昔買ってあったので再読した。無宗教ですと答える
人の多いこの国の人間にとって、生活のすべてを律する
ヒンズーやイスラーム圏を理解するのは難しい。
コーランの文言は不変だが、人は世俗的な諸関係の中で
生きるので、著者のいうシンクレティズムの生成過程も
わかる。水と油の宿命的「宗教対立」などという
表層的理解ではなく、動的に生成されていく南アジアの
文化圏理解、特に世界一の人口大国の理解には必須の
古典なのかな?とシロートながら思った。
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ヒンドゥー教とイスラム教: 南アジア史における宗教と社会 (岩波新書 黄版 8) 新書 – 1977/5/20
荒 松雄
(著)
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- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1977/5/20
- ISBN-104004200083
- ISBN-13978-4004200086
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1977/5/20)
- 発売日 : 1977/5/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 225ページ
- ISBN-10 : 4004200083
- ISBN-13 : 978-4004200086
- Amazon 売れ筋ランキング: - 706,445位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
複数の著作を拝読させて頂きました。
この作品にも期待して読み始めました。
私には少し…
”この件を説明する余裕はありませんが…”
”この件は、xx氏のxxという書籍に記載されています”
などが多く、”入口”を目指した書籍だと感じました。
また、具体的な話よりも、概念的な話が多く、
私には、理解し辛いと感じました。
他の作品を読みます。
この作品にも期待して読み始めました。
私には少し…
”この件を説明する余裕はありませんが…”
”この件は、xx氏のxxという書籍に記載されています”
などが多く、”入口”を目指した書籍だと感じました。
また、具体的な話よりも、概念的な話が多く、
私には、理解し辛いと感じました。
他の作品を読みます。
2018年1月2日に日本でレビュー済み
南アジアでのイスラム王朝は人口的に多数を占めるヒンドゥー教徒達に改宗を強制しなかったこと、ヒンドゥー側の支配層も唯我独尊でムスリムの支配者に反抗的な態度を取らないことが多く、結果的に両方の世界宗教の共存が歴史的になされていたことが本書では指摘されている。また、史的な文献資料が残っていないものの、文字を操れない一般庶民にとっては、恐らく両方の宗教において神秘主義的な教派が最も人気があり、教義・哲学上の違いは余り関心を持たれなかったのではないかという仮説も興味深い。ただ、この仮説は証明のしようがない話なので、星は一つ削った。
70年代に書かれた本だが、未だ緊張関係にある印パ関係が単なる宗教上の争いとして理解されがちであることは、今も変わりない。この一点において、本書は今も有効な一冊だと思う。
70年代に書かれた本だが、未だ緊張関係にある印パ関係が単なる宗教上の争いとして理解されがちであることは、今も変わりない。この一点において、本書は今も有効な一冊だと思う。
2011年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
我々のような、ヒンズー教よもイスラム教とも普段接触のない者にとっては、時折発生するインドとパキスタンとの紛争は、典型的な国境紛争の一つなのか、或いは宗教対立を含んだものなのかということである。 また、1947年8月15日、インドとパキスタンが宗教を理由に分離独立せざるをえなかった背景も、宗教の教義上の対立だったのか、あるいはネルーとジンナーとの権力闘争だったのかという点も然り、わかりにくい。 これらは、インドに3年間駐在し、一般の日本人に比べ、ヒンズーでもイスラムでも身近に接する機会があった私のような者にとっても、非常にわかりにくい。
本書の題名からして、こういった問題意識、疑問を解決するヒントを与えてくれるかと思い読んだが、一向に解は示されていなかった。
本書の題名からして、こういった問題意識、疑問を解決するヒントを与えてくれるかと思い読んだが、一向に解は示されていなかった。