気が遠くなるような単調で地味な作業、片時も目が離せない壊れやすい
作業環境。そんなインキュベーションの結果生まれるのがゲランドの塩。
日本の疲弊した一時産業も大いに習う必要がある。
人間が関わると人件費が発生して、コストが上がることにすっかり
馴れ、手間ひまかけて作り上げていくことをすっかり忘れた日本。
訴える要素を語り部がお客様の心に伝えていくことが出来れば、
人件費も付加価値として商品に吸収されていく。
ただ収穫するだけの産業から育て上げる産業にいち早く変革した
パイオニアがゲランドであったとすれば、日本も大勢の匠が活躍する
場を整備し直す必要があるのではないか。
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ゲランドの塩物語: 未来の生態系のために (岩波新書 新赤版 730) 新書 – 2001/5/18
コリン・コバヤシ
(著)
フランス北西部の町,ゲランド.伝統的手法を守って採られる天然塩は料理界で珍重されているが,乱開発の波に抗し,地域と産業を再興させた人々の起伏に満ちた営みは,その背景にある.生命多様性の宝庫である塩田からのメッセージは,食の安全性への重要な示唆と,地球規模の環境問題に地域の営みがつながる教訓に満ちている.
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2001/5/18
- ISBN-104004307309
- ISBN-13978-4004307303
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2001/5/18)
- 発売日 : 2001/5/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 200ページ
- ISBN-10 : 4004307309
- ISBN-13 : 978-4004307303
- Amazon 売れ筋ランキング: - 781,916位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年3月22日に日本でレビュー済み
フランスでの塩の生産現場を題材に、資源の輪廻について語ろうとしている。
岩波新書という形式の利点を最大限発揮した作品であると思われる。
新書は、こういう題材をまとめるのによい。
フランスに行ったときに、今度こそ、塩について学んでこようと思った。
岩波新書という形式の利点を最大限発揮した作品であると思われる。
新書は、こういう題材をまとめるのによい。
フランスに行ったときに、今度こそ、塩について学んでこようと思った。
2004年12月9日に日本でレビュー済み
タラソテラピーを経験してから、フランスの海や塩について知りたいと思っていた。フランスの田舎も旅したい・・そんな気持ちから手に取った本書は、始めは紀行気分も味わわせてくれる。
しかし、もっとすごかった。塩作りの生態、若者たちのもうひとつの働き方への気づき、リゾート開発から塩田を守り村おこし、ヨーロッパを襲った食品の安全性への恐怖、環境保護運動。
ゲランドの地域に根ざし、かつグローバルに問題提起を行ってくれる。
ゲランドでは塩職人の子が大学で地理学を学んで、また塩職人になる。フランスの農業の根強さを見た気がした。
せっかくなので、おいしいゲランドの塩がどのように使われているのかまで紹介してくれてもよかったかもしれない。
しかし、もっとすごかった。塩作りの生態、若者たちのもうひとつの働き方への気づき、リゾート開発から塩田を守り村おこし、ヨーロッパを襲った食品の安全性への恐怖、環境保護運動。
ゲランドの地域に根ざし、かつグローバルに問題提起を行ってくれる。
ゲランドでは塩職人の子が大学で地理学を学んで、また塩職人になる。フランスの農業の根強さを見た気がした。
せっかくなので、おいしいゲランドの塩がどのように使われているのかまで紹介してくれてもよかったかもしれない。