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イスラームの日常世界 (岩波新書 新赤版 154) 新書 – 1991/1/21
片倉 もとこ
(著)
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イスラームは,いまや第三世界にとどまらず地球的規模に広がっている.その世界観が,幅広い世代にわたって,十億もの人びとの心をひきつけるのはなぜか.長年,世界各地の実情を見てきた著者が,生活体系としてのイスラームを,断食,礼拝,巡礼などの基本的な生活習慣や,結婚・職業観などから語り,その真髄を解き明かす.
- ISBN-104004301548
- ISBN-13978-4004301547
- 出版社岩波書店
- 発売日1991/1/21
- 言語日本語
- 本の長さ227ページ
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1991/1/21)
- 発売日 : 1991/1/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 227ページ
- ISBN-10 : 4004301548
- ISBN-13 : 978-4004301547
- Amazon 売れ筋ランキング: - 281,845位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 1,079位宗教入門 (本)
- - 1,344位岩波新書
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2016年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラムというより、片倉もとこさんのイスラムにふれて、それで、千夜一夜物語のDVDを買ってしまいました。片倉もとこさんに感謝してます。
2007年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラム社会が少し身近になった気がします。それにしても、著者はなぜムスリムにならず、異教徒のままなのか不思議に思いました。もしかするとクリスチャンなのかもしれません。
いろいろな女性の描写がありましたが、その多くはイスラム圏の社会のほんの上澄みの人たちで、例外的な金持ちの娘や奥さん。だからこそ300キロも車を飛ばして医者に通ったり、何度も結婚、離婚ができるのです。「これがイスラム文化。それがイスラム社会では普通」と誤解するような余地を残さず、ちゃんとお金の恩恵による、お金持ちの例、ということを書いてほしかったです。
また、国名や地域名がはっきりしないところが多かったように思います。
でも、全体としてはいい本です。
いろいろな女性の描写がありましたが、その多くはイスラム圏の社会のほんの上澄みの人たちで、例外的な金持ちの娘や奥さん。だからこそ300キロも車を飛ばして医者に通ったり、何度も結婚、離婚ができるのです。「これがイスラム文化。それがイスラム社会では普通」と誤解するような余地を残さず、ちゃんとお金の恩恵による、お金持ちの例、ということを書いてほしかったです。
また、国名や地域名がはっきりしないところが多かったように思います。
でも、全体としてはいい本です。
2019年3月8日に日本でレビュー済み
この本はかなり前に読んだ。イスラムの国々は、経済効率よりも信仰が何よりも優先され、1日5回のお祈り、ラマダーンと言われる、1ヶ月間の断食月など、あたかもイスラムの市民みんなが修行僧であるかのような日常生活。実際、ラマダーンの期間中は仕事の効率が著しく落ちるらしい。
でも、そんなことはお構いなし、あくまで信仰が大事であり、経済合理性など二の次、というスタンス。この点だけを取り上げても、イスラムの国々は、経済最優先の日本とはそもそも根本思想が異なることを思い知らされる。
かなり前に読んだ本書だが、今でも脳裏に焼き付いているのが、「性弱説」という考え方。
以前から、なぜイスラムの女性は全身を布で覆い、髪にはベールを被り、顔すらも薄衣で隠し、徹底して肌の露出を避けているのか、その理由が分からなかった。少々長いが、本書から抜粋する。
「人間が弱い存在であることを、いさぎよく認める。人間は、本来悪でも善でもないが、弱い存在ではある。したがって誘惑にまけやすくなるような状況をつくらないことにする。不特定多数の男女が肌をみせて接触していると、弱い人間のこと、乱れるにきまっているから、男も女も、手首、足首までの長い衣服をつけることにする。性的誘惑に対しては、男は、とくに弱いから、女は、髪の毛もおおう「ベール」をつけて、弱き男性をまどわさないように協力する」。
