」とは何か、その起源を説明しようとしている。
この道筋を全く逆向きにたどってみよう。まず、「意識」の単位、Unit of Consciousnessというものがある。この単位は、ちょうど、物質の単位(基)は、原子である、と昔考えられたのと同様の考えである。全ての物事の前に、「意識」の単位(これをCUと略記する)が存在した。CUは物理的存在ではない。これらのCU同士は結合してCUs (units of consciousness)となる。CUsには、膨張し、進化し、組織化する能力があり、目的と意図を持ち、創造性と存在の質を向上させようとする欲求を持っている。つまり、CUsは、目的を持って世界に現れ、その目的を果たした結果が、我々が存在している「世界」である。宇宙の誕生、その中の地球の誕生、地球上に生命が誕生したのも、全て、CUsの持つ目的性(teleology)に由来する。生命の誕生に先立って、どのような生物を生み出すかは、既に計画されていた。ダーウインの主張する「進化」によって種々の生物が現れたのではなく、最初から、「哺乳類、魚類、鳥類、人、爬虫類、植物種、その他」の生命を創造する計画があった。このなかで注意すべきは、哺乳類に属する「人」は、別格とされたことである。科学が教える「生物進化論」で、何故に「人」だけが、新聞を読み、言語を話すのかを説明することは、不可能だろう。ある科学者(Steven Pinker)は、「言語」は「自然選択」によって生まれた生命の「本能」、特に「人」の本能が生み出したものである、と説明するが、Noam Chomskyは、この考えに賛成しない。
もしも、このレビューを読んだ人で、この「Psychical Knowledge(心霊知識)」に興味のある方は、これらが詳細に書かれた本Ref. 2があるので、ご覧頂きたい。というわけで、この「Psychical Knowledge(心霊知識)」によると、何の「奇跡」も無しに、我々の世界が説明される。もちろん、我々は何度も「生まれ変わり」、我々は「魂」を持って、永遠不滅である。「人類文明」も永遠に記録される。
「唯物論科学」が予測する、宇宙の未来は、永遠に膨張し続けて、「熱的死」の状態に至るか、または、ある時点から宇宙は収縮に転じ、やがて「Big Crunch」を起こして、おし潰れるか、のいずれかである。しかし、天文学者は、それ以前に、我々の太陽は約50億年後に寿命が尽きると、赤色巨星となって、地球を呑み込むか、または、赤色巨星の熱で高温化し、地球上の生命は全滅する。いずれにせよ、地球上の生命誕生は、結果的には「無意味」である、と結論する。「Psychical Knowledge(心霊知識)」が教える未来とは全く異なっている。「以上」
Ref. 2: Roberts, Jane. (1997b). Dreams, “Evolution,” and Value Fulfillment, Vols. 1 & 2. San Rafael, CA: Amber-Allen Pub. (Originally published 1986, Prentice-Hall.)
2019年10月24日に日本でレビュー済み
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如何せん訳文が難解である。岩波びいきの私でも引いてしまう。光文社古典新訳文庫の『種の起源』の方が数倍読み易く思われる。
2017年11月30日に日本でレビュー済み
進化論を提唱した、ダーウィンの名著。
彼の文章は中々回りくどく、難解であった。
ただ一つ言いたいのは、彼は「創造論者」を避難してはいるが、決して「キリスト教」を攻撃してはいない。
彼が進化論の根拠とするのは、「今知られている動物が、絶滅した動物に比べて少数であることを考えれば、少しずつあゆみがあったと考えるのが当然である。自然は多様性を浪費するが、改革は節約する。自然は飛躍しない。」と述べる。
また古代ギリシャのアリストテレスの著書「自然学」において、自然選択の原理の萌芽を見て取ることができるとする。それは「例えば歯が噛み切るように、または草をすりつぶすようにできているのは、そのために造られたのではなく、結果である。あらゆる器官がそのためにできているように見えるのは、内在的な変化の結果である。」としたところである。これについては、自然選択ではないよねとダーウィンは云っている。
とにかく、完全に理解するには至っていない。下巻もあるのだが、光文社古典新訳文庫からも出ているし、合わせて読んでみたい。
彼の文章は中々回りくどく、難解であった。
ただ一つ言いたいのは、彼は「創造論者」を避難してはいるが、決して「キリスト教」を攻撃してはいない。
彼が進化論の根拠とするのは、「今知られている動物が、絶滅した動物に比べて少数であることを考えれば、少しずつあゆみがあったと考えるのが当然である。自然は多様性を浪費するが、改革は節約する。自然は飛躍しない。」と述べる。
また古代ギリシャのアリストテレスの著書「自然学」において、自然選択の原理の萌芽を見て取ることができるとする。それは「例えば歯が噛み切るように、または草をすりつぶすようにできているのは、そのために造られたのではなく、結果である。あらゆる器官がそのためにできているように見えるのは、内在的な変化の結果である。」としたところである。これについては、自然選択ではないよねとダーウィンは云っている。
とにかく、完全に理解するには至っていない。下巻もあるのだが、光文社古典新訳文庫からも出ているし、合わせて読んでみたい。
2012年3月12日に日本でレビュー済み
30過ぎになりようやくこの本を手にとりました。
進化論については世間でよく耳にしましたが
実際にはダーウィンの思考がどのようにまとまり
進化論ができたのかは理解しておりませんでした。
この本を読むことにより、いかにダーウィンが粘り強く
時間をかけて理論を作り上げていったかがわかります。
膨大な量の科学的な実証、同時代に生きる多く生物学者の
実験等を参考比較して理論を導いています。
生物学の事前知識があればもう少し深く著書を理解できた
知れませんが、ダーウィンの情熱や自分が信じた道を
突き進む、愚直さを感じ取ることができました。
これから下巻にも取り組みたいと思います。
進化論については世間でよく耳にしましたが
実際にはダーウィンの思考がどのようにまとまり
進化論ができたのかは理解しておりませんでした。
この本を読むことにより、いかにダーウィンが粘り強く
時間をかけて理論を作り上げていったかがわかります。
膨大な量の科学的な実証、同時代に生きる多く生物学者の
実験等を参考比較して理論を導いています。
生物学の事前知識があればもう少し深く著書を理解できた
知れませんが、ダーウィンの情熱や自分が信じた道を
突き進む、愚直さを感じ取ることができました。
これから下巻にも取り組みたいと思います。
2012年7月9日に日本でレビュー済み
この本を最初読んだ時は、ほとんど分からなかった。
いったいダーウインはなにをくどくどと言い訳しているのだと、
思ったりした。
この疑問は、自分が日本人で、キリスト教なんか全くしらない
からなんだ、と今は思っている。でもそれが分かっても、やっぱり
何度読んでもよく理解できたとは思えない。
他の訳書も読んでみようと思っている。
訳者はルイセンコ学説の信奉者だということを
知ったからである。
とはいえ自分がこの本をよく理解できないのは
訳者がそうだからという訳ではない。
蛇足だけど、進化論についてはグールドやドーキンス
の本に大変お世話になった。
いったいダーウインはなにをくどくどと言い訳しているのだと、
思ったりした。
この疑問は、自分が日本人で、キリスト教なんか全くしらない
からなんだ、と今は思っている。でもそれが分かっても、やっぱり
何度読んでもよく理解できたとは思えない。
他の訳書も読んでみようと思っている。
訳者はルイセンコ学説の信奉者だということを
知ったからである。
とはいえ自分がこの本をよく理解できないのは
訳者がそうだからという訳ではない。
蛇足だけど、進化論についてはグールドやドーキンス
の本に大変お世話になった。