興味を惹き、わかりやすそうな書名だけれど、素人が理解するにはムズカシイ本かなと思う。
研究所主催の講演をベースにしたものだそうなので、それはまあ、そうですよね。
わからないなりに、ワクワクはします。
これまで読んだ初心者向け科学書に書いてあったことを思い出させたり、アジアな感じの考えだったり、基本的なことをしっかり伝えていたり、思考の進み方だったり、投げ出さずに読めば面白い本、かもしれません。
ただ、今からすると、少々翻訳が読みづらいところがあるので、新訳が出ればなあ、などとも思います。
それにしても、訳者あとがきで性愛について語られるとは思ってもみなかった。
なんだよ、これー、と思いつつ、読み進めると結構興味深く、なんとなくシュレディンガー理解にも繋がったような気がする。
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生命とは何か: 物理的にみた生細胞 (岩波文庫 青 946-1) 文庫 – 2008/5/16
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量子力学を創始し、原子物理学の基礎を築いた人が追究した生命の本質とは? 本書は分子生物学の生みの親となった20世紀の名著である。生物現象ことに遺伝のしくみと染色体行動における物質の構造と法則を物理学と化学で説明し、生物における意義を究明する。負のエントロピー論や終章の哲学観など今も議論を呼ぶ科学の古典。
目次
まえがき
第一章 この問題に対して古典物理学者はどう近づくか?
第二章 遺伝のしくみ
第三章 突然変異
第四章 量子力学によりはじめて明らかにされること
第五章 デルブリュックの模型の検討と吟味
第六章 秩序、無秩序、エントロピー
第七章 生命は物理学の法則に支配されているか?
エピローグ 決定論と自由意思について
岩波新書版(一九七五年)への訳者あとがき
二一世紀前半の読者にとっての本書の意義 ──岩波文庫への収録(二〇〇八年)に際しての訳者あとがき
目次
まえがき
第一章 この問題に対して古典物理学者はどう近づくか?
第二章 遺伝のしくみ
第三章 突然変異
第四章 量子力学によりはじめて明らかにされること
第五章 デルブリュックの模型の検討と吟味
第六章 秩序、無秩序、エントロピー
第七章 生命は物理学の法則に支配されているか?
エピローグ 決定論と自由意思について
岩波新書版(一九七五年)への訳者あとがき
二一世紀前半の読者にとっての本書の意義 ──岩波文庫への収録(二〇〇八年)に際しての訳者あとがき
- ISBN-104003394615
- ISBN-13978-4003394618
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/5/16
- 言語日本語
- 寸法1.3 x 10.5 x 14.8 cm
- 本の長さ220ページ
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- ISBN-10 : 4003394615
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なお、負の科学史の一環として
鎮目恭夫氏による訳者あとがきで、ルイセンコ論争に触れている点は、科学の世界に生きる者として公正な態度であると言えるでしょう。
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2023年6月21日に日本でレビュー済み
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2022年9月13日に日本でレビュー済み
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同じタイトルの本と間違う
2022年10月19日に日本でレビュー済み
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こんな以前から私が 疑問に思っていた事が、研究されていた!
2022年6月29日に日本でレビュー済み
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最先端で書かれた本があります。この本もその一つ。80年近く経っても色あせない。素晴らしい論考が此処にありました。
2024年2月6日に日本でレビュー済み
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1943年の公開連続講演をもとにしたものであり、口述的な記載である。
副題の「物理的にみた生細胞」こそ講演内容について表しているものであり、「生命とは何か」を本書をもってして読み解くことはできない。どちらかといえば「シュレディンガー先生は、1943年段階で、生物学者ではなく、物理学者として、どのように生物をみているのだろうか?」というワクワクした気持ちで講演を聞いているようなふうに読むといいかもしれない。
1953年、分子生物学が生まれるわけだが、その10年前に講演されていたということを「岩波新書版への訳者あとがき」によって補完されている。つまり、シュレディンガー先生の講演(および本書)はとっくに役目を終えたものであり、当時の回想録に付き合っているくらいの感覚がぴったりなのだろう。
「21世紀前半の読者にとっての本書の意義」も重厚な言葉だ。
ただ、私が思う本書の意義は「シュレディンガー先生の息遣いを感じること」に過ぎない。
副題の「物理的にみた生細胞」こそ講演内容について表しているものであり、「生命とは何か」を本書をもってして読み解くことはできない。どちらかといえば「シュレディンガー先生は、1943年段階で、生物学者ではなく、物理学者として、どのように生物をみているのだろうか?」というワクワクした気持ちで講演を聞いているようなふうに読むといいかもしれない。
1953年、分子生物学が生まれるわけだが、その10年前に講演されていたということを「岩波新書版への訳者あとがき」によって補完されている。つまり、シュレディンガー先生の講演(および本書)はとっくに役目を終えたものであり、当時の回想録に付き合っているくらいの感覚がぴったりなのだろう。
「21世紀前半の読者にとっての本書の意義」も重厚な言葉だ。
ただ、私が思う本書の意義は「シュレディンガー先生の息遣いを感じること」に過ぎない。
2022年1月13日に日本でレビュー済み
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よくわからなかった。よっぽど作者と感覚が近くないと理解するのは難しそうだと思った
2021年11月3日に日本でレビュー済み
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文系のわたしにはお手上げの本でした。