日本では女性はおしゃれを楽しむもの、そして、そのおしゃれや魅力を他人に見せることは「当然の」自由であり、輝きのある髪の毛をなびかせ、ミニスカートやホットパンツできれいな脚を露出して街を闊歩するのは女性の「当然の」自己表現である、それに惑わされて痴漢行為をするような男こそゲスで卑劣な女の敵、社会から排除すべき存在、と断じられる。
私は決して、痴漢や強制わいせつを容認するものではないが、日本は、上記のイスラムの「性弱説」の考え方とはまったく相容れない考え方の国であることにいささかの違和感を感じている。ハロウィンで混雑する夜の渋谷で痴漢に遭ったと訴える女性のニュースを聞いたが、ますますイスラムの「性弱説」は一種の人間の叡智ではないかと思う今日この頃である。
でも、そんなことはお構いなし、あくまで信仰が大事であり、経済合理性など二の次、というスタンス。この点だけを取り上げても、イスラムの国々は、経済最優先の日本とはそもそも根本思想が異なることを思い知らされる。
かなり前に読んだ本書だが、今でも脳裏に焼き付いているのが、「性弱説」という考え方。
以前から、なぜイスラムの女性は全身を布で覆い、髪にはベールを被り、顔すらも薄衣で隠し、徹底して肌の露出を避けているのか、その理由が分からなかった。少々長いが、本書から抜粋する。
「人間が弱い存在であることを、いさぎよく認める。人間は、本来悪でも善でもないが、弱い存在ではある。したがって誘惑にまけやすくなるような状況をつくらないことにする。不特定多数の男女が肌をみせて接触していると、弱い人間のこと、乱れるにきまっているから、男も女も、手首、足首までの長い衣服をつけることにする。性的誘惑に対しては、男は、とくに弱いから、女は、髪の毛もおおう「ベール」をつけて、弱き男性をまどわさないように協力する」。
日本では女性はおしゃれを楽しむもの、そして、そのおしゃれや魅力を他人に見せることは「当然の」自由であり、輝きのある髪の毛をなびかせ、ミニスカートやホットパンツできれいな脚を露出して街を闊歩するのは女性の「当然の」自己表現である、それに惑わされて痴漢行為をするような男こそゲスで卑劣な女の敵、社会から排除すべき存在、と断じられる。
私は決して、痴漢や強制わいせつを容認するものではないが、日本は、上記のイスラムの「性弱説」の考え方とはまったく相容れない考え方の国であることにいささかの違和感を感じている。ハロウィンで混雑する夜の渋谷で痴漢に遭ったと訴える女性のニュースを聞いたが、ますますイスラムの「性弱説」は一種の人間の叡智ではないかと思う今日この頃である。
2016年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
エッセイみたいな感じでイスラムの日常を描いている本。
自分が西欧中心の世界観に浸かっていることを気付かされた。あぁ、こちらから見ると、こんな風なんだと思った。
イスラム入門にはとても良い一冊。
新書だけど、平易な日本語と柔らかいタッチで、さらっと読める。
読後は、ゆったりとしたドキュメンタリーを見た気分になった。
また読みたいな。
自分が西欧中心の世界観に浸かっていることを気付かされた。あぁ、こちらから見ると、こんな風なんだと思った。
イスラム入門にはとても良い一冊。
新書だけど、平易な日本語と柔らかいタッチで、さらっと読める。
読後は、ゆったりとしたドキュメンタリーを見た気分になった。
また読みたいな。
2006年5月16日に日本でレビュー済み
一般的に日本のイスラム関係の著書は、イスラム世界を無条件に礼賛し、返す刀で非イスラム世界を斬ると言う類が殆どです。この本はその愚本の典型。この手の護教論者は往々にして、「異なる価値観を認め、対話と共存の道を」などとお題目のように唱えます。しかし、イスラム世界を普遍的と決め付けて、非イスラム世界のみを一方的にあげつらうやり方は「対話」ではなく、反発や亀裂を呼び起こすものでしかありません。
護教論者に共通する「反西洋」姿勢は、本書でも終始貫かれています。弱者切捨てやら自然破壊やらと西洋を侮辱する一方、イスラム世界を自然や弱者に優しい社会と礼賛する。批判される諸問題は、全て欧米の偏見と切り捨てる。女性に関する記述は詭弁の典型ですが、イスラム世界停滞の主要因として、女性の社会進出の遅れと識字率の低さが指摘され続けているのは紛れもない事実です。名誉殺人で犠牲になる年間数千人のムスリム女性のことも、当然本書では記されません。少数派の差別も、「区別」などと強弁する。イランが心のたっぷりある社会などというのはお笑いです。著者がインタビューした女性は、宗教省の役人。このような人物の話を元に多文化社会云々と唱える姿勢は、研究者として不誠実極まりない。著者は冒頭で客観的姿勢を放棄しているので、偏った思い入れが延々続くのは無理ないですが、共産圏を礼賛した進歩的文化人同様、予め客観性を放棄すれば、事実の歪曲や一面的な解釈がいくらでも可能になるようです。
