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ロシア異界幻想 (岩波新書 新赤版 772) 新書 – 2002/2/20
栗原 成郎
(著)
北方の森の民スラヴ人にとっての「異界」とは,キリスト教以前の異教的色彩を色濃く残した世界である.夜ごと訪れる亡者や家の精ドモヴォイたちは現代ロシア人の意識の深層に今も息づいている.そして死神や地獄の生々しい絵画,ロシア思潮の根底に流れる霊や終末のイメージを織り込みながら,世界樹へとつながる壮大な宇宙へと誘う.
- 本の長さ204ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2002/2/20
- ISBN-104004307724
- ISBN-13978-4004307723
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2002/2/20)
- 発売日 : 2002/2/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 204ページ
- ISBN-10 : 4004307724
- ISBN-13 : 978-4004307723
- Amazon 売れ筋ランキング: - 71,785位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本語で読めるスラブ系地域の民俗学的な著作は少なく、それだけでも一読の価値はある。それだけでも十分なのに、著者の筆致も非常に巧みで、ロシアの異界にグイグイと引き込まれる感覚を覚える。土着信仰とキリスト教の宗教的な混淆により生まれた、豊穣なロシア民衆の世界に触れられる。一年に何度かは読み返したい本である。
2008年4月23日に日本でレビュー済み
ロシア文化について興味があるという初心者の方には、価格も厚さも手ごろだと思います。
読みやすく難しくなく、美しい文章に私はすっかり読み入ってしまいました。
ロシア人の好きな小咄なども出てくるので、堅苦しさはさほど感じません。
タイトル通り幻想の香りが濃厚に漂うこの本は、何度も読み返している一冊です。
眠れない夜などにも良いのではないでしょうか?
読みやすく難しくなく、美しい文章に私はすっかり読み入ってしまいました。
ロシア人の好きな小咄なども出てくるので、堅苦しさはさほど感じません。
タイトル通り幻想の香りが濃厚に漂うこの本は、何度も読み返している一冊です。
眠れない夜などにも良いのではないでしょうか?
2008年9月14日に日本でレビュー済み
内容も素晴らしいが、文章も素晴らしい。本を開いたそのときから、香り立つ洗練された文章に幻惑される。確実に。
2006年4月1日に日本でレビュー済み
ファンタジーという言葉が巷に氾濫し、その値打ちは限りなく軽くなりつつある。が、その言葉の意味と重さを思い出させてくれる、異界への案内書。体制が人工国家ソヴィエトであっても、彼の地ににおける異界への向き合い方・つきあい方は結局ルーシの大地から伝承されたものにほかならなかった。それほどの重く深い事物を、分かりやすく、軽すぎず重すぎず解説してくれた、ページをめくるたびにそこから流れ出るファンタジーに幻想したい方ぜひ。
そしてファンタジーという言葉を再確認したい方は、特に買って損なし!
そしてファンタジーという言葉を再確認したい方は、特に買って損なし!