と言う訳で本書の内容は護教論の域を少しも抜け出ず、終始極めて雑ですが、断食や祈りの記述の一部は、在日ムスリムと交流する際に僅かながら参考になったので、その点のみ評価します。ただ重要なのは、他者に寛容になり、異なる文化や価値観を尊重すべきなのが、私たち非イスラム側の人間だけなのかと言うことなのですが。
護教論者に共通する「反西洋」姿勢は、本書でも終始貫かれています。弱者切捨てやら自然破壊やらと西洋を侮辱する一方、イスラム世界を自然や弱者に優しい社会と礼賛する。批判される諸問題は、全て欧米の偏見と切り捨てる。女性に関する記述は詭弁の典型ですが、イスラム世界停滞の主要因として、女性の社会進出の遅れと識字率の低さが指摘され続けているのは紛れもない事実です。名誉殺人で犠牲になる年間数千人のムスリム女性のことも、当然本書では記されません。少数派の差別も、「区別」などと強弁する。イランが心のたっぷりある社会などというのはお笑いです。著者がインタビューした女性は、宗教省の役人。このような人物の話を元に多文化社会云々と唱える姿勢は、研究者として不誠実極まりない。著者は冒頭で客観的姿勢を放棄しているので、偏った思い入れが延々続くのは無理ないですが、共産圏を礼賛した進歩的文化人同様、予め客観性を放棄すれば、事実の歪曲や一面的な解釈がいくらでも可能になるようです。
と言う訳で本書の内容は護教論の域を少しも抜け出ず、終始極めて雑ですが、断食や祈りの記述の一部は、在日ムスリムと交流する際に僅かながら参考になったので、その点のみ評価します。ただ重要なのは、他者に寛容になり、異なる文化や価値観を尊重すべきなのが、私たち非イスラム側の人間だけなのかと言うことなのですが。
2005年6月13日に日本でレビュー済み
未だ日本人の多くは「イスラーム」を誤解している。連日のように取り沙汰されるテロ行為は、イスラームを暴力的で粗野な存在へと看過させる。しかしそれは極一部の原理主義者が行っていることで、真の「イスラーム」の姿では決してない。本書はそんな非日常的側面からではなく、より一般的側面からアプローチしたイスラーム入門書である。
イスラームの文化は日本人にも受け入れやすい一面を持つ。子どもたちにお年玉を与える伝統文化や、出会いを大事にする一期一会といった道徳的文化である。この他にも西洋的価値観とは一線を画し、独自に培ったイスラーム的価値観が仔細に語られている。著者が言及しているように価値観は文化の数だけ、また人の数だけ存在する。新しい価値観を目の当たりにした時、驚く反面、また好奇心をそそられる。そんな出会いをさせてくれる一著だ。
新書という限られたスペースの中で、見事に草の根レベルのイスラーム社会を描き出している点が大変興味深かった。入門書であると同時に、初めてイスラーム圏へ旅行する際のガイドブックとしても大いに役立つはずである。イスラームの日常を知るには打って付けの逸品だ。
イスラームの文化は日本人にも受け入れやすい一面を持つ。子どもたちにお年玉を与える伝統文化や、出会いを大事にする一期一会といった道徳的文化である。この他にも西洋的価値観とは一線を画し、独自に培ったイスラーム的価値観が仔細に語られている。著者が言及しているように価値観は文化の数だけ、また人の数だけ存在する。新しい価値観を目の当たりにした時、驚く反面、また好奇心をそそられる。そんな出会いをさせてくれる一著だ。
新書という限られたスペースの中で、見事に草の根レベルのイスラーム社会を描き出している点が大変興味深かった。入門書であると同時に、初めてイスラーム圏へ旅行する際のガイドブックとしても大いに役立つはずである。イスラームの日常を知るには打って付けの逸品だ。
2003年10月16日に日本でレビュー済み
イスラームに関する良著です。
悪名高い「イン・シャー・アッラー(神の意志あらば)」、タイミングや場所など他人におかまいなく行なっているかのように見えるお祈り、女性抑圧の象徴のようにみられる「ベール」、どうして行うのかよくわからない断食月(ラマダーン)やメッカ巡礼(ハッジ)などなど、イスラームについて何となく不思議に思っていたことが、イスラームの側から見たとき、どのような意味をもつのかがわかりやすく説かれています。文章もとても読みやすく、ひきこまれます。
「蒙を啓かれる」という読書の醍醐味を満喫できます。おすすめです。
悪名高い「イン・シャー・アッラー(神の意志あらば)」、タイミングや場所など他人におかまいなく行なっているかのように見えるお祈り、女性抑圧の象徴のようにみられる「ベール」、どうして行うのかよくわからない断食月(ラマダーン)やメッカ巡礼(ハッジ)などなど、イスラームについて何となく不思議に思っていたことが、イスラームの側から見たとき、どのような意味をもつのかがわかりやすく説かれています。文章もとても読みやすく、ひきこまれます。
「蒙を啓かれる」という読書の醍醐味を満喫できます。おすすめです。
2021年10月13日に日本でレビュー済み
タイトルは「日常世界」となっているが,イスラームという宗教の日常での実践についての記述がメイン.
中近東では今尚影響力の強い,部族社会という側面についての記述は殆どなし.
その点では社会学より,宗教学寄りの一冊.
▼
調査結果では意外にも,異文化環境の中でも,真面目なイスラーム教徒であり続けている人が大部分(p.3)
まあ,羽目を外している人というのは,それだけで目立つので…….
理念型としての「イスラーム社会」と,具象化され,様々な実情を露呈する「ムスリム社会」が区別されねばならないゆえん(p.10-11)
ファルド・ワージブ(義務)とハラーム(禁止)の中間的な,努力目標的な緩やかな範疇が実際には圧倒的に多いので,のびのびと生活できるイスラーム社会(p.31-33)
ムスタダアフ(弱者)が有する,援助を受ける権利(p.33-34)
サラートとドゥアーの違い(p.44-45)
サラートによって,「『白人』の多い職場での緊張がとれる」(p.51)
金曜日には仕事があるので,日曜日に家族揃ってモスク周辺までドライブ旅行を楽しむカナダ在住ムスリム(p.53)
図解入りの「ウドゥー(小浄)のやりかた」(p.55-57)
ムスリムに言わせれば,欧米人のほうが不潔(p.69)
礼拝の作法(p.58-64)
空手の稽古の前のお辞儀にも反発するムスリム(p.70)
「なにかのための礼拝ではない」(p.71)
▼
女性の相続分がイスラーム法で決められた背景(p.78-81)
「アラビア諸国において,女性が館長であることは,それほど珍しくない」(p.98)
▼
断食月食事時刻表示つきカレンダー(p.106)
シフト変更,就業時間変更などの「ラマダーン体制」(p.106-107)
「ラマダーン月は仕事にならない.彼らは出社するが,何もしない」とこぼす日系企業の日本人社員(p.108)
ラマダーン料理(p.110-111)
かえってファイトが出るラマダーン月(p.118)
ラマダーンは大人へのメルクマール(p.120)
断食月に巡礼する人が多い理由(p.126)
エアコン普及により,殺り易くなったラマダーン(p.129)
▼
ザムザムの泉とは?(p.137-138)
目に見える形での平等(p.141-142)
正月に相当するのが,巡礼月の犠牲祭と断食月明けの祭(p.150)
見知らぬ人へも訪問し合う「ジャーラ」(p.163-164)
「ゆとろぎ」こと「ラーハ」.「ラーハ」における香の役割(p.184-202)
「知らないことは罪悪だ」を意味する「イルム」.クルアーン58章11節にもある「知識は,人間に与えられた神の祝福である」(p.193-194)
▼
近代西欧社会では「神への信仰よりも,人の力への信仰が優先するようになった」(p.20),「人間性強説」(p.21),それに対するイスラーム社会は「人間性弱説」(p.24-32)という対比論は,ちと極論ではないかと.
自然との共存意識をイスラーム由来の発想としているかのような記述(p.35-38)にも疑問が.
「離婚した女性が不利な立場に立たされることは全くない」(p.84-85)???
イスラーム社会では欧米のウーマンリヴに先行しているかのような記述にも疑問.
硫酸をかけられることもあるなどの深刻なDV問題は,どこへ行ったんだ?
イラン革命万歳トーンは今日では,当のイラン人でさえ微妙に思われる記述だろう.
本書のタウヒード論(p.202)は,著者独特のものであるようなので,その点にも留意されたし.
要するに本書は,それまでの日本の,あまりにも欧米寄り過ぎたイスラーム観をただすという点では価値があるものの,その点に拘り過ぎて牽強付会になっている部分も有するので注意.
そのあたりはクロスチェックが必要.
▼
繰り返しになるが,あまりにも欧米寄り過ぎたイスラーム観を改訂するという点では有意義.
読めば?
【関心率28.63%:全ページ中,手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合.当方にとっての必要性基準】
中近東では今尚影響力の強い,部族社会という側面についての記述は殆どなし.
その点では社会学より,宗教学寄りの一冊.
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調査結果では意外にも,異文化環境の中でも,真面目なイスラーム教徒であり続けている人が大部分(p.3)
まあ,羽目を外している人というのは,それだけで目立つので…….
理念型としての「イスラーム社会」と,具象化され,様々な実情を露呈する「ムスリム社会」が区別されねばならないゆえん(p.10-11)
ファルド・ワージブ(義務)とハラーム(禁止)の中間的な,努力目標的な緩やかな範疇が実際には圧倒的に多いので,のびのびと生活できるイスラーム社会(p.31-33)
ムスタダアフ(弱者)が有する,援助を受ける権利(p.33-34)
サラートとドゥアーの違い(p.44-45)
サラートによって,「『白人』の多い職場での緊張がとれる」(p.51)
金曜日には仕事があるので,日曜日に家族揃ってモスク周辺までドライブ旅行を楽しむカナダ在住ムスリム(p.53)
図解入りの「ウドゥー(小浄)のやりかた」(p.55-57)
ムスリムに言わせれば,欧米人のほうが不潔(p.69)
礼拝の作法(p.58-64)
空手の稽古の前のお辞儀にも反発するムスリム(p.70)
「なにかのための礼拝ではない」(p.71)
▼
女性の相続分がイスラーム法で決められた背景(p.78-81)
「アラビア諸国において,女性が館長であることは,それほど珍しくない」(p.98)
▼
断食月食事時刻表示つきカレンダー(p.106)
シフト変更,就業時間変更などの「ラマダーン体制」(p.106-107)
「ラマダーン月は仕事にならない.彼らは出社するが,何もしない」とこぼす日系企業の日本人社員(p.108)
ラマダーン料理(p.110-111)
かえってファイトが出るラマダーン月(p.118)
ラマダーンは大人へのメルクマール(p.120)
断食月に巡礼する人が多い理由(p.126)
エアコン普及により,殺り易くなったラマダーン(p.129)
▼
ザムザムの泉とは?(p.137-138)
目に見える形での平等(p.141-142)
正月に相当するのが,巡礼月の犠牲祭と断食月明けの祭(p.150)
見知らぬ人へも訪問し合う「ジャーラ」(p.163-164)
「ゆとろぎ」こと「ラーハ」.「ラーハ」における香の役割(p.184-202)
「知らないことは罪悪だ」を意味する「イルム」.クルアーン58章11節にもある「知識は,人間に与えられた神の祝福である」(p.193-194)
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近代西欧社会では「神への信仰よりも,人の力への信仰が優先するようになった」(p.20),「人間性強説」(p.21),それに対するイスラーム社会は「人間性弱説」(p.24-32)という対比論は,ちと極論ではないかと.
自然との共存意識をイスラーム由来の発想としているかのような記述(p.35-38)にも疑問が.
「離婚した女性が不利な立場に立たされることは全くない」(p.84-85)???
イスラーム社会では欧米のウーマンリヴに先行しているかのような記述にも疑問.
硫酸をかけられることもあるなどの深刻なDV問題は,どこへ行ったんだ?
イラン革命万歳トーンは今日では,当のイラン人でさえ微妙に思われる記述だろう.
本書のタウヒード論(p.202)は,著者独特のものであるようなので,その点にも留意されたし.
要するに本書は,それまでの日本の,あまりにも欧米寄り過ぎたイスラーム観をただすという点では価値があるものの,その点に拘り過ぎて牽強付会になっている部分も有するので注意.
そのあたりはクロスチェックが必要.
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繰り返しになるが,あまりにも欧米寄り過ぎたイスラーム観を改訂するという点では有意義.
読めば?